確定拠出年金(iDeCo)

インデックスファンドの信託報酬、一般の口座と個人型確定拠出年金(iDeCo)を合わせた比較・ランキング。

投稿日:2018年8月30日 更新日:

かつて確定拠出年金にラインアップされているファンドは、一般に販売されているファンドに対してコスト(信託報酬)が低いと言われていましたが、つみたてNISAの影響もあり、今や、一般販売のファンドの方が低コストのケースが多々あります。

*ここでは特定口座・一般口座・NISA(つみたてNISA含む)などを一般の口座、そこで購入できるファンドを一般販売のファンドと呼びます。

そこで、個人型確定拠出年金(iDeCo)、一般販売のファンドを合わせて、その信託報酬を各アセットクラス毎に比較してみます。

個人型確定拠出年金(iDeCo)以外にも投資する方の場合、加入している個人型確定拠出年金(iDeCo)のファンドの信託報酬と、一般販売のファンドとを比較し、個人型確定拠出年金(iDeCo)・一般の口座で、購入するアセットクラスを使い分けるアセット・ロケーションも考える必要があります。

[最終更新日: 2018.12.14]最新の情報に更新。
SBI証券、オリジナルプラン・セレクトプラン両方に対応。

個人型確定拠出年金(iDeCo)として、無条件で運営管理機関手数料が無料となる、SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券イオン銀行を対象としました。

SBI証券には二つのプランがありますが(下記記事参照)、オリジナルプランはSBI(O)、セレクトプランはSBI(S)と記載します。

 一般に購入できるファンド
 確定拠出年金(iDeCo)
一般、iDeCo両方で購入可 

*一般、確定拠出年金と分類していますが、あくまで「しんたろう」が調査した範囲内の分類であることをご承知おきください。
*企業型確定拠出年金しか提供されていない商品は含まれていません。
*信託報酬は税込み表記。

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国内債券

Rank
ing
  iDeCo  ファンド 信託報酬
1 iDeCo SBI(O)
マネックス
松井
三菱UFJ
国内債券
0.1296%
2 一般
iDeCo
 SBI(S) eMAXIS Slim 0.15012%
2 一般   ニッセイ
<購入・換金手数料なし>
0.15012%
4 一般
iDeCo
楽天
イオン
たわらノーロード 0.1512%
4 一般   iFree 0.1512%
4 一般   Smart-i 0.1512%
7 一般   三井住友・日本債券 0.1728%

SBI証券(O)マネックス証券松井証券が取扱っている三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金用)が最も低コストです。

期待リターンの低い国内債券だけに、そのコストは最小限に抑えるべきですが、上記3社以外は若干割高になります。

iDeCoは折角の非課税口座(正確には税の繰延べ)ですので、敢えてリターンの低い国内債券に投資する必要があるかを含めて考える必要があります。

 

国内株式(TOPIX)

 Rank
ing
  iDeCo ファンド 信託報酬
1 iDeCo マネックス
松井
イオン
DIAM DC
国内株式
0.1674%
2 一般
iDeCo
SBI(S) eMAXIS Slim 0.17172%
2 一般   ニッセイ
<購入・換金手数料なし>
0.17172%
2 一般   iFree  0.17172%
5 一般
iDeCo
SBI(O)
楽天
三井住友・DC
つみたてNISA 
0.1728%
6 一般   たわらノーロード 0.1836%
6 一般   i-SMT 0.1836%
6 一般   Smart-i 0.1836%

マネックス証券松井証券イオン銀行DIAM DC 国内株式インデックスファンドが最も低コストになります。

ただ、SBI証券(S)、及び一般でも購入できるeMAXIS Slimとの差は僅か。

SBI証券(O)楽天証券三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドはさらに高くなりますが、これも、そう大きな差ではありません。

 

国内株式(日経平均株価)

