インデックス投資

【インデックス型バランスファンド】8資産均等型を徹底比較。(人気ランキング、リターン、ベンチマークとの乖離など)

投稿日:2017年12月11日 更新日:

インデックス型のバランスファンドとして、多くの運用会社が設定し、コスト(信託報酬)的にも低水準のファンドが揃っている8資産均等型

初めて投資を行う方からベテランまで、お勧めできるバランスファンドの一つです。

そんな8資産均等型バランスファンドを徹底比較します。

8資産均等型バランスファンド、各ファンドの基本情報と人気ランキング

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8資産均等型とは?

国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式、新興国債券、新興国株式、国内リート、先進国リートの8資産に均等に投資するバランスファンドです。

バランスファンド8資産均等型

8資産均等型の商品ラインアップとランキング

現在、8資産均等型のバランスファンドとして一般に購入できるファンド、及び、その信託報酬、実質コストを下表にまとめます。

尚、全て「つみたてNISA(積立NISA)の対象商品です。

8資産均等型バランスファンド
ファンド 設定日 信託報酬 実質
コスト
信託財産
留保額
純資産
総額
(百万円)

eMAXIS
Slim
バランス
(8資産均等型)
2017/5/9 0.2268% (決算前) 5,993
iFree
8資産
バランス
2016/9/8 0.2376%
0.429%
5,691
たわら
ノーロード
バランス
(8資産均等型)
2017/7/28 0.2376% (決算前) 162
(三菱UFJ)
つみたて
8資産均等
バランス
2017/8/16 0.2376% (決算前)
16
eMAXIS
バランス
(8資産均等)
2011/10/31 0.5400% 0.608% 0.15% 24,698
SMT
8資産
インデックス
バランス
2017/8/25 0.5400% (決算前) 0.1% 3

*純資産総額は2017.11.9時点
*eMAXIS、eMAXIS Slim、つみたての3本は三菱UFJ国際投信が同じマザーファンドで運用するファンドです。

ベンチマーク

同じ8資産均等型でも新興国部分のベンチマークが異なります。

8資産均等型のベンチマーク
   eMAXIS
eMAXIS Slim
つみたて
SMT
iFree たわら
ノーロード 
国内債券  NOMURA-BPI総合  
国内株式  TOPIX   
先進国債券  シティ世界国債インデックス  
先進国株式  MSCI Kokusai   
新興国債券  JPモルガンGBI-EM
グローバル・
ダイバーシファイド  
JPモルガン・
エマージング
・マーケット
・ボンド
・インデックス
・プラス 
新興国株式  MSCI
エマージング 
FTSE RAF
エマージング 
 MSCI
エマージング 
国内REIT   東証REIT指数
先進国REIT  S&P先進国REIT指数(除く日本)  

iFree新興国株式が、たわらノーロード新興国債券が他のファンドとベンチマークが異なります。

コスト(信託報酬)で選ぶなら。

上表は信託報酬順に並べてありますが、信託報酬で選ぶなら「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」。

2017年11月10日に信託報酬の引下げを行い、最低水準の信託報酬となっています。

最も売れている人気のファンドは? 2017年11月

各ファンドの純資産総額は上表に記載してありますが、それぞれのファンドの設定日が異なりますので、ここでは2017年11月の1カ月間の純資産総額の実質増減額を比較してみます。

*実質増減額=(11/30の純資産総額) - (10/31の純資産総額) x (1カ月騰落率+1)

2017年11月の実質増減額
順位 ファンド 実質増減額
(百万円)

1 eMAXIS Slim 
バランス(8資産均等型)
761
2 iFree
8資産バランス
356
3 eMAXIS 
バランス(8資産均等)
313
4 たわらノーロード
バランス(8資産均等型)
29
5 (三菱UFJ)つみたて
8資産均等バランス
1
6 SMT 8資産
インデックスバランス
-1

圧倒的な差をつけて一位となったのはeMAXIS Slim。信託報酬の低さと安定した運用を期待しての事でしょう。

2位はiFree

ちょっと意外だったのはたわらノーロードeMAXIS Slimの4%程度しか売れていません。

 

8資産均等型バランスファンド、各ファンドのパフォーマンス比較。

各ファンドの騰落率を比較します。

尚、上記6本の8資産均等型バランスファンドに加え、個別のインデックスファンドの基準価額から8資産均等型と同じになるような合成指数を作成し、これと比較する事でベンチマークとの乖離を見てみます。

