バランス型インデックスファンド、リターン・リスクを徹底比較。各アセットクラスのデータもあります。

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[最終更新日 2017年9月11日] 最新のデータにupdateしました。

バランス型インデックスファンド、一本で分散投資出来る利便性の良さから人気の商品ですが、数あるバランスファンドの中から、どれを選んだらよいのか迷われる方も多いかと思います。

そこで、主なバランス型インデックスファンド15本のリターン、リスク、及びシャープレシオを調べてみます。(全世界株式2本を含みます。)

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと世界経済インデックスファンドについては↓の記事も参照して下さい。
参考記事セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド vs. 世界経済インデックスファンド。過去のリターン・リスクから徹底比較。

リターン・リスク・シャープレシオの意味がよく分からない方は↓の記事を参考にして下さい。
参考記事投資における期待リターンとリスクの考え方

バランス型インデックスファンドではなく、個々のインデックスファンドを組み合わせて投資を行っている方でも、それぞれのバランスファンドの資産配分と、そのリターン、リスクは参考になるかと思います。

また、比較のため、個々のアセットクラスのインデックスファンドのリターン・リスクも同時に調べます。

尚、当然ですが、これからお見せするデータは全て過去のものであり、将来のリータンを保証するものではない事に注意して下さい。

比較したバランス型インデックスファンド

下記のバランス型インデックスファンドのリターン・リスクを計算しました。

また、個々のアセットクラスのインデックスファンドとして、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するSMTインデックスシリーズのデータを使用させて頂きました。SMTインデックスシリーズは全部で21本と豊富な商品ラインアップを誇り、歴史のある純資産額も大きいインデックスファンドです。

尚、設定から日の浅い(またはまだ運用開始されていない)iFree 8資産バランスeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)たわらノーロード バランス(8資産均等型)SMT 日米インデックスバランス・オープンは十分なデータが無いため今回の調査から除外しました。8資産均等型については、信託報酬は異なりますが、同じ資産配分のeMAXIS バランス(8資産均等型)が参考になるかと思います。

尚、個々のバランス型インデックスファンドの詳細は↓の記事を参照して下さい。
参考記事バランス型インデックスファンド徹底比較

ファンド名称 本記事での略称 運用開始日
バランス型インデックスファンド
世界経済インデックスファンド 世界経済IF 2009.1.16
世界経済インデックスファンド(債券シフト型) 世界経済IF(債券) 2013.11.8
世界経済インデックスファンド(株式シフト型) 世界経済IF(株式) 2013.11.8
SMTインデックスバランス・オープン SMTバランス 2014.11.28
SBI資産設計オープン(資産形成型) スゴ6 SBIスゴ6 2008.1.9
eMAXIS バランス(8資産均等型) eMAXIS8 2011.10.31
eMAXIS バランス(波乗り型) eMAXIS(波) 2011.10.31
eMAXIS バランス(4資産均等型) eMAXIS4 2015.8.27
eMAXIS 債券バランス(2資産均等型) eMAXIS2 2015.8.27
ニッセイ・インデックスバランスファンド ニッセイ4 2015.8.27
Funds-i・内外7資産バランス・為替ヘッジ型 Funds-i 7 2013.9.12
Funds-i・海外5資産バランス Funds-i 5 2013.9.12
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド セゾンVGBF 2007.3.15
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド 三井住友全世界 2011.4.18
eMAXIS 全世界株式インデックス eMAXIS全世界 2010.7.20
(参考データ)個々のアセットクラスのインデックスファンド
SMT 国内債券インデックス・オープン 国内債券 2008.1.9
SMT TOPIXインデックス・オープン 国内株式 2008.1.9
SMT グローバル債券インデックス・オープン 先進国債券 2008.1.9
SMT グローバル株式インデックス・オープン 先進国株式 2008.1.9
SMT 新興国債券インデックス・オープン 新興国債券 2008.12.15
SMT 新興国株式インデックス・オープン 新興国株式 2008.12.15
SMT J-REITインデックス・オープン 国内REIT 2008.1.9
SMT グローバルREITインデックス・オープン 先進国REIT 2008.1.9

