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【インデックスファンド評価・解説】i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)。

投稿日:2018年7月26日 更新日:

日本を除く先進国の株式に投資するインデックスファンドi-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)について解説します。

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*本記事は2018年7月26日時点の情報に基づき記載しています。

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)の基本情報

i-SMTシリーズは、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するインデックスファンド・シリーズです。多くのラインアップ、巨額の純資産総額、長い運用実績を誇るSMTシリーズと同じマザーファンドで運用し、さらなる低コスト化を図ったインデックスファンド・シリーズとして2017年11月に新規設定されました。現在、グローバル株式、新興国株式、TOPIX、日経225の4本がラインアップされています。

今回解説するのは、先進国の株式に投資するi-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)

先ず、i-SMT グローバル株式インデックスの基本情報をまとめます。

運用会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント
設定日 2017年11月24日
運用形態 インデックスファンド
投資形態 ファミリーファンド
ベンチマーク MSCI KOKUSAI(配当除く)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込) 0.2052% 
実質コスト (0.243%)(*1)
純資産総額 0.64億円(2018.7.25時点)
(マザーファンド) 純資産総額 3,065億円(2017.5.29時点)
分配金実績
つみたてNISA 対象商品
SBI証券ポイント還元年率 0.05%
楽天証券ポイント還元年率 0.048%

(*1)実質コストは信託報酬以外のコストがSMTグローバル株式と同じと仮定した推定値

 

投資対象

ベンチマークMSCI KOKUSAI(コクサイ)[配当除く]で、日本を除く先進国の株式に投資します。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込]の2種類ありますが、[除く配当]だからといって(過去において)運用成績が劣るという事はありません。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

ただ、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意して下さい。ベンチマークが配当を含んでいませんので、通常はファンドの方が騰落率が高くなります。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

投資国

投資する国、比率は下図のようになります。

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)

画像引用:i-SMTグローバル株式 マンスリーレポート(2018/6)

先進国といっても米国が約67%を占めます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

投資している銘柄は1,318、上位10銘柄は下表のようになります。

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)

画像引用:i-SMTグローバル株式 マンスリーレポート(2018/6)

10位までは全て米国が占めており、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(Googleの持ち株会社)など日本でも良く知られた企業が上位になっています。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

i-SMT グローバル株式インデックスの現時点の信託報酬は、

0.2052%(税込)となります。

実質コストは、未だ1回目の決算を迎えていない為不明ですが、同じマザーファンドで運用するSMTグローバル株式と信託報酬以外のコストが同じとすると、

0.243%(税込、推定値)(但し、実質コストは固定されたものではなく、毎年変動します)

*ここで推定した実質コスト、後述の騰落率と実質コストの関係から概ね合っていると推測されます。

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

他社 先進国株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

MSCI KOKUSAIをベンチマークとする他社のインデックスファンドと比較してみます。

(低コスト)先進国株式インデックスファンドの信託報酬・実質コスト比較
ファンド 信託報酬
実質コスト
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
0.11772%
0.197%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ
外国株式インデックス

0.11772%
0.217%
iFree
外国株式インデックス

0.2052%
0.274%
i-SMT
グローバル株式インデックス
0.2052%
(0.245%)(*)
たわらノーロード
先進国株式

0.2160%
0.254%
三菱UFJ
つみたて
先進国株式
0.2160%
(決算前)
Smart-i
先進国株式インデックス
0.2160%
(決算前)

*i-SMTの実質コストは、信託報酬以外のコストがSMTと同一と仮定した推定値。

i-SMT グローバル株式インデックス信託報酬は3位、最安値のeMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスに比べ、0.087%高くなっています。

また、実質コストでも推定値ですが3位となり、信託報酬で同率のiFree外国株式インデックスより低く、2位の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスとの差が0.028%まで縮まります。

i-SMT グローバル株式インデックスは、(SMTと同じなら)信託報酬以外のコスト(実質コスト-信託報酬)が低く抑えられる可能性があります。

 

信託報酬の変更履歴

i-SMT グローバル株式インデックスは、設定後日が浅い事もあり、未だ信託報酬引下げの実績はありません。

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)の信託報酬変更履歴
引下げ日 信託報酬(税込) 備考
2017/11/24
 0.2052% 新規設定。
設定時は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式やeMAXIS Slim先進国株式(0.20412%)に僅差で負けるものの概ね同等の信託報酬。
??? ???  

同率1位のeMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイに大きく差をつけられていますが、今後、これらに対抗すべく信託報酬引下げを行うか否かに注目です。

 

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から、i-SMT グローバル株式インデックスの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)

設定当初よりあまり売れていません。特に、ここ数カ月は200~400万円程度の月次資金流入額にとどまっています。

信託報酬が高いSMT グローバル株式の方は1~5億円程度の月次資金流入があり、これよりも売れていない事になります。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスが毎月20億円程度ですので、この2強には足もとにも及びません。

また、純資産総額も0.64億円(2018.7.25時点)と1億にも届いていません。

ただ、マザーファンドは3,000億円を超える巨額な純資産を持っており、これはeMAXIS Slimとほぼ同額です。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じMSCI KOKUSAIでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は、2018年6月末日時点の実質コスト(/2)に対する6カ月騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)

 

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

i-SMT グローバル株式インデックスは、ベンチマークとの乖離が殆どない安定した運用になっています。ファンド純資産総額は小さいですが、巨額なマザーファンドのおかげと言っても良いでしょう。(皮肉な事ですが、資金流入が小さいというのも安定した運用につながっているかな???)

尚、i-SMT グローバル株式インデックスの実質コストは、あくまで推定値ですが、このようにグレーの点線上に綺麗に乗っている事から、概ね実際に即した値だろうと思われます。(推定実質コストが大きく異なり、かつベンチマークとの乖離が非常に大きいという可能性も否定は出来ませんが)

 

まとめ

最安値とはいかないまでも低い信託報酬、そして信託報酬以外のコストも低いと予想され、運用も安定しているi-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)

しかし、殆ど売れていません。

(以下、個人的な見解ですが)

i-SMTの立ち位置が中途半端な気がします。SMTシリーズとブランドをわざわざ分けて設定したi-SMTですから、そこそこ低い信託報酬ではなく、インターネット限定ファンドとして徹底的にコストに拘り、eMAXIS Slimにも対抗出来るようなインデックスファンドになる事を期待します。

幸い、i-SMT グローバル株式インデックスの販売会社は現時点でネット証券6社のみに限られています。販売会社の多いたわらノーロードiFreeに比べ、信託報酬引下げのハードルは低い筈です。

大胆な信託報酬引下げのニュースを待っています!

 

購入先

i-SMT グローバル株式インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券松井証券岡三オンライン証券のネット証券6社のみ。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。
(岡三オンライン証券以外はつみたてNISAでも購入出来ます。カブドットコム証券は未定)

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

i-SMTグローバル株式インデックス (本記事)

たわらノーロード 先進国株式

 

他の先進国株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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