Rank
ing
  iDeCo  ファンド 信託報酬
1 一般   eMAXIS Slim
0.17172%
1 一般
iDeCo
SBI(S)  ニッセイ
<購入・換金手数料なし>
0.17172%
1 一般   iFree 0.17172%
4 iDeCo SBI(O)
マネックス
DCニッセイ 0.18252%
5 一般
iDeCo
楽天 たわらノーロード 0.1836%
5 一般   野村つみたて 0.1836%
5 一般   i-SMT 0.1836%
5 一般   Smart-i 0.1836%

*イオン銀行・松井証券に日経平均株価連動型のインデックスファンドは無。

最も信託報酬が低い<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドSBI証券(S)で取扱っています。

SBI証券(O)マネックス証券DCニッセイ日経225インデックスファンドA楽天証券たわらノーロードは若干割高となりますが、大きな差ではないでしょう。

 

先進国債券

為替ヘッジ無

為替ヘッジ無
Rank
ing
  iDeCo  ファンド 信託報酬
1 一般
iDeCo
楽天
イオン
たわらノーロード   0.1836%
1 一般
iDeCo
SBI(S)
マネックス

松井
eMAXIS Slim  0.1836%
1 一般   ニッセイ
<購入・換金手数料なし>
 0.1836%
4 一般   iFree  0.1944%
5 一般   Smart-i  0.2052%
6 iDeCo SBI(O) 野村外国債券  0.2268%

楽天証券SBI証券(S)マネックス証券松井証券イオン銀行であれば、iDeCoの商品(たわらノーロードeMAXIS Slim)が最も信託報酬が低くなっています。

一方、SBI証券(O)野村外国債券は0.04%程度割高となります。結構、大きな差です。

 

為替ヘッジ有

為替ヘッジ有
Rank
ing
  iDeCo  ファンド 信託報酬
1 一般   Smart-i  0.2052%
2 一般
iDeCo
楽天
マネックス
イオン
たわらノーロード
 0.2160%
3 iDeCo SBI(S) 日興
インデックス
ファンド
0.2808%
4 一般   SMT 0.5400%
5 一般   Funds-i 0.5940%
6 一般   eMAXIS 0.6480%

*松井証券に為替ヘッジ有先進国債券は無し。SBI証券(O)も除外予定商品になっています。

楽天証券マネックス証券イオン銀行であれば、iDeCoの商品がほぼ最安値に近くなっています。

一方、SBI証券(S)インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)は、0.06%以上高くなっています。

 

先進国株式(MSCI Kokusai)  

*全て為替ヘッジ無での比較です。

Rank
ing
  iDeCo  ファンド 信託報酬
1 一般
iDeCo
SBI(S)
マネックス

松井
eMAXIS Slim 0.11772%
1 一般
iDeCo
SBI(S) ニッセイ
<購入・換金手数料なし>
0.11772%
3 iDeCo SBI(O) DCニッセイ 0.20412%
4 一般   iFree 0.2052%
4 一般   i-SMT 0.2052%
6 一般
iDeCo
 
楽天
イオン
たわらノーロード  0.2160%
6 一般   (三菱UFJ)
つみたて 
0.2160%
6 一般   Smart-i  0.2160%

eMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイが3位以下を圧倒的に引き離しての1位。

eMAXIS Slimを採用しているのがマネックス証券松井証券SBI証券(S)SBI証券(S)は、<購入・換金手数料なし>ニッセイも取扱っています。

SBI証券(O)楽天証券イオン銀行は最安値に0.1%近い大きな差をつけられています。

MSCI Kokusaiとの連動を目指す先進国株式インデックスファンドを中心に投資したい方はマネックス証券松井証券SBI証券(S)iDeCoが良いでしょう。既に他社に加入している方は、金融機関変更も検討する価値があるかと思います。(勿論、将来的に差が縮まる可能性も否定できませんので、それを含めて良く検討なさって下さい)

参考記事【個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)】運営管理機関変更の所要日数(楽天証券からマネックス証券へ)

米国株式

ベンチマークは異なりますが、米国株式だけに投資するファンドの比較です。

Rank
ing
  iDeCo ファンド 信託報酬
1 一般
iDeCo 
楽天 楽天全米株式
(CRSP USトータル・
マケット)
0.1696%
2 一般
iDeCo 
SBI(S)
マネックス
eMAXIS Slim
米国株式
S&P500
0.1728%
3 一般
iDeCo
SBI(S,O) iFree NYダウ 0.2430%
3 一般
iDeCo
 
