[2017年9月版 先進国REITインデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか?

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昨日の国内REITに引き続き、今回はS&P先進国REIT指数との連動を目指す先進国リートインデックスファンドについて、実質コスト(信託報酬+α)が、ちゃんとファンド騰落率に反映されているかを確認します。

国内REIT[2017年9月版 国内REITインデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか?

尚、毎月チェックしている先進国株式は下記の記事を参照して下さい。
先進国株式[2017年9月版 先進国株式インデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか?

前回、先進国REITについて調査したのが2017年4月。
参考記事[2017年4月版 国内REIT&先進国REITインデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか?

この時は、国内REITと同様、三井住友・DC外国リートインデックスファンド、さらにiFreeがベンチマークとの乖離が大きいという結果でしたが、その後、この乖離が収まったかについても注目して調べていきます。

それでは、S&P先進国REIT指数との連動を目指す先進国リートインデックスファンドの運用状況チェック2017年9月版です。

尚、今回調査する先進国リートインデックスファンドの場合、そのベンチマークは全て配当込みで、その課税を考慮しないグロスとなっています。

よって、ベンチマークの騰落率は(iFreeを除く)全てのファンドで同じ値になっています。ただ、iFreeだけは他のファンドと若干異なっていますが、そう大きな差ではない事から、これもグロスと推測します。多分、円換算時のレートの違いによるものかと思います。

実際の先進国リートインデックスファンドでは、配当が出た場合、それに課税された後ファンドに入りますので、各ファンドの騰落率は課税分(+コスト分)だけベンチマークより低くなります。

使用したデータは、各ファンドの2017年9月末時点での月報、マンスリーレポートです。

*マンスリーレポートの騰落率が小数点第1位までしか記載されていないファンドについては、基準価額から独自に計算し、小数点第2位までの値で比較します。

また各ファンドの信託報酬、実質コストは↓の記事を参考にして下さい。
参考記事インデックスファンド・コスト比較

比較した先進国REIT インデックスファンド

S&P先進国REIT指数との連動を目指して運用する下記のインデックスファンドを比較しました。

*以下、[ ]内に示した略称で表記します。

  • たわらノーロード 先進国リート  [たわら]
    *イオン銀行のiDeCoに採用されています。
  • eMAXIS 先進国リートインデックス [eMAXIS]
  • 野村インデックスファンド・外国REIT<Funds-i>  [Funds-i]
  • SMT グローバルREITインデックス・オープン   [SMT]
  • 三井住友・DC外国リートインデックスファンド  [三井住友・DC]
    *マネックス証券、楽天証券、SBI証券のiDeCoに採用されています。
  • iFree 外国REITインデックス  [iFree]

尚、インデックスは異なりますが、S&Pグローバルリートインデックスとの連動を目指す、

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデクッスファンド [ニッセイ]

も、参考値としてプロットしてあります。

実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか?

1カ月騰落率

先ずは1カ月騰落率で見てみます。

実質コスト/12に対して1カ月騰落率をプロットします。

グラフ中、茶色の点線がベンチマークの値です。前述のように先進国REITではベンチマークはファンドによらず全て同じ値です(iFreeを除く)

また、図中、グレーの点線は傾き-1の線です。

先進国REIT インデックスファンド

先ず、最大の注目である三井住友・DCは、若干他のファンドより上振れしています。

(注)インデックスファンドの場合、ベンチマークより騰落率が高いからといって喜んではいけません。それだけベンチマークに追従出来ていない不安定な運用になっているという事ですので、いつ下振れするかもわかりません。

そして、たわらノーロードが、マイナス側に(0.1%程)乖離しているように見えます(あくまで、他のファンドがベンチマークに連動していると仮定した場合の話ですが)

iFreeは問題なさそうに見えます。

3カ月騰落率

次に3カ月騰落率です。

先進国REIT インデックスファンド

3カ月では、三井住友・DCやiFreeは問題なく、たわらノーロードだけが(1カ月騰落率で見えた0.1%の差分だけ)マイナスに乖離しているように見えます。

6カ月騰落率

次に6カ月騰落率です。

先進国REIT インデックスファンド

ここでも三井住友・DCやiFreeは問題なく、今度はFunds-iが上振れ、そしてたわらノーロードが下振れという結果です。

尚、各期間毎の騰落率グラフの縦軸のスケールは異なりますので注意して下さい。

1年騰落率

最後に1年間の騰落率です。

先進国REIT インデックスファンド

ここで目立つのは三井住友・DCとiFreeの大幅マイナス乖離です。たわらノーロードも若干下振れしているようにも見えます。

以上、1カ月~1年の騰落率を見てきましたが、当初大きな乖離を起こしていた三井住友・DCiFreeは次第に安定してきているように見え、一方で、最近ではたわらノーロードの乖離が大きくなってきているという結果になります。これをもう少し詳しく調べていきます。

1カ月騰落率の推移

過去1年間における1カ月騰落率の推移を見ていきます。

上記各期間の騰落率の結果から安定しているように見えるeMAXISを基準とし、eMAXISの各月の1カ月騰落率と、たわらノーロード三井住友・DCiFree1カ月騰落率との差を比較します。

さらに、騰落率との差に、eMAXISとの実質コストの差を引いた値をプロットします。

先進国REIT インデックスファンド

三井住友・DC、当初は非常に大きな乖離を起こしています。最近は、その乖離の程度は小さくなってきてはいますが、まだ完全に安定した運用とは言えません。

iFreeも当初不安定で大きな乖離を示していましたが、こちらは、ここ数カ月(2017/3頃より)は安定した運用になっています。

たわらノーロード、特に今月の乖離が大きかったようで、これが今まで示してきた各期間の騰落率の差に見えていたようです。ただ、ほんとうに僅かな差ですが、eMAXISに対してマイナスの月が多いように見えます。(このレベルの差になるとどちらが正しい=ベンチマーク通りかという判断は難しいのですが)

まとめ

以上、まとめると、

当初より程度は良くなったとはいえ、まだ不安定な運用が続く三井住友・DC、

不安定だった設定当初から、安定な運用に移りつつあるiFree、

上記二つのファンドに比べると、その程度は十分小さい次元での話ですが、ちょっと懸念のあるたわらノーロード

という事になります。

尚、iFreeの場合、安定した運用にはなっているとはいえ、実質コストの高さも気になります。この実質コスト、設定当初のたった3カ月間の決算から年間の値に換算したものですが、上記、騰落率と実質コストの関係が線上にのるという事は、未だその高いコストが続いているという事をも示唆します。次の決算にも注目する必要があります。

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