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【インデックスファンド評価・解説】eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)。

投稿日:2018年9月13日 更新日:

国内の株式に投資し、TOPIXとの連動を目指すインデックスファンドeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)について解説します。

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*本記事は2018年9月13日時点の情報に基づき記載しています。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基本情報

eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)シリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」をコンセプトとした三菱UFJ国際投信が運用するインデックスファンドで、「他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、機動的に信託報酬を引き下げることによって、今も、そしてこれからも業界最低水準を目指し続ける」と公表しています。実際、設定から既に数回の信託報酬引下げを行い、常に最低水準の座を維持しています。

今回解説するのは、国内の株式に投資するeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

先ず、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の基本情報をまとめます。

運用会社 三菱UFJ国際投信
設定日 2017年2月27日
運用形態 インデックスファンド
投資形態 ファミリーファンド
ベンチマーク TOPIX(配当除く)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込) 0.17172% 
実質コスト 0.178%
純資産総額 41.25億円(2018.9.13時点)
(マザーファンド) 純資産総額 2,760億円(2018.3.26時点)
分配金実績
つみたてNISA 対象商品
SBI証券ポイント還元年率 0.05%
楽天証券ポイント還元年率 0.048%

 

投資対象

ベンチマークTOPIX[除く配当]で、国内の株式に投資します。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込]の2種類ありますが、[除く配当]だからといって(過去において)運用成績が劣るという事はありません。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

ただ、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意して下さい。ベンチマークが配当を含んでいませんので、通常はファンドの方が騰落率が高くなります。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

投資銘柄

投資している銘柄数は2,104(2018.8月末日時点)、TOPIXの構成銘柄数は2102(2018.7月末日時点)ですので、ほぼ100%保有している事になります。

組入上位15銘柄は下表のようになります。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

画像引用:eMAXIS Slim先進国株式 マンスリーレポート(2018/8)

日本を代表する企業が上位を占めていますが、

1位のトヨタ自動車でも3.4%と、日経平均株価に比べ広く分散されている事がわかります。

また、日経平均株価では、1位 ファーストリテイリング、2位 ソフトバンクの2社で全体の約13%を占めますが、TOPIXではソフトバンクが1.9%、ファーストリテイリングは上位15位にも入っていません。

尚、TOPIXでは三菱UFJ FG、三井住友FG、みずほFGといった銀行業の比率が高いのも特徴です。

国内株式を代表する指数としてTOPIX、日経平均株価がありますが、両者の違い・比較については下記の記事をご覧ください。
参考記事【国内株式インデックスファンド】TOPIX、日経平均株価どちらを選ぶ? 過去の成績を徹底比較。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の最大の魅力は、何と言っても信託報酬の低さ。

国内株式(TOPIX)インデックスファンドとしては、最低水準の0.17172%(税込)となっています。

実質コスト0.178%(税込)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

受益者還元型信託報酬

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、下表のように純資産総額に応じて信託報酬率が変わる受益者還元型信託報酬を採用しています。

純資産総額 信託報酬(税込)
500億円未満の部分 0.17172%
500億円以上1,000億円未満の部分 0.16632%
1,000億円以上の部分 0.16092%

 

他社 国内株式(TOPIX)インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

TOPIXをベンチマークとする他社のインデックスファンドと比較してみます。

(低コスト)国内株式(TOPIX)インデックスファンドの信託報酬・実質コスト比較
ファンド 信託報酬
実質コスト
eMAXIS Slim
国内株式(TOPIX)
0.17172%
0.178%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ
TOPIXインデックス
0.17172%
0.180%
三井住友・DC
つみたてNISA・
日本株インデックス
0.1728%
0.184%
iFree
TOPIXインデックス
0.1836%
0.190%
たわらノーロード
TOPIX
0.1836%
0.187%
i-SMT
TOPIXインデックス
0.1836%
(0.190%)(*)
Smart-i
TOPIXインデックス
0.1836%
0.277%
三菱UFJ
つみたて
日本株式(TOPIX)
0.1944%
0.199%