マネックス たわらノーロード
NYダウ 
0.2430%
3 一般   iFree S&P500 0.2430%

*松井証券、イオン銀行に米国株式だけに投資するファンドはありません。

1位は楽天証券で取扱っている楽天・全米株式インデックス(楽天・バンガード・ファンド)。僅差でマネックス証券SBI証券(S)で取扱っているeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

米国株式を中心に投資したい方は、小型株を含むか否かなどベンチマークの好みで上記3社から選択すると良いでしょう。

他社のiDeCoに加入している方で米国株式に投資したい方は、iDeCoでは例えば先進国株式とし、特定口座・NISA口座で楽天・全米eMAXIS Slim米国株式を購入するのも1つの方法です。

 

全世界株式

ベンチマークは異なりますが先進国・新興国(・日本)の株式に1本のファンドで投資できる全世界株式型のインデックスファンドの比較です。

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ing
  iDeCo ファンド 信託報酬
1 一般
iDeCo 

 SBI(S) SBI・全世界株式
(FTSEグローバル・
オールキャップ
・インデックス)
0.1500%
2 一般
  eMAXIS Slim
全世界株式
オールカントリー
(MSCI ACWI)
0.15336%
2 一般
iDeCo 
 SBI(S) eMAXIS Slim
(MSCI ACWI
除く日本)
0.15336%
4 一般   野村つみたて
外国株
(MSCI ACWI
除く日本)
0.2052%
5 一般
iDeCo 
楽天 楽天全世界株式
(FTSEグローバル・
オールキャップ
・インデックス)
0.2296%
6 一般   三井住友・DC
全海外株
(MSCI ACWI
除く日本)
0.2700%
7 一般
iDeCo
SBI(S,O) EXE-iグローバル
中小型株式
(FTSEグローバル
スモール・キャップ)
0.3304% 

*マネックス証券、松井証券、イオン銀行に全世界の株式に投資するインデックスファンドはありません。

全世界株式をiDeCoで購入するなら楽天証券SBI証券(S)

人気の楽天・全世界株式インデックス(楽天・バンガード・ファンド)、さらに低い信託報酬のSBI・全世界株式、ともに日本を含めた全世界に投資する事が出来ます。

今後の注目は、まだiDeCoでの取り扱いがないeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をどこがラインアップするかでしょう。

楽天証券SBI証券(S)以外では、各地域ごとのインデックスファンドを組み合わせて全世界株式に投資する事になります。

 

新興国債券

Rank
ing
  iDeCo  ファンド 信託報酬
1 一般
iDeCo
SBI(S)
マネックス
iFree  0.2376%
2 一般
iDeCo
楽天 日興
インデックス
ファンド 
0.5616%
2  iDeCo SBI(O)
松井
イオン
三菱UFJ DC  0.5616%
4 一般   eMAXIS
0.6480%
4 一般   Funds-i
0.6480%
4 一般   SMT
0.6480%

SBI証券(S)マネックス証券は、一般販売され格段に信託報酬が低いiFreeを採用していますが、楽天証券SBI証券(O)松井証券イオン銀行iFreeとの差がかなり大きくなっています。

新興国債券のアセットアロケーションに占める割合は少ない方が多いでしょうから、iDeCo以外でiFreeに投資するのも良いでしょう。

 

新興国株式 (主にMSCIエマージング・マーケット・インデックス)

 Rank
ing
  iDeCo ファンド 信託報酬
1 一般   SBI・新興国株式(*1) 
0.1948%
2 一般
iDeCo
SBI(S)
マネックス

松井
eMAXIS Slim 0.20412%
2 一般   ニッセイ
<購入・換金手数料なし>
0.20412%
4 一般   楽天・新興国株式(*2) 
0.2696%
5 一般   i-SMT 0.3546%
6 一般    たわらノーロード 0.3672%
6 一般   (三菱UFJ)
つみたて
0.3672%
6 一般   Smart-i  0.3672%
6 一般   iFree(*3)  0.3672%
10 一般
iDeCo
SBI(O) EXE-i新興国
株式(*4)
0.3794%
11 iDeCo イオン DIAM
<DC年金>
0.5886%
12 一般
iDeCo
楽天 日興
インデックス
ファンド 
0.5940%
12 iDeCo SBI 三菱UFJ DC 0.5940%