バランス型インデックスファンドの資産配分は下記の通りです。

 各バランス型インデックスファンドの資産配分
Funds 国内
先進国
新興国
国内
先進国 新興国
債券 株式 債券 株式 債券 株式 REIT REIT REIT
世界経済IF 5% 5% 30% 30% 15% 15%
世界経済IF(債券) 7.5% 2.5% 45% 15% 22.5% 7.5%
世界経済IF(株式) 2.5% 7.5% 15% 45% 7.5% 22.5%
SMTバランス 4% 4% 24% 24% 12% 12% 2% 12% 6%
SBIスゴ6 20% 20% 20% 20% 10% 10%
eMAXIS8 12.5% 12.5% 12.5% 12.5% 12.5% 12.5% 12.5% 12.5%
eMAXIS(波) 5% 5% 12.5% 5% 12.5% 5% 12.5% 12.5%
トレンドフォローに30%
eMAXIS4 25% 25% 25% 25% % %
eMAXIS2 50% 50%
ニッセイ4 25% 25% 25% 25%
Funds-i 7 11.1% 16.7% 11.1% 16.7% 11.1% 16.7% 16.7%
Funds-i 5 16.7% 16.7% 16.7% 16.7% 33.3%
セゾンVGBF 8.1% 4.0% 42.3% 39.5% 5.2%
三井住友全世界 88% 12%
eMAXIS全世界 88% 12%

調査結果 

 評価方法

各ファンドの基準価額(分配金再投資)の月次データ(終値)から、年率換算のリターン、リスクを計算しました。

*各ファンドの基準価額は、それぞれの運用会社のデータを引用させて頂きました。リターン・リスクは「しんたろう」が独自に計算。

シャープレシオ(S/R)は、無リスク資産の収益率0としています。

シャープレシオ = リターン / リスク

一般的にシャープレシオの数字が大きいほど、投資効率が良いとされています。

*基準価額は信託報酬等のコストが差し引かれた後の価額です。

直近1年のリターン・リスク

先ずは、直近1年(2016年8月~2017年8月)までのパフォーマンスを比較します。

年率換算のリスクに対してリターンをプロットします。

バアンスファンド

当然ですが、基本的にはリターンが高いほどリスクも上がります。

リターンだけで見ると、株式配分比率の高いバランス型ファンドが上位にきていますが、その分、リスクも上がっている事が確認できます。

次に、シャープレシオ(S/R)を計算し、その大きい順に並べて表にします。

*表中、グレーで塗りつぶしてある行は個々のアセットクラスのインデックスファンドです。

直近1年間のリターン・リスク・シャープレシオ 
  ファンド リターン リスク S/R
  新興国株式 31.6% 4.4% 7.17
1 世界経済インデックスファンド(株式) 21.1% 6.2% 3.38
  国内株式 23.9% 7.2% 3.33
2 世界経済インデックスファンド 17.2% 5.7% 3.03
  新興国債券 16.0% 5.9% 2.70
3 世界経済インデックスファンド(債券) 13.0% 5.1% 2.55
4 SMTインデックスバランス・オープン 14.8% 5.8% 2.53
5 eMAXIS 全世界株式インデックス 24.1% 9.6% 2.50
6 eMAXIS バランス(8資産均等型) 12.4% 5.0% 2.48
7 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド 23.8% 9.7% 2.46
8 ニッセイ・インデックスバランスファンド  12.9% 5.4% 2.40
9 eMAXIS バランス(4資産均等型) 12.8% 5.4% 2.38
10 eMAXIS バランス(波乗り型) 12.1% 5.3% 2.31
  先進国株式 23.3% 10.8% 2.15
11 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 14.4% 6.8% 2.11
12 Funds-i・海外5資産バランス  14.4% 7.3% 1.98
13 SBI資産設計オープン(資産形成型) スゴ6 10.2% 5.7% 1.79
  先進国債券 7.4% 6.5% 1.14
14 Funds-i・内外7資産バランス・為替ヘッジ型 3.6% 3.3% 1.10
  先進国REIT 5.1% 13.0% 0.39
  国内REIT -4.4% 6.5% -0.68
15 eMAXIS 債券バランス(2資産均等型) -2.6% 2.3% -1.11
  国内債券 -1.6% 1.4% -1.17

直近1年間で見れば、世界経済インデックスファンドの3本がシャープレシオでTOP3を占めています。

リターンだけだと、eMAXIS 全世界株式インデックス三井住友・DC全海外株式インデックスファンドがトップとなります。

ただ、このように直近○年間というデータは、現時点の基準価額の影響を強く受けますので、過去のデータを十分に反映されているとは言えず、ファンドの比較として十分ではありません。

そこで、スタート年月(起点)を1カ月ずつずらして○年間の年率リターン・リスクを複数の期間で計算し、その平均値で比較してみます。

3年間のリターン、リスクの平均値

2011年10月からのデータを使い、2011年10月から3年間、2011年11月から3年間というふうに、起点を1カ月ずつずらして、年率リターン・リスクを計算します。最後のデータは2014年8月から3年間となり、トータルで35個(区間)の年率リターン・リスクの値が計算されますので、その平均値で比較してみます。

前章と同様、年率リスクに対して年率リターンをプロットし、さらにシャープレシオの順に表にします。
(ここでは複数の区間でのリスクの平均値からシャープレシオを計算していますので、厳密な意味でのリスク・シャープレシオとは異なります)

