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【国内リート(J-REIT)インデックスファンド】2017年のベスト・ファンド、そして2018年おすすめのファンドは?

投稿日:2018年1月24日 更新日:

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東証REIT指数をベンチマークとする国内リートインデックスファンドの中から、2017年最も優れたファンド、そして2018年に期待できるファンドを(可能な限り客観的なデータから)選びます。

インデックスファンドとしての評価の基準は、

  • 信託報酬、実質コストが低い事
  • 純資産総額(マザーファンド含む)が大きい事、そして順調に資産を伸ばしている事
  • ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)がない事

この3点に注目して比較していきます。

比較したのは下表のファンド。以降、下表記載の略称で表記する場合があります。

*DC専用ファンド、及びETFが含まれていますが参考値として取り扱います。

比較した国内リート・インデックスファンド
 ファンド 略称 
たわらノーロード国内リート たわらノーロード
<購入・換金手数料なし>
ニッセイJリート
インデックスファンド
ニッセイ
SMT J-REITインデックス
・オープン
SMT
野村インデックスファンド
・J-REIT
Funds-i
eMAXIS 国内リート
インデックス
eMAXIS
三井住友・DC日本リート
インデックスファンド
*楽天iDeCoでも取扱い
三井住友・DC
iFree J-REITインデックス iFree
Smart-i
Jリートインデックス
Smart-i
DCニッセイJ-REIT
インデックスファンドA
*SBI,マネックスiDeCoで取扱
DCニッセイ
NEXT FUNDS
東証REIT指数連動型
上場投信(ETF)
ETF(1343)
ダイワ上場投信・
東証REIT指数
ETF(1488)
 

尚、2017年に新規設定されたファンドについては↓の記事もお読みください。
参考記事2017年新規設定インデックスファンド 人気ランキング。2018年に向けて期待のファンドは?

 

【国内リート(J-REIT)インデックスファンド】実質コスト ランキング

 

先ずは、信託報酬にそれ以外のコストを加えた実質コストのランキングです。

*実質コストは直近の決算時の値。
*DC専用ファンド、ETFは参考値扱い。

 

2017年 期中平均実質コスト・ランキング

2017年期中に信託報酬の引下げがあったファンドは日数で按分し、2017年平均コストとして比較します。

[国内リート(J-REIT)インデックスファンド]
2017年実質コストランキング
順位 ファンド 2017年平均コスト
信託報酬 実質コスト
(参考) ETF(1488) 0.1674% 0.207%
(参考) Smart-i 0.1836% ---
1 <購入・換金手数料なし>
ニッセイ
0.2700% 0.275%
(参考) DCニッセイ 0.2700% 0.281%
2 三井住友・DC
0.2808% 0.283%
3 iFree 0.3132% 0.319%
4 たわらノーロード 0.3240% 0.328%
(参考) ETF(1343) 0.3456% 0.371%
5 eMAXIS 0.432% 0.434%
6 Funds-i 0.432% 0.437%
7 SMT 0.432% 0.440%

1位は、  <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド

DCニッセイJ-REITインデックスファンドAも、概ね同等の実質コストです。

2位  三井住友・DC日本リートインデックスファンド

3位  iFree Jリートインデックス

と続きます。

尚、参考値ながら最も実質コストが低いのはダイワ上場投信-東証REIT指数(ETF 1488)

 

2018年の信託報酬・実質コストは?

国内リートは、つみたてNISAの対象となっていない事もあり、各社、信託報酬の引下げには消極的でしたが、その中でも、たわらノーロードが2017/12/30から引下げを行い、また、2017年8月末には信託報酬最低水準となるSmart-iが新規設定されました。

まだ実質コストがわからないファンドもありますが、判明している分だけの2018年の実質コスト・ランキングです。

*信託報酬以外のコストは毎年変わりますが、ここでは現時点での値をそのまま使用します。

[国内リート(J-REIT)インデックスファンド]
2018年実質コストランキング
順位 ファンド 2018年コスト
信託報酬 実質コスト
(参考) ETF(1488) 0.1674% 0.207%
(参考) Smart-i 0.1836% ---
1 たわらノーロード
0.2700% 0.274%
2 <購入・換金手数料なし>
ニッセイ
0.2700% 0.275%
(参考) DCニッセイ 0.2700% 0.281%