(*1)SBI・新興国株式はEXE-iつみたてから名称変更。ベンチマークはFTSEエマージング・インデックス。
(*2)楽天・新興国株式(楽天バンガードファンド)のベンチマークはFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)。
(*3)iFreeのベンチマークはFTSE RAFIエマージング インデックス。

(*4)EXE-iのベンチマークはFTSE エマージング・インデックス。またベンチマークは参考指標扱いで純粋なインデックスファンドではありません。

SBI証券(S)・マネックス証券・松井証券は一般販売され格段に低コストのeMAXIS Slimを採用しています。

一方、楽天証券SBI証券(O)イオン銀行eMAXIS Slimとの差がかなり大きくなっています。

SBI証券(S)・マネックス証券・松井証券以外の方、新興国株式はiDeCo以外でeMAXIS SlimSBI・新興国株式楽天・新興国株式に投資する事を考えてみるのも良いかと思います。(圧倒的に人気があるのはeMAXIS Slimです)

尚、SBI証券(O)には、比較的低コストのEXE-i(ベンチマークが異なり、かつ純粋なインデックスファンドではありません)もラインアップされていますが、それでもeMAXIS Slimとの差は大きいものがあります。

 

国内REIT

 Rank
ing
  iDeCo  ファンド 信託報酬
1 一般   Smart-i  0.1836%
2 一般
iDeCo
松井
イオン
たわらノーロード 0.2700%
2 一般
iDeCo
SBI(S) ニッセイ
<購入・換金手数料なし>
0.2700%
2 iDeCo SBI(O)
マネックス
DCニッセイ 0.2700%
2 一般
iDeCo
楽天 三井住友・DC  0.2700%
6 一般   iFree 0.3132%

1位のSmart-iとの差は大きいですが、各社、同一信託報酬で2位です。

ただ、現時点でSmart-iの実質コストが非常に高くなっていますので、事実上、iDeCoの商品が最も低コストという事になります。

 

先進国REIT

Rank
ing
   iDeCo ファンド 信託報酬
1 一般   Smart-i  0.2160%
2 一般
iDeCo
松井
イオン
たわらノーロード 0.2916%
2 一般   ニッセイ
<購入・換金手数料なし>
0.2916%
2 一般
iDeCo
SBI(S,O)
楽天
マネックス
三井住友・DC  0.2916% 
5 一般    iFree 0.3348% 

(*)ニッセイはベンチマークがS&Pグローバルリート、その他はS&P先進国リート

先進国リートの場合、信託報酬以外のコストが高いファンドがあり、信託報酬だけで単純に比較できません。実質コストで見ると、この中では、松井証券イオン銀行たわらノーロードが低コストとなっています、

 

まとめ

一般に販売されているファンド(iDeCo共用含む)の信託報酬低コスト化により、もはや、「確定拠出年金の方が信託報酬が低い」という時代ではありません。一般の証券口座で、より信託報酬が低いファンドを購入できる事があります。

加入している個人型確定拠出年金(iDeCo)のファンドの信託報酬と、一般販売のファンドとを比較し、両者をうまく使い分ける事も必要です。

個人型確定拠出年金(iDeCo)、運営管理機関手数料が無条件で無料となるSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、イオン銀行を下記記事で詳細に比較してあります。
参考記事[完全版] 個人型確定拠出年金(iDeCo) SBI証券、楽天証券、イオン銀行、マネックス証券、松井証券 徹底比較。

特に、本記事で示した通りマネックス証券、松井証券、そしてSBI証券セレクトプランのiDeCoが多くの資産クラスで最安値の信託報酬となっています。

 

一般販売のファンドの信託報酬ランキングの詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンド・コスト比較

 

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