三菱UFJ国際投信が運用する超低コストのインデックスファンド、eMAXIS Slimシリーズに日経平均株価をベンチマークとする、
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
が新規に設定されます。
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
スポンサーリンク
今回新規に設定されるeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は、日経平均株価(日経225)をベンチマークとする国内株式インデックスファンドです。
既に運用が開始されているeMAXIS Slim 国内株式インデックスはTOPIXをベンチマークとするインデックスファンドですが、2018年2月2日より、eMAXIS Slim 国内株式インデックスはeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)に名称が変更になります。
コスト
購入時手数料、及び信託財産留保額ともにありません。
信託報酬 0.17172%(税込)です。
<購入・換金手数料なし>ニッセイを抜いて、最低水準の信託報酬となります。
TOPIXをベンチマークとするeMAXIS Slim 国内株式インデックスの信託報酬に合わせてきたのでしょう。
また、仮に信託報酬以外のコストが従来のeMAXISと同じと仮定すると、eMAXIS Slimの実質コストは0.177%となり、これも最低水準となります。
さらに、信託報酬は「受益者還元型」を導入しており、ファンドの純資産額に応じて下表のように信託報酬が下がります。
純資産総額 | 信託報酬(税込) |
500億円未満の部分 | 0.17172% |
500億円以上1,000億円未満 | 0.16632% |
1,000億円以上 | 0.16092% |
但し、既に2009年に設定されたeMAXIS日経225インデックス(Slimではない)の純資産総額が180億円(2018年1月16日現在)ですので、500億円以上に到達するのは、かなり先の事になると推測されます。
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)のマザーファンドは、純資産額の大きい「日経225マザーファンド」で、eMAXIS 日経225インデックスと同じですので、当初より安定した運用が期待できます。
設定日、販売会社
設定日 : 2018年2月2日
販売会社 : 楽天証券、SBI証券(*)
(*)SBI証券は2月7日より取扱いを開始します。
国内株式(日経平均株価)インデックスファンドの比較
参考記事インデックスファンド・コスト比較
より国内株式(日経平均)部分を抜粋。
*<購入・換金手数料なし>ニッセイの信託報酬は2018.2.16からの値。
*純資産総額は、上段がファンド(2018.1.11時点)、下段がマザーファンドの総資産額。
*eMAXIS Slim、野村つみたて、i-SMTは、信託報酬以外のコストが、それぞれeMAXIS、Funds-i、SMTと同じと仮定して計算。
ファンド | 配当 | 信託報酬 | 実質 コスト |
純資産総額 (百万円) |
eMAXIS Slim 国内株式 (日経平均) |
X | 0.17172% |
(0.177%) | --- 113,966 |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ日経平均 |
○ | 0.18252% |
0.199% | 1,903 113,030 |
iFree 日経225 |
X | 0.1836% |
0.190% |
663 138,756 |
野村つみたて 日本株投信 |
? | 0.1836% | (0.193%) | 26 54,313 |
たわらノーロード 日経225 |
X |
0.1836% |
0.191% |
3,180 3,923 |
i-SMT 日経225 インデックス |
? | 0.1836% | (0.198%) |
32 78,066 |
Smart-i 日経225 |
? | 0.1836% | (決算前) | 749 ??? |
三菱UFJ つみたて日本株式 (日経平均) |
0.1944% | (決算前) | 17 113,966 |
|
日経225 インデックスe |
X | 0.2052% | 0.216% |
1,225 10,144 |
SMT 日経225 |
X | 0.3996% | 0.414% |
8,003 34,674 |
eMAXIS 日経225 | X | 0.4320% | 0.437% | 17,053 113,966 |
Funds-i 日経225 | X | 0.4320% | 0.441% | 25,094 54,313 |
日興インデックス ファンド225 (日本株式) |
X | 0.6696% | 0.675% | 13,460 216,769 |
最後に
常に業界最低水準の信託報酬を目指すと公言しているeMAXIS Slimに国内株式(日経平均)が追加された事で、日経平均インデックスファンドでも、低価格化競争が激化すると推測。
投資家にとっては嬉しい事です。
日経平均株価との連動を目指すインデックスファンドの運用成績、純資産総額などは↓の記事を参照して下さい。
参考記事【国内株式(日経平均株価)インデックスファンド】2017年のベスト・ファンド、そして2018年おすすめのファンドは?