個別のインデックスファンドから計算した合成指数

下記5つの合成指数を計算します。

 eMAXIS, eMAXIS Slim、SMT 8資産均等型
と同じベンチマークの合成指数 
合成指数
(低コスト)
低コストのファンドで合成指数作成。
TOPIXは<購入・換金手数料なし>ニッセイ、
新興国債券はiFree、
その他6資産はたわらノーロードを使用。
合成指数
(SMT)
SMTシリーズの各インデックスファンド
から計算。
合成指数
(eMAXIS)
eMAXISシリーズの各インデックス
ファンドから計算。
 たわらノーロード バランス(8資産均等型)
と同じベンチマークの合成指数 
合成指数
(新興国
債券
DIAM)
上記、合成指数(低コスト)から、新興国債券
部分を、JPモルガン・エマージング・
マーケット・ボンド・インデックス・プラス
との連動を
目指す「DIAM新興国債券インデックス
ファンド<為替ヘッジなし>」に変更。
iFree 8資産バランスと
同じベンチマークの合成指数 
合成指数
(新興国
株式
iFree)
上記、合成指数(低コスト)から、
新興国株式部分をFTSE RAFIエマージング
との連動を目指す
「iFree新興国株式インデックス」に変更。

6カ月騰落率からみる、eMAXIS、eMAXIS Slim、iFreeのパフォーマンス

先ずは2017年11月末日時点の信託報酬(1/2)に対する6カ月騰落率を見てみます。

*たわらノーロード、SMTは設定から未だ6カ月経っていませんのでデータはありません。

8資産均等型バランスファンド

 

eMAXIS、eMAXIS Slimとも、3つの合成指数を含めて傾き-1の直線上にのっている事から、ベンチマークとの乖離はないと推測されます。そして、それぞれのファンドが信託報酬に応じた騰落率となっています。

一方、iFree 8資産は、合成指数(新興国株式iFree)から0.1%程下振れしているように見えます。図は省略しますが、1年騰落率で見ても0.4%程度の下振れが見えます。

iFreeの騰落率がeMAXIS等より低いこと自体は、新興国株式のベンチマークが異なりますので、この短期間だけで優劣をつける事は出来ませんが、この下振れはベンチマークとの乖離の可能性があります。(勿論、合成指数の中のiFree新興国株式だけが大きく乖離している可能性も否定は出来ませんが)

尚、iFreeの新興国株式部分のベンチマークであるFTSE RAFIエマージングの詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事大和投資信託「iFree 新興国株式インデックス」ってベンチマークが違うけど、どうなの? 

1カ月・3カ月騰落率でみる、たわらノーロード、SMTのパフォーマンス

信託報酬に対する1カ月騰落率、3カ月騰落率を見てみます。

8資産均等型バランスファンド

8資産均等型バランスファンド

SMT8資産eMAXISと同じベンチマークですが、1カ月では若干上振れ、3カ月では下振れと、設定から日が浅い事もあり未だ運用が安定していません。

(三菱UFJ)つみたて8資産均等、これも設定から日が浅いにも関わらず、eMAXIS Slimと同等の騰落率を示しており、問題ない順調な滑り出しです。

たわらノーロード8資産、1カ月騰落率はeMAXIS等より大きく下回り、3カ月で見ると逆に上回っています。これ自体は、(新興国債券の)ベンチマークの違いによるものですので問題ではありません。

ただ、信託報酬の異なる合成指数(新興国債券DIAM)と同じ騰落率となっている事から、ベンチマークに対してマイナス乖離しているか、あるいは実質コストが大きくなっている可能性があります。

尚、たわらノーロード8資産の新興国債券がベンチマークとしているJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラスの詳細については、↓の記事を参照して下さい。
参考記事新興国債券インデックスファンドの二つのベンチマーク(GBI-EM、EMBI+)

 

まとめ

8資産均等型のバランスファンド、今、最も人気のあるeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)、信託報酬の低さに加え、その運用も安定しています。

同じ三菱UFJ国際投信が運用するeMAXIS(Slimが付かない方)を選択する理由はありません。つみたて8資産は、eMAXIS Slimと同等の騰落率ですが、今後のさらなる信託報酬引下げの可能性を考えると、他社と対抗する事を謳っているeMAXIS Slimの方が良いでしょう。

eMAXIS Slimバランスは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券等で購入出来ます。

公式サイトSBI証券 楽天証券 マネックス証券

また、8資産均等型を含めeMAXIS Slimをラインアップしている個人型確定拠出年金(iDeCo)はマネックス証券のiDeCoプラン。
公式サイト マネックス証券 iDeCo

SMT 8資産は、運用が安定するまでもう暫く待った方が良いですね。それに信託報酬もちょっと時代遅れの感がありますし。

新興国債券・株式のベンチマークがそれぞれ異なるたわらノーロードバランス(8資産均等型)iFree 8資産バランスは、今回の評価だけで優劣をつける事は出来ませんが、ベンチマークが違うという事を認識し、かつ、その特性を十分理解した上で購入される事をお勧めします。

またiFree 8資産バランスは、実質コストが多少大きくなっている事にも留意して下さい。

8資産均等型のリスク・リターンは↓の記事を参考にして下さい。
参考記事【インデックス型バランスファンド】8資産均等型ってどうなの? 世界経済インデックスファンドやセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと比較。

各インデックスファンドの一覧、実質コストは↓を参照して下さい。
参考記事インデックスファンド・コスト比較

バランスファンドの一覧・詳細は↓を参照して下さい。
参考記事バランス型インデックスファンド徹底比較

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