バリュー平均法、ドルコスト法との比較を簡単なモデルで検証します ~その7~ まとめ

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今まで6回にわたり、いろいろなシンプルな株価モデルで、バリュー平均法とドルコスト法の比較を行ってきましたが、いかがでしたでしょうか? 「しんたろう」自身は多少バリュー平均法に対する理解が深まったと思っています。

さて、今回、今までの結果をまとめ、これで、この一連の検証は取りあえず終わりにしたいと思います。

今までの結果のまとめ

バリュー平均法は、ドルコスト法に比べ、下記のような特徴があります。

平均購入株価はバリューコスト法が安い、しかし、それだけで判断してはいけない。

殆どのケースで、平均購入株価(=総投資額/株数)は、バリュー平均法の方が安くなります。しかし、「平均購入株価が安い = より多くの利益を得る(または損失が少なくなる)」ではありません。平均購入株価だけで判断してはいけません。

株価の単調な上昇・下落局面に弱い

株価な単調な上昇局面では、バリュー平均法では株価の上昇とともに投資額を抑えてしまいます。その結果、折角の株価上昇の恩恵を十分に受けることが出来ず、大きな機会損失をしてしまう結果になります。

一方、単調な下落局面では、株価の下落とともに投資額を増やしていき、最終的には大きな損失を出してしまいます。

株価上昇率以上にバリュー経路を増やしていけば、上昇局面に弱いという欠点は解決しますが、下落局面では、さらに損失が大きくなってしまい、根本的な解決にはなりません。

株価が短期的に上昇・下落を繰返すほど、さらにその変動幅が大きいほどバリュー平均法が優位になる。

株価が下がれば投資額を増やし、上がれば減らすバリュー平均法が真価を発揮するのは、株価の短期的な変動が大きい時です。

実際の株価は、毎日変動を繰り返しながら、長期的には上昇または下落していきます。長期的な上昇・下落率、短期的な上昇・下落率、この兼ね合いで、ドルコスト、バリュー平均法、どちらの積立方法が有利になるかが変わります。前者(長期的変動)が大きければドルコスト法、後者(短期的変動)であればバリュー平均法が有利となります。

株価が短期的に上昇・下落を繰返すほど、さらにその変動幅が大きいほど、特に投資期間末期のバリュー平均法の投資額の変動が大きくなる。

上述のようにバリュー平均法が得意とするパターンですが、投資末期になるほど、投資額の変動が大きくなってしまうという問題があります。ひどい場合は、積立というより、短期トレードのようになってしまいます。

売却無が現実的な積立方法か?

バリュー平均法では、バリュー経路以上の資産額になった時、その分を売却しますが、上述のように短期トレードのようになってしまう場合もありますので、「売却はしない」という制限を加えるのが現実的かと思います。課税の問題もありますし。

「売却はしない」事で、必ずしもパフォーマンスが落ちるわけではありません。場合によっては、この方が良い結果となる事もあります。

さらに「売却はしない」事で、結果的に投資額の上限を抑える効果も期待できます。

ただ、投資も売却もしない期間というのが長く続く場合もあり、投資する気満々の場合、何もしないというのは精神的に耐えられないかも?

「しんたろう」の結論は?

最初にバリュー平均法を知った時は、これは素晴らしい、是非実践したいと思っていたのですが、正直、今回の検証を通して、ちょっと期待外れという感覚を持ちました。

投資額の変動やリザーブ資金の確保等の問題をおいといても、パフォーマンスとして、バリュー平均法が万能という事はなく、ドルコスト法に負けてしまう事も有り得ます。

「しんたろう」は、当面、バリュー平均法を使うつもりはありません。従来通り、ドルコスト法をベースに積立を行います。スポット的に、株価の安くなった時に追加購入したり、あるいは逆に、ある程度の利益を確保したら売却することもありますが。

最後に

一連の検証は、適当な株価モデルを勝手に想定したもので、何かのパラメーターをちょっと変えれば、結果が変わってくる可能性もありますので注意して下さい。

バリュー平均法が決して万能な投資方法でない事、またバリュー平均法が得意とするパターン、苦手とするパターンを定性的に理解して頂ければ幸いです。

それと、今回はリターンにのみ注目して比較しましたが、リスクはどうなるのか? また適当なモデルでいくつも検証するのではなく、確率的に検証する方法はないのか? 等々、まだまだ結論を出すには不十分だとは思いますが、「しんたろう」の頭では残念ながら良い検証方法がわかりません。

取りあえず、今回の一連の検証は終わりにしますが、もっと勉強して、何か思いついたら再度記事にします。

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