*i-SMTの実質コストは、信託報酬以外のコストがSMTと同一と仮定した推定値。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の信託報酬は、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスと同率で最安値、

実質コストでは、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)が僅差ながら最も低くなっています。(但し実質コストは毎年変動します。)

コストで選ぶならeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)と言って良いでしょう。

ただ、先進国株式、新興国株式のように他のファンドと大きな差がある訳ではありません。

 

信託報酬の変更履歴

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、業界最低水準の信託報酬を目指し続けるというコンセプト通り、既に設定から複数回の信託報酬引下げを行っています。

eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の信託報酬変更履歴
引下げ日 信託報酬(税込) 備考
2017/2/27
 0.1944% 新規設定
2017/10/2 0.1836% たわらノーロード、iFree TOPIXの引下げに対抗
2017/11/10 0.17172% <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXの引下げに対抗
??? ???% ???

2017年2月に新規設定された後、既に2回の信託報酬引下げを行い、(一時期を除き)最低水準の信託報酬を実現しています。

 

 

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

2017年末より急激に資金流入が増え、ほぼ毎月2~6億円の安定した資金流入が続いています。純資産総額も設定から1年半で40億円を超えています。

今、最も売れている国内株式(TOPIX)インデックスファンドの一つになります。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じTOPIXでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込インデックスを、ここではベンチマークと定義します。
尚、国内株式の場合、所有する銘柄から配当があっても、それに課税される事無くファンドの資産となります。

下図は、2018年8月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

図中グレーの点線は、コストが0の時、配当込指数と一致し、ベンチマーク騰落率から決まる傾きの直線です。
グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、最もコストが低く、そして、その低いコストに応じた高い騰落率になっている事がわかります。そしてベンチマークとの乖離も殆どありません。

尚、上図は2018年8月末時点の1年間騰落率ですが、信託報酬引下げを複数回行っているeMAXIS Slimは、この1年の平均信託報酬が0.1750%となります。現在の信託報酬率は0.17172%ですので、今後はさらに低いコストとなります。

 

まとめ

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、他社類似ファンドが引下げを行っても、(今までの実績では)即座に、それに対抗した引下げを行うなど、将来にわたってコスト面では優位にたつであろうファンドです。

国内株式(TOPIX)インデックスファンドとして、お勧めできるファンドの一つとなります。

まだ設定から日が浅い事もあり、ファンド純資産総額が他社ライバルファンドに比べて小さいという懸念はありますが、資金流入は順調ですので今後伸びてく事でしょう。さらに巨額の純資産を持つマザーファンドで安定した運用も行われています。

信託報酬・マザーファンド純資産総額を重視するならeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)という選択になるかと思います。

ただ、(管理人は全く気にしていませんが)ベンチマークが配当除くという点が気になる方は、同じ信託報酬の<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスや、若干信託報酬は上がりますが、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドを選択すれば良いでしょう。

尚、三菱UFJ国際投信が運用するeMAXIS TOPIXインデックス(Slimがつかない)つみたて日本株式(TOPIX)(つみたてんとうシリーズ)は、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)と同じマザーファンドで運用する兄弟ファンドですので、この中では、コストが圧倒的に低いeMAXIS Slimを強くお勧めします。

 

購入先

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券 、ジャパンネット銀行、岩井コスモ証券(ネット専用)

現時点(2018.9)で、上記金融機関以外では購入出来ません。低い信託報酬(販売会社の利益が少ない)、かつ機動的な信託報酬の引下げに合意できる金融機関のみが取扱うという事でしょう。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)   (本記事)

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックス

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

iFree TOPIXインデックス

たわらノーロード TOPIX

 

他の国内株式(TOPIX)インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

eMAXIS Slimシリーズの他のファンドの評価・解説は下記記事をご覧ください。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

 

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