3

三井住友・DC 0.2808% 0.283%
4 iFree 0.3132% 0.319%
(参考) ETF(1343) 0.3456% 0.371%
5 eMAXIS 0.432% 0.434%
6 Funds-i 0.432% 0.437%
7 SMT 0.432% 0.440%

実質コストが判明しているファンドの中では、

たわらノーロード国内リートが1位となります。

ただ、2位の<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドとは、信託報酬は同じ、実質コストが0.01%異なるだけです。

そして、注目は、信託報酬で大きな差をつけて1位となるSmart-i。まだ純資産総額も少なく、運用が不安定ですが(後述)、今後に期待できるファンドです。

 

【国内リート(J-REIT)インデックスファンド】純資産総額ランキング

ファンドを選択する上で重要な指標の一つが、ファンド、及びマザーファンドの純資産総額。

純資産総額が大きいほど安定した運用が期待でき、そして信託報酬以外のコストを抑える事にもつながります。さらに繰上償還のリスクも減ります。

 

マザーファンド 純資産総額

先ずはマザーファンドの純資産総額のランキングです。

純資産総額は、それぞれのファンドの決算報告書から引用していますので、決算時期により最大1年、時期のずれがある事をご承知おきください。

マザーファンド純資産総額
順位 ファンド 純資産総額
(億円)
1 iFree 2401.1
2 SMT
825.9
3 たわらノーロード
292.8
4 Funds-i 284.4
5 eMAXIS
169.8
6 <購入・換金手数料なし>
ニッセイ
/ DCニッセイ
145.7
7 三井住友・DC 144.9
8 Smart-i 38.7

1位 iFree Jリートインデックス

2位以下に大きく差をつけてのトップです。これは、iFreeと同じマザーファンドで運用する純資産総額1,800億円もあるダイワJ-REITオープン(毎月分配型)の寄与によるものです。

2位 SMT J-REITインデックス・オープン

3位 たわらノーロード国内リート

 

2017年末時点でのファンド純資産総額

各ファンドの2017年12月末時点での純資産総額のランキングです。

ファンド純資産総額(2017.12末)
順位 ファンド 純資産総額
(億円)
(参考) ETF(1343) 2745.3
(参考) ETF(1488) 406.9
1 SMT 177.7
2 eMAXIS 115.6
3 <購入・換金手数料なし>
ニッセイ
84.7
4 Funds-i 60.6
5 たわらノーロード 18.3
6 三井住友・DC 4.0
(参考) DCニッセイ 3.7
7 iFree 3.0
8 Smart-i 0.1

1位 SMT J-REITインデックス・オープン

2位  eMAXIS 国内リートインデックス 

3位 <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックス

ファンド設定日は1位のSMTが2008年、2位のeMAXISが2009年、そしてニッセイは2013年ですので、ニッセイの人気の高さがうかがえます。

6位以下の三井住友・DCiFreeSmart-iは5億円にも満たない資産額しかありません。

 

2017年の純資産総額 実質増減額

次に、ファンドの2017年の純資産総額の実質的な純資産の増減額を見てみます。

実質的な増減額は、

(2017.12月末時点の純資産総額) – (2016年12月末時点の純資産総額) x (1年間騰落率+1)

で定義します。

概ね資金流出入額と思って良いでしょう。

前章のファンド純資産総額は設定時期に大きく依存しますが、ここでは、2017年に限定しますので、今、最も人気のある、そして多くの方が投資しているファンドのランキングを知る事が出来ます。

*Smart-iは2017.8.29と設定日が遅いので参考値として見て下さい。

2017年純資産総額 実質増減額
順位 ファンド 実質増減額(億円)
(参考) ETF(1343) 644.40
(参考) ETF(1488) 331.82
1 SMT 47.48
2 <購入・換金手数料なし>
ニッセイ
10.62
3 たわらノーロード 10.02
4 Funds-i 9.73
(参考) DCニッセイ 3.22
5 iFree 2.12
6 三井住友・DC 1.40
7 Smart-i 0.14
8 eMAXIS -1.32

1位  SMT J-REITインデックス・オープン

2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックス

3位 たわらノーロード国内リート

1位は、2位以下に大差をつけたSMTですが、2位、3位に低コストのニッセイたわらノーロードが入っています。

 

2017年12月 1カ月限定

新規設定ファンドを含めて評価、そして来年を占うために、2017年12月の1カ月だけの実質的な純資産総額の増減額を見てみます。

2017年12月純資産総額 実質増減額
順位 ファンド 実質増減