投資信託の購入時手数料って悪? 問題はそれに見合うサービスを提供しているかという事。

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最近、金融庁による積立NISAの商品の厳しい絞り込みに関し、ブログやSNSなどで様々な議論が交わされています。どちらかというと好意的な意見が多いように思えます。

しかし、そもそも、購入時手数料や高い信託報酬って、そのものが本当になのでしょうか?

正当なサービスがあって、それに対する対価を要求するのは当然の事。

ネット証券で、投資信託を購入する場合、交付目論見書の電子ファイルを読むだけです。

まあ、そのサイトの構築等に費用は掛かっているとはいえ、目論見書の部分に関していえば、大した額ではないでしょう。

一方、銀行や証券会社の店頭、窓口で購入する場合、担当の方が懇切丁寧に(?)説明してくれる訳で、その方の人件費だけでも、1時間説明を受けるだけで数千円のコストになります。それに、店舗維持のコスト等も含めると、かなりの金額になると推測されます。

そういうサービスに対して、その対価である購入時手数料を取るのは、商売として当たり前の事です。

問題にすべきは、そのサービスが、その対価に見合う適切な物かどうかという点。

金融機関が儲かる投資信託、とても理解できないような複雑な仕組みの投資信託、そして過度な回転売買の勧め、あるいは特別配当金に対する適切な説明があるか、こういった点が問題なのであって、購入時手数料そのものが悪い訳ではありません

しかし、積立NISAには、購入時手数料無料のものしか認定されません。

初めて投資する方に、誰が教えるの?

積立NISAは、どちらかというと今まで投資の経験の無かった方に、株式投資信託に投資してもらう為の制度です。

期待リターン 5%、え、そんなに儲かるの、定期預金よりずっと得だわね。

え、外国の株、ちょっと怖いな、日本の株だけでいいかな。

って方が利用するんです。

そんな方に対して、誰が適切なアドバイスをしてくれるのでしょうか?

リスク・リターン、そしてアセットアロケーション、投資ブログを書くような方には当たり前の事でも、初めての方には全く未知の世界です。

そんな方に、いきなりネット証券で購入しろというのは無理でしょう。

銀行や証券会社の窓口で、ちゃんと説明してもらうしか手段がないんです。

勿論、書籍やネットで自分で勉強する事も出来ますが、そういう積極的に勉強する方だけが積立NISAの対象ではない筈です。

そして、金融機関も、ボランティアでやっている訳ではありません。適切な説明・アドバイスに対しては適切な対価を受取る権利がある筈です。

単に、購入時手数料無料じゃないと認定しないというのではなく、なんなら、積立NISA認定外務員資格でも作って、その資格がないと積立NISAの販売・勧誘出来ない、そして、金融庁の覆面調査官が各金融機関を回って的確な説明がなされているかチェック、違反していたら厳しい罰則を科せば良いのです。

今のままでは、購入時の手数料はかかりません、あまり難しい事は考えなくても、きっと将来儲かるだろうから、とにかく株買ってください、って言ってるのと同じです。

積立NISAの商品、国が制限するのっておかしくない?
今朝の日経朝刊や日経電子版で、来年から開始される積立NISAの対象商品に、購入時手数料や信託報酬に上限を設けるという記事が出ています。なんで...

初めて積立NISAで投資をされる方は、最初は金融機関の窓口で手数料を払ってでも、適切な説明を受け、それを納得した上で購入、そして将来、自分で判断出来る知識を身につけたら、手数料無料のファンドをネット証券で購入するようになればいいんです。

投資する方にはいろいろな方がいる。手数料をとっても良いから、その期待に応えるのが金融機関の務め。

世の中には、決して安くはない手数料を払ってでもラップ口座で運用される方も多くいます。あるいは、あまり日本では普及していませんが、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談される方もいる事でしょう。勿論、FPも商売ですから無料ではありません。

「しんたろう」にすれば、正直もったいないな、とも思いますが、世の中、いろんな方がいるんです。

例えば電気製品、通販や量販店で買った方が絶対に安いのに、今までつきあいのある近所の電気屋さんで買った方が安心という方もいます。同じ商品でも、スーパーではなく、デパートじゃないとダメな方もいます。

投資だって同じです。昔から付き合いのある銀行、あるいは行員さんを信用して、そこじゃなきゃ投資したくないという方も、きっといる事でしょう。

そういう方に対して、金融機関は、ぼったくろうなんて考えずに、その方にとって適切なアドバイス・サービスをしてあげるのが責務です。勿論、その時は、堂々と手数料をとっても良いんです。

購入時手数料が悪というなら、良心的、かつ中立的立場のファイナンシャルプランナーだって悪です。FPに相談できなくても、銀行の窓口なら相談できるという方も多いはずです。銀行の窓口が(良心的な)FPの代わりになってくれるような金融機関になってくれる事を期待します。

信託報酬だって同じ。eMAXISとeMAXIS Slimこそが本来あるべき姿だと思う。

三菱UFJ国際投信が、eMAXISシリーズと同じマザーファンドでありながら、より低い信託報酬のeMAXIS Slimシリーズを販売した際、批判的な意見が多かったかと思います。

確かに、eMAXISに投資していた受益者の気持ちは理解できます。

ただ、一方で、これが本来のあるべき姿だとも思います。

コストのかかる店頭証券・銀行と、ネット証券とで、同じ値段で売れること自体が不思議だとは思いませんか? ネット通販が安いのと同じように。

一般の商品でも、全く同じ製品でありながらネット通販用と店頭販売用でブランド名を変えて販売する事があります。これと同じです。

購入時手数料と同じように、店頭証券・銀行でコストは高くても、それに見合うサービスを受けたいならeMAXISを、そんなのいらない、とにかくコストが安ければ良いという方はeMAXIS Slimを購入すればいいんです。

*ただ、eMAXISとeMAXIS Slimの信託報酬の内訳をみると、販売会社の取り分だけでなく、委託・受託会社の取り分も変わっている点は納得できませんが。。。

以上、購入時手数料がかかる投資信託は10年以上前に一度買ったことあるぐらいで、常に0.01%のコストにこだわる「しんたろう」の勝手な意見でした。

日本株式のインデックスファンドに投資してるという事は、間接的とはいえ銀行等の株主でもあるんです。適切なサービスで銀行も利益を伸ばす、そんな将来を期待します。

積立NISAの口座を開設したら、もれなく、ぼったくりファンドの購入時手数料を割引します」なんてキャンペーンを始めたら、もう終わりですけど。

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