[先進国株式インデックスファンド]信託報酬と騰落率の関係。あの、ニッセイはどうなった?

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以前、先進国株式インデックスファンド、2016年10月のマンスリーレポート(月次報告書)から、6カ月の騰落率と信託報酬の関係をまとめました。

信託報酬の違いがちゃんと騰落率に反映されているか、先進国株式のインデックスファンドで確認してみました。
先日のアメリカ大統領選挙での急激な為替変動を受けて、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが、ベンチマーク...

今回、2016年11月のマンスリーレポートで同様の比較を行います。

11月と言えば、トランプ大統領の誕生で相場が大きく動いた月です。あの、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが、ベンチマークに対して大きく乖離してしまうという事件(?)がありました。公式なプレスリリースはこちら

[先進国株式] 信託報酬と6カ月騰落率の関係

2016年10月末での6カ月騰落率

先ずは、前回の記事でもお見せした、2016年10月の結果です。

msci-kokusai-6month-funds_2016106カ月騰落率と信託報酬(6カ月なので1/2にしています)の関係です。

グレーの点線は傾き-1の線です。

(注意)信託報酬と騰落率の関係は、理想的には、その傾き=-[ベンチマークの騰落率+1]となります。例えば、ベンチマーク騰落率が+10%なら傾き-1.1、-10%なら傾き-0.9となります。騰落率が+-10%以内だったら、傾き-0.9~-1.1の範囲に収まるという事です。

2016年10月末時点では、信託報酬に概ね依存した騰落率となっています。

2016年11月末での6カ月騰落率

さて、本題の11月末の結果です。

msci-kokusai-6month-funds_201611

グラフの見方は10月と同じです。

今回、注目の、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、ほぼ同じ信託報酬の「たわらノーロード」に比較し、騰落率0.37%も低くなってます。

0.1%、いや0.01%という次元で信託報酬を競い合っている時代に、0.37%の違いというのは、とてつもなく大きな値です。

11月の結果、10月に比べて、ニッセイ以外も、ファンドによる騰落率の差が大きくなっているように見えます。

いったい、どのファンドが、ベンチマークに、より近いパフォーマンスをだしているのでしょう? もう少し詳しく見ていきます。

信託報酬を除いたベンチマークとの乖離

ベンチマークとの乖離の原因の要素の一つが信託報酬。ただ、これは購入時にわかっている事ですので、信託報酬の成分を除外して、乖離を見てみます。

評価方法

ベンチマークを揃える。

ベンチマーク、同じMSCI Kokusai(除く日本)とは言え、ファンドによって、配当込または配当含まずの2種類があります。さらに配当込であっても、マンスリーレポートに記載されていベンチマークの騰落率はファンド毎に異なる場合があります(運用会社に電話で確認してみましたが、各会社が独自に円換算する場合があり、そのレートの違いだろうとの事)

そこで、ベンチマークの騰落率、「たわらノーロード」のマンスリーレポートに記載されている値を全ファンドに適用します(どのベンチマーク騰落率が正しいとかいう問題ではなく、単に基準を統一するという事です。)

ベンチマークから信託報酬分を除外する

各ファンドに対して、

(ベンチマーク騰落率 + 1 ) x ( 1 – 信託報酬/2) – 1

を計算します。

これが、ベンチマークから信託報酬を除外した騰落率となります。信託報酬を2で割っているのは、6カ月の騰落率で比較するからです。

信託報酬を除いたベンチマークからの乖離

各ファンドの騰落率と、上で求めた「ベンチマークから信託報酬を除外した騰落率」の差分を求めます。

これが、真の乖離、即ち、ベンチマークにちゃんと連動した運用になっているかの指標になります。(ただし、信託報酬以外のコストは含まれます。)

結果

以上の手順で計算した「信託報酬を除いたベンチマークからの乖離」を以下に示します。

各ファンドのマザーファンドの純資産総額に対してプロットします。
(マザーファンド純資産総額は、各ファンドの決算時の運用報告書から調べていますので、ファンドによって最大1年、時期が異なります。)

msci-kokusai-6month-funds_tracking_error_201611

最も、乖離が0%に近いのがSMTシリーズ。ただ、信託報酬以外のコストが必ずかかる事を考えると、実際は、プラス側に乖離していると思われます。

SMT、日興DCインデックス、たわら、インデックスeなどは、概ね0.10%の中に入っており、問題ないレベルでしょう。

eMAXISやFunds-iシリーズは、約0.20%と、ちょっと乖離が大きいように見えます。

そしてニッセイは・・・

ニッセイはマザーファンド総資産額が小さいという難点がありますが、上図を見る限り、それで説明できるようなものではないです。乖離と総資産額に特に依存性は見えません。

まとめ

11月末日のマンスリーレポートから、先進国株式インデックスファンドの信託報酬に対する騰落率の依存、及び、信託報酬分を除いた真のベンチマークとの乖離を見てきました。

今回、SMTシリーズが最も乖離が小さいという結果になりましたが、1回の結果で判断できるものではありませんので、今後も継続して見ていきます。

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