バランスファンド リターン・リスク

全部で15本のバランスファンドを比較しましたが、2011年10月時点で運用されているものは図中にプロットされている7本だけとなります。

3年間のリターン・リスク・シャープレシオの平均値  
  ファンド リターン リスク S/R
 1 SBI資産設計オープン(資産形成型) スゴ6  12.9% 9.7% 1.33
  国内債券 2.2% 1.8% 1.27
  先進国REIT 18.0% 15.3% 1.18
 2 eMAXIS バランス(8資産均等型) 11.7% 10.3% 1.13
  先進国株式 18.0% 16.3% 1.10
  国内REIT 18.0% 16.3% 1.10
 3 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 12.0% 11.1% 1.09
 4 eMAXIS バランス(波乗り型) 10.1% 9.7% 1.04
  国内株式 17.0% 16.6% 1.02
 5 eMAXIS 全世界株式インデックス 16.4% 16.1% 1.02
 6 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド 16.3% 16.0% 1.02
  先進国債券 8.5% 8.9% 0.96
 7 世界経済インデックスファンド 10.0% 11.5% 0.87
  新興国株式 7.0% 17.9% 0.39
  新興国債券 2.4% 12.4% 0.19

個別の新興国株式・債券のシャープレシオが最も低くなっていますので、それに伴い、新興国株式・債券の配分比率に応じた順位となっています。

シャープレシオ1位は、新興国を含まないSBI資産設計オープン(資産形成型) スゴ6 。リターンも個別アセットクラスのファンドや、全世界株式を除くと最も高くなってます。

グラフを見ても、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド世界経済インデックスファンドeMAXIS バランス8資産均等型などより、スゴ6のパフォーマンスが良い事がわかります。(リスク小でリターン大)

5年間のリターン、リスクの平均値

同様に、今度は5年間で比較してみます。

最初のデータは2009年1月から5年間、そして最後は2012年8月から2017年8月までの5年間と、トータルで44個(区間)の年率リターン・リスクの値が算出されますので、その平均値で比較してみます。

バランスファンド リターン・リスク

2009年1月に運用されているのは、SBI資産設計オープン(資産形成型) スゴ6セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド世界経済インデックスファンドの3本だけになります。 

5年間のリターン・リスク・シャープレシオの平均値(2009.1~) 
  ファンド リターン リスク S/R
  国内債券 2.0% 1.6% 1.22
 1 SBI資産設計オープン(資産形成型) スゴ6  11.9% 11.0% 1.08
  先進国REIT 18.2% 17.6% 1.03
  先進国株式 17.1% 18.3% 0.93
 2 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 11.0% 11.9% 0.92
  国内REIT 17.6% 19.8% 0.89
  先進国債券 7.7% 9.5% 0.81
3 世界経済インデックスファンド 9.9% 13.1% 0.75
  国内株式 13.1% 17.8% 0.73
  新興国債券 5.0% 13.7% 0.37
  新興国株式 7.3% 20.9% 0.35

個々のアセットクラスでは新興国株式・債券、そして国内株式が最もシャープレシオが低くなっています。

バランスファンドで見ると、リターン、及びシャープレシオとも、

  1. SBI資産設計オープン(資産形成型) スゴ6
  2. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  3. 世界経済インデックスファンド

の順となっていますが、これは、そのまま新興国の比率で説明できます。

長期間のデータは上記3本のバランスファンドしかありませんが、これを個別のインデックスファンドの基準価額から推測して出した結果が↓の記事になります。もっと多くのバランスファンドの長期間のデータがわかります。
参考記事バランスファンドの過去のリターン・リスクを、個々のインデックスファンドから計算した合成指数で推測。

最後に

2009年以降で見ると、新興国のパフォーマンスが悪く、これに、どれだけ資産配分しているかでバランス型インデックスファンドのパフォーマンスが決まっているように見えます。

尚、表ではシャープレシオの順に並べましたが、投資のパフォーマンスはシャプレシオだけで決まるものではなく、期待するリターンを考慮した上で、バランスファンド選択の参考にして下さい。

なるべく長期間での比較を行いたかったのですが、まだ運用開始から日が浅いファンドが多く、十分な比較とは言えませんが、以上が、バランス型インデックスファンドのパフォーマンス(リターン、リスク、シャープレシオ)のまとめでした。

全て過去のデータで、将来どうようになるかは誰にも予測できません。

過去のデータを参考にしつつ、ご自分自身での将来の予想を加味し、それに適した資産配分となるバランス型ファンドをお選びください。

また、個々のアセットクラスのファンドを組み合わせる方にも、参考になるデータかと思います。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはセゾン投信で購入できます。口座開設は↓から。

投資信託|セゾン投信

その他のバランス型インデックスファンドや低コスト・インデックスファンドの購入は楽天証券で。
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