「iTrust日本株式」,「iTrust世界株式」ってどうなの? (楽天証券iDeCoでも取扱い)

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アクティブファンドですが、購入時手数料なし(ノーロード)で、信託報酬も比較的低く抑えたピクテ投信投資顧問株式会社が運用するiTrustシリーズ

iTrustシリーズには5本のファンドがラインアップされていますが、今回は、楽天証券 個人型確定拠出年金(iDeCo)でも取扱っている、「iTrust日本株式」「iTrust世界株式」の2本について、そのパフォーマンスを調査します。

「iTrust日本株式」、「iTrust世界株式」の概要

基本情報

  iTrust日本株式 iTrust世界株式
愛称 日本選抜~シェアNo.1企業厳選~ 世界代表~勝ち組企業厳選~
設定日 2016年6月30日 2016年2月19日
購入時手数料
信託報酬 0.9612% 0.9612%
実質コスト (決算前で不明) 1.152%(*1)
信託財産留保額
投資対象 日本株式 世界株式
(日本、新興国含む)
ベンチマーク
参考指数 TOPIX(配当込) MSCIワールド
組入銘柄数 52 66
純資産総額(*2) 130百万円 251百万円
マザーファンド純資産総額 12,370百万円(*3) 13,366百万円(*1)

(*1)2017年4月10日現在
(*2)2017年6月16日現在
(*3)2017年1月20日、同じマザーファンドで運用する「ピクテ日本ナンバーワン・ファンド(毎月決算実績分配型)」の運用報告書より。

二つとも2016年に設定されたもので、まだ新しいファンドです。

信託報酬は、いずれも0.9612%と1%に近く、実質コストになると1%を超えてしまいます(日本株式は決算前で不明)アクティブファンドとしては十分低コストと言えるでしょう。

投資対象

iTrust日本株式

日本の株式に投資します。

時価総額1,000億円以上の企業から、ナンバーワン企業(その分野でのトップシェア)に投資します。組入上位10銘柄は、日本電信電話、信越化学工業、日本電産、セブン&アイ・ホールディングス、島津製作所、ディスコ、花王、トヨタ自動車、ソニー、テルモで各銘柄とも、その比率は2.1~2.2%。

全保有銘柄を見ると、1つの企業に集中する事無く、概ね2%前後に均等に配分されているように見えます。そして、ナンバーワン企業に投資するという謳い文句の通り、例えば、情報・通信業では日本電信電話とドコモは入っていますが、TOPIXで比率上位を占めるソフトバンクやKDDIは入っていません。同様に、銀行業では三菱UFJは入っていますが、三井住友やみずほFGは入っていません。(以上、2017年1月20日現在)

[参考]時価総額加重型のTOPIXでは2013銘柄、トヨタ[3.3%]、三菱UFJ[2.4%]、NTT[1.7%]、ソフトバンク[1.7%]、三井住友[1.5%](2017.4末現在)、株価平均型の日経平均株価ではファーストリテーリング[8.4%]、ソフトバンク[4.7%]、ファナック[4.0%]、KDDI[3.6%]、京セラ[2.3%](2016.12末現在)となっています。

iTrust世界株式

世界の株式に投資します。日本、新興国を含みます。

主に「豊富な資金力」「優れた開発力」「価格競争力」「ブランド力」「マーケティング力」を有し、高い競争優位性をもつグローバル優良企業に分散投資。

地域別では北米が55%、欧州 32%、日本 5%、新興国 4%、一方、参考指標のMSCIワールドは北米 63%、欧州 25%、日本 9%となっていますので、iTrustの北米比率が若干低く、その分欧州が高くなっています。(数字は2017年5月末時点)

「iTrust日本株式」のパフォーマンス

iTrust日本株式のリターン・リスクを、参考指数であるTOPIXと比較します。
(注)あくまで参考指数であってベンチマークではありません。

尚、TOPIXのデータは、TOPIXに連動を目指すインデックスファンドであるSMT TOPIXインデックス・オープンを使用しました。

基準価額のチャート

先ずは、iTrust日本株式が設定された2016年6月30日を基準(10,000)としたチャートを比較します。

iTrust日本株式

チャートを見ると、ほぼTOPIXと同じ動きに見えます。

リターン・リスクの比較

月次データ(終値)からリターン、リスク、及びシャープレシオを計算してみます。
*シャープレシオは無リスク資産の利回り0として計算。

年率リターン・リスク
  iTrust日本株式 TOPIX(SMT)
リターン 34.0% 31.0%
リスク 7.9% 8.4%
シャープレシオ 4.30 3.70

年率リターンで3%、リスクで0.5%、iTrust日本株式が上回り、その結果、シャープレシオも0.6ポイント上回っています。

1カ月騰落率の差

運用開始から日が浅い事もあり、1カ月騰落率で比較してみます。

各月の騰落率を、iTrust日本株式の騰落率とTOPIXの騰落率の差でプロットしてみます。

iTrust日本株式

全部で11カ月のデータがありますが、

iTrust日本株式の7勝4敗

という結果です。

まとめ

まだ設定から約1年という事で、優劣をつけるのは難しいのですが、少なくとも設定から現在のデータで見る限り、iTrust日本株式はTOPIXを上回るパフォーマンスを示しています。

「iTrust世界株式」のパフォーマンス

iTrust世界株式のリターン・リスクを、参考指数であるMSCI World(MSCIワールド)と比較します。
(注)あくまで参考指数であってベンチマークではありません。

尚、MSCI Worldに連動する適当なインデックスファンドが無かったため、MSCI Kokusaiとの連動を目指すSMT グローバル株式インデックス・オープンTOPIXに連動を目指すSMT TOPIXインデックス・オープンの基準価額から仮想的なMSCI Worldの指数を計算した値を使用します。
*MSCI Kokusai 91%、TOPIX 9%の比率でMSCI Worldの指数としました。

基準価額のチャート

先ずは、iTrust世界株式が設定された2016年2月19日を基準(10,000)としたチャートを比較します。

iTrust世界株式

チャートを見ると、明らかにiTrust世界株式が参考指数に負けています(アンダーパフォーム)

リターン・リスクの比較

月次データ(終値)からリターン、リスク、及びシャープレシオを計算してみます。
*シャープレシオは無リスク資産の利回り0として計算。

年率リターン・リスク
  iTrust世界株式 MSCI World (SMT)
リターン 15.2% 18.4%
リスク 14.2% 15.1%
シャープレシオ 1.07 1.22

年率リターンで3% iTrust世界株式が下回っています。リスクは若干iTrust世界株式が小さくなっていますが、シャープレシオで見てもiTrust世界株式MSCI Worldより小さくなっています。

1カ月騰落率の差

日本株式と同様、1カ月騰落率で比較してみます。

各月の騰落率を、iTrust世界株式の騰落率とMSCI Worldの騰落率の差でプロットしてみます。

iTrust世界株式

全部で15カ月のデータがありますが、

iTrust世界株式の6勝9敗

という結果です。ただ、ここ4カ月に限ってみれば、iTrust世界株式が上回っています。

まとめ

iTrust日本株式よりは、多少設定日が早いですが、それでも、まだ設定から約1年3カ月しかありません。この短い期間ではありますが、少なくとも設定来のデータで見る限り、iTrust世界株式はMSCI Worldを上回る事は出来ていません。

まとめ

iTrust日本株式iTrust世界株式ともに、まだ設定されてから1年程度しかたっていません。ファンドのパフォーマンスを評価、比較するには十分な期間と言えませんが、現時点までの運用成績で見る限り、iTrust日本株式は参考指数であるTOPIXを上回る結果(アウトパフォーム)、一方で、iTrust世界株式は参考指数であるMSCI Worldを下回る結果(アンダーパフォーム)となっています。

iTrustシリーズは、一般の証券会社の他、楽天証券 確定拠出年金でも取扱っています。

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