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【インデックスファンド評価・解説】eMAXIS Slim先進国株式インデックス。

投稿日:2018年7月16日 更新日:

日本を除く先進国の株式に投資するインデックスファンドeMAXIS Slim 先進国株式インデックスについて解説します。

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[最終更新日:2018.11.5]最新の情報に更新。

*本記事は2018年11月5日時点の情報に基づき記載しています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基本情報

eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)シリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」をコンセプトとした三菱UFJ国際投信が運用するインデックスファンドで、「他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、機動的に信託報酬を引き下げることによって、今も、そしてこれからも業界最低水準を目指し続ける」と公表しています。実際、設定から既に数回の信託報酬引下げを行い、常に最低水準の座を維持しています。

今回解説するのは、先進国の株式に投資するeMAXIS Slim 先進国株式インデックス

先ず、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基本情報をまとめます。

運用会社 三菱UFJ国際投信
設定日 2017年2月27日
運用形態 インデックスファンド
投資形態 ファミリーファンド
ベンチマーク MSCI KOKUSAI(配当除く)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込) 0.11772%
実質コスト 0.197%
純資産総額 248.61億円(2018.11.5時点)
(マザーファンド) 純資産総額 3,245億円(2018.11.1時点)
分配金実績
つみたてNISA 対象商品
SBI証券ポイント還元年率 0.03%
楽天証券ポイント還元年率 0.048%

 

投資対象

ベンチマークMSCI KOKUSAI(コクサイ)[除く配当]で、日本を除く先進国の株式に投資します。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込]の2種類ありますが、[除く配当]だからといって(過去において)運用成績が劣るという事はありません。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

ただ、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意して下さい。ベンチマークが配当を含んでいませんので、通常はファンドの方が騰落率が高くなります。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

投資国

投資する国、比率は下図のようになります。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

画像引用:eMAXIS Slim先進国株式 マンスリーレポート(2018/9)

先進国といっても米国が約68%を占めます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

投資している銘柄は下表のようになります。(組入上位15銘柄)

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

画像引用:eMAXIS Slim先進国株式 マンスリーレポート(2018/9)

組入銘柄数は1318。このファンド1本で日本を除く先進国の1318社の株式を所有しているという事です。

上位15銘柄中14銘柄は米国が占めており、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(Googleの持ち株会社)など日本でも良く知られた企業が上位になっています。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの最大の魅力は、何と言っても信託報酬の低さ。

先進国株式インデックスファンドとしては、最低水準の0.11772%(税込)となっています。

実質コスト0.197%(税込)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

受益者還元型信託報酬

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、下表のように純資産総額に応じて信託報酬率が変わる受益者還元型信託報酬を採用しています。

多くの方が購入・投資し、純資産総額が大きくなれば、さらに信託報酬が低くなるという事です。

純資産総額 信託報酬(税込)
500億円未満の部分 0.11772%
500億円以上1,000億円未満の部分 0.11232%
1,000億円以上の部分 0.10692%

 

他社 先進国株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

MSCI KOKUSAIをベンチマークとする他社のインデックスファンドと比較してみます。

(低コスト)先進国株式インデックスファンドの信託報酬・実質コスト比較
ファンド 信託報酬
実質コスト
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
0.11772%
0.197%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ
外国株式インデックス

0.11772%
0.217%
iFree
外国株式インデックス

0.2052%
0.274%
i-SMT
グローバル株式インデックス

0.2052%
(0.243%)(*)
たわらノーロード
先進国株式

0.2160%
0.254%
三菱UFJ
つみたて
先進国株式

0.2160%
0.311%
Smart-i
先進国株式インデックス
0.2160%
0.484%

*i-SMTの実質コストは、信託報酬以外のコストがSMTと同一と仮定した推定値。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬は、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスと同率で最安値、

実質コストでは、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスが最も低くなっています。(但し実質コストは毎年変動します。)

コストで選ぶならeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと言って良いでしょう。

 

信託報酬の変更履歴

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、業界最低水準の信託報酬を目指し続けるというコンセプト通り、既に設定から複数回の信託報酬引下げを行っています。

eMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬変更履歴
引下げ日 信託報酬(税込) 備考
2017/2/27
 0.2160% 新規設定
2017/10/2 0.2052% iFree外国株式の引下げに対抗
2017/11/10 0.20412% ニッセイ外国株式の引下げに対抗
2018/1/30 0.11826% EXE-iつみたて先進国株式に対抗
2018/7/25 0.11772% ニッセイ外国株式の引下げに対抗

2018/1/30に行った大幅な信託報酬引下げは、ベンチマークが異なるSBI・先進国株式インデックス・ファンド(旧名称 :EXE-i つみたて)に対抗したものです。先進国株式という大きな括りの中であれば、ベンチマークが異なっていても「他社類似ファンド」とみなし、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、それにも対抗し、信託報酬最低水準を目指すという事になります。

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

大幅な信託報酬引下げを行った2018年1月以降、急激に資金流入が増え、毎月20億円前後の純流入となっています。純資産総額も設定から1年半で200億円を超え、その後も順調に伸びています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとならび、今、最も売れている先進国株式インデックスファンドの一つになります。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じMSCI KOKUSAIでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は、2018年10月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、最もコストが低く、そして、その低いコストに応じた高い騰落率になっている事がわかります。ベンチマークとの乖離も殆どありません。

尚、上図は2018年10月末時点の1年間騰落率ですが、信託報酬引下げを複数回行っているeMAXIS Slimは、この1年の平均信託報酬が0.1396%となります。現在の信託報酬率は0.11772%ですので、今後はさらに他社ファンドとの差が大きくなる事でしょう。

 

まとめ

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、他社を圧倒的に凌駕する低い信託報酬、さらに他社類似ファンドが引下げを行っても、(今までの実績では)即座に、それに対抗した引下げを行うなど、将来にわたってコスト面では優位にたつであろうファンドです。

そして、資金流入も大きく、純資産総額は順調に増えています。また、巨額の純資産を持つマザーファンドで安定した運用も行われています。

先進国株式インデックスファンド、特にMSCI KOKUSAIをベンチマークとするインデックスファンドとしては、最もお勧めできるファンドです。

ただ、(管理人は全く気にしていませんが)ベンチマークが配当除くという点が気になる方は、同じ信託報酬の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを選択すれば良いでしょう。

尚、三菱UFJ国際投信が運用するeMAXIS 先進国株式インデックス(Slimがつかない)つみたて先進国株式(つみたてんとうシリーズ)は、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと同じマザーファンドで運用する兄弟ファンドですので、この中では、コストが圧倒的に低いeMAXIS Slimを強くお勧めします。

 

購入先

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券 、岩井コスモ証券(ネット専用)、ジャパンネット銀行

現時点(2018.11)で、上記金融機関以外では購入出来ません。低い信託報酬(販売会社の利益が少ない)、かつ機動的な信託報酬の引下げに合意できる金融機関のみが取扱うという事でしょう。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのは、マネックス証券 iDeCo松井証券 iDeCo、それにSBI証券 iDeCo(セレクトコース)のみとなります。

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス (本記事)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

i-SMTグローバル株式インデックス 

たわらノーロード 先進国株式

つみたて先進国株式

 

他の先進国株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

eMAXIS Slimシリーズの他のファンドの評価・解説は下記記事をご覧ください。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

 

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