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【インデックスファンド評価・解説】iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)。

投稿日:2018年7月26日 更新日:

日本を除く先進国の株式に投資するインデックスファンドiFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)について解説します。

尚、iFree 外国株式インデックスには、為替ヘッジ有無の2本のファンドがありますが、ここで解説するのは為替ヘッジなしの方です。

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*本記事は2018年7月26日時点の情報に基づき記載しています。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の基本情報

iFreeシリーズは、大和投資信託が運用するインデックスファンド・シリーズです。「低水準の運用管理費用」と「豊富な商品ラインアップ」をコンセプトに、「投資(investment)、もっと自由(Free)に」の思いを込めてネーミングしたとの事。  (iFree公式サイトより抜粋・編集して引用)

今回解説するのは、先進国の株式に投資するiFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

先ず、iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の基本情報をまとめます。

運用会社 大和投資信託
設定日 2016年9月8日
運用形態 インデックスファンド
投資形態 ファミリーファンド
ベンチマーク MSCI KOKUSAI(配当除く)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込) 0.2052% 
実質コスト 0.274%
純資産総額 14.42億円(2018.7.25時点)
(マザーファンド) 純資産総額 949億円(2017.11.30時点)
分配金実績
つみたてNISA 対象商品
SBI証券ポイント還元年率 0.05%
楽天証券ポイント還元年率 0.048%

 

投資対象

ベンチマークMSCI KOKUSAI(コクサイ)[配当除く]で、日本を除く先進国の株式に投資します。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込]の2種類ありますが、[除く配当]だからといって(過去において)運用成績が劣るという事はありません。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

ただ、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意して下さい。ベンチマークが配当を含んでいませんので、通常はファンドの方が騰落率が高くなります。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

投資国

投資する国、比率は下図のようになります。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

画像引用:iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 月次レポート(2018/6)

先進国といっても米国が約67%を占めます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

投資している銘柄は下表のようになります。(組入上位10銘柄)

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

画像引用:iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 月次レポート(2018/6)

10位までは全て米国が占めており、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(Googleの持ち株会社)など日本でも良く知られた企業が上位になっています。

また、2位に入っている"S&P500 E-MINI FUTURE"は、米国S&P500指数の先物取引です。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

iFree 外国株式インデックスは、2017/10/2に信託報酬引下げを行い、現時点の信託報酬は、

0.2052%(税込)となります。

実質コストは0.274%(税込)(但し、実質コストは固定されたものではなく、毎年変動します)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

他社 先進国株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

MSCI KOKUSAIをベンチマークとする他社のインデックスファンドと比較してみます。

(低コスト)先進国株式インデックスファンドの信託報酬・実質コスト比較
ファンド 信託報酬
実質コスト
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
0.11772%
0.197%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ
外国株式インデックス

0.11772%
0.217%
iFree
外国株式インデックス
0.2052%
0.274%
i-SMT
グローバル株式インデックス

0.2052%
(0.245%)(*)
たわらノーロード
先進国株式

0.2160%
0.254%
三菱UFJ
つみたて
先進国株式
0.2160%
(決算前)
Smart-i
先進国株式インデックス
0.2160%
(決算前)

*i-SMTの実質コストは、信託報酬以外のコストがSMTと同一と仮定した推定値。

iFree 外国株式インデックス信託報酬は3位、最安値のeMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスに比べ、0.087%高くなっています。

また、実質コストでは4位(i-SMTは除く)、信託報酬5位のたわらノーロード先進国株式より高くなります。

iFree 外国株式インデックスは、信託報酬以外のコスト(実質コスト-信託報酬)が若干大きくなっているようです。

 

信託報酬の変更履歴

iFree 外国株式インデックスは、過去に1回信託報酬引下げを行った実績があります。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の信託報酬変更履歴
引下げ日 信託報酬(税込) 備考
2016/9/8
 0.2268% 新規設定。
設定時は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式やたわらノーロード先進国を抜いて最低水準の信託報酬。
2017/10/2 0.2052% 引下げ発表時は最低水準の信託報酬。
??? ???  

設定時、及び2017年10月の引下げ発表時は、信託報酬で最安値の座を獲得しました。ただ2017年末にeMAXIS Slimが驚異的な引下げを行ってからは大きく差をつけられています。今後、これに対抗すべく信託報酬引下げを行うか否かに注目です。

 

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から、iFree 外国株式インデックスの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

 

設定当初の2~3カ月は1億円を超えた月もありましたが、ここ最近は毎月1億以下の資金流入にとどまっています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスが毎月20億円程度ですので、この2強と比較すると大きく見劣りします。

純資産総額も14億円(2018.7.25時点)と伸び悩んでおり、マザーファンドも1,000億に届いていません。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じMSCI KOKUSAIでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は、2018年6月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

iFree 外国株式インデックスは、この1年間騰落率ではベンチマークとの乖離が殆どなく、そのコストに応じた高い騰落率を示しています。

ただ、この図で示した1年間は、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスが大幅な引下げを行ってから半年しかたっていない点に注意して下さい。

もし、今後、iFree 外国株式インデックスの信託報酬引下げがなかったら、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスや、2018年8月引下げ予定の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスとの騰落率の差が大きくなる事でしょう。

 

まとめ

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)は、設定当初、及び2017年末の引下げ発表時は最低水準の信託報酬でしたが、その後のeMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスの大幅な引き下げに(今のところ)対抗措置を発表しておらず、コスト的には大きな差がついてしまいました。

運用自体は問題ないだけに、信託報酬の引下げを期待したいところ。

また、純資産総額も未だ十分と言える規模になっていませんが、コスト的に優位に立つ事が出来れば、販売会社が多いだけに、次第に資金流入も増えていく事でしょう。

 

購入先

iFree 外国株式インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券等の証券会社。

さらに、イオン銀行、多くの地方銀行等で購入出来ます。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。
(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります。一方で、つみたてNISAやネット取引限定の販売となっている場合もあります。)

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) (本記事)

i-SMTグローバル株式インデックス 

たわらノーロード 先進国株式

 

他の先進国株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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