「ひとくふう日本株式ファンド」のパフォーマンス

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大和住銀投信投資顧問が運用する「ひとくふう」シリーズ。アクティブファンドながら、インデックスファンド並みの低コストが魅力のファンドですが、その中から、国内の株式に投資する「ひとくふう日本株式ファンド」のパフォーマンスを調査します。

ひとくふう日本株式ファンドの基本情報

ファンドの運用方針

原則として、JPX日経インデックス400の構成銘柄を投資対象とし、価格変動リスクを相対的に抑える事を目指した運用を行います。

  • JPX日経インデックス400に対して、価格変動リスクを低減
  • 同じリターンならばリスク低減効果を目指す。
  • 同じリスクならば高いリターン獲得を目指す。

*大和住銀投信投資顧問の公式サイトより引用。

要は、JPX日経インデックス400よりボラティリティの低減、シャープレシオの向上を目指す運用と言ってもよいでしょう。

ただ、JPX日経インデックス400をベンチマークにするのではなく、あくまで参考指数扱いとなっています。

基本情報

ひとくふう日本株式ファンドの基本情報です。

参考までに、(今回比較の対象とする)国内株式を投資対象とするインデックスファンド(JPX日経400、日経平均株価、TOPIXに連動を目指すインデックスファンド)の情報も同時に記載します。

   ひとくふう
日本株式
ファンド
<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックス たわらノーロード 日経225
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックス
運用会社 大和住銀投信投資顧問 ニッセイAM アセットマネジメントOne ニッセイAM
ベンチマーク (参考指数)
JPX日経400
JPX日経400 日経平均株価 TOPIX
設定日 2016/3/4  2015/1/29  2015/12/7  2015/4/17
購入時手数料
信託報酬 0.270% 0.2106% 0.2106% 0.1944%
実質コスト(*1) 0.335% 0.230% 0.219% 0.203%
信託財産留保額  無  無  無
過去の分配金実績  無  無  無
純資産総額(百万円)(*2) 124 932 2,052 9,538

(*1)実質コストは、ひとくふう 2017/3/3、ニッセイJPX400 2016/11/21、たわら日経 2016/10/12、ニッセイTOPIX 2017/2/20決算時点。尚、信託報酬の引下げがあったニッセイは、新しい信託報酬に換算した実質コストを記載。
(*2)純資産総額は2017/8/8時点

ひとくふう日本株式ファンド、その信託報酬 0.270%と低コストのインデックスファンドと遜色有りません。信託報酬以外のコストもアクティブファンドとしては小さく、実質コストで0.335%となっています。

ただ、設定から1年5カ月経過していますが、純資産総額は1.24億円とまだ小さいファンドです。

ひとくふう日本株式ファンドのパフォーマンス

ひとくふう日本株式ファンドと、上表にあげた国内株式インデックスファンドのパフォーマンスを比較します。

尚、以下のデータは、各運用会社のサイトから入手した基準価額データを「しんたろう」が独自に加工したものです。リターン・リスクは月次データ(月末の基準価額)から算出しています。

*基準価額は、それぞれのファンドのコスト(信託報酬+α)が差引かれていますので、計算されたリターンもコスト分が差し引かれた値になります。

基準価額のチャート

ひとくふう日本株式ファンドの基準価額のチャートを示します。

また、上記3つのインデックスファンドの基準価額も同時にプロットします。(ひとくふう日本株式が設定された2016/3/4を10,000円として換算してあります)

ひとくふう日本株式ファンド

チャートを見てわかるように、JPX400、日経225、TOPIXのインデックスファンドには大きな差は見られませんが、ひとくふう日本株式ファンドは、2016年末の相場急騰時に、大きく出遅れている事がわかります。

直近のリターン・リスク

直近1年のリターン、リスク、S/R(シャープレシオ)をまとめます。尚、シャプレシオは無リスク資産の年利回り0として計算しています。全て年率換算です。

最も優れているファンドを赤字で示します。

直近の1年のリターン・リスク(2017年7月末時点)
  ひとくふう日本株式ファンド JPX日経400
(ニッセイ)
日経225
(たわら)
TOPIX
(ニッセイ)
リターン 17.15% 23.46% 22.10% 24.66%
リスク 8.69% 7.30% 8.51% 7.03%
S/R 1.97 3.21 2.60 3.51

これを、リスク-リターンのグラフで示したのが下図。

ひとくふう日本株式ファンド

直近1年で見ると、TOPIX連動型のインデックスファンドが最も良いパフォーマンスを示しています。次に、JPX日経400、日経225と続きます。

ひとくふう日本株式ファンドは、これらの国内株式インデックスファンドに対し、リターン、リスク、シャープレシオとも劣っています。

一定期間での年率リターンの推移

前述の直近のリターンは今現在の基準価額の影響を強く受けますので、ファンドの比較としては十分ではありません。

1年間リターン(年率)の推移

そこで、(ひとくふう日本株式ファンドが設定された)2016年3月から1年、2016年4月から1年・・・2016年7月から1年と、順次起点(投資月)を1カ月ずつずらした1年間のリターンを見てみます。

設定から日が浅い事も有り全部で5個(区間)のデータしかありませんが、この5個の平均をまとめたのが下表。

1年リターン・リスクの平均値(2016年3月以降)
  ひとくふう日本株式ファンド JPX日経400
(ニッセイ)
日経225
(たわら)
TOPIX
(ニッセイ)
リターン 13.22% 19.29% 20.04% 20.63%
リスク 9.77% 11.60% 12.65% 11.65%
S/R 1.35 1.66 1.58 1.77

そして、これをリスク-リターンのグラフで示したのが下図。

ひとくふう日本株式ファンド

ひとくふう日本株式ファンド、リターンは、他の国内株式インデックスファンドに大きく負けていますが、リスクは最も小さくなっています。

ひとくふう日本株式ファンドの運用方針は「リスクの抑制」にありますので、そういう意味では運用方針に沿った成績とも言えますが、いかんせんリターンが低すぎます。

この5個(区間)で、リターンは全て国内株式インデックスファンドに負けています。

*株価が比較的単調に上昇している局面でリターンが負けているという事は、リスク=リターンのバラツキが小さくなるのも当たり前ではありますが・・・

まとめ

以上、ひとくふう日本株式ファンドのパフォーマンス調査結果です。

ひとくふう日本株式ファンドは、JPX日経インデックス400に対してリスクの低減を図りつつリターンの向上を目指すアクティブファンドですが、設定から約1年半の結果から見ると、リスクの抑制と言う点では、ある程度うまくいっている点もありますが、リターンでインデックスファンドに大きく負けています。

ただ、ここ1年半という相場の上昇局面での結果ですので、下落局面で、このリスクを抑えた運用がどうなるのかにも注目したいところ。

アクティブファンドとしては低コストで注目を集めているファンドですので、今後の運用結果も継続して監視していきます。

他の低コスト、または人気のアクティブファンドの一覧は下記の記事を参照して下さい。
参考記事低コスト・アクティブファンド徹底比較 ~インデックスファンドに勝てるのか?~

*以上は過去のデータであり、将来の運用結果を保証するのもではありません。投資は自己責任でお願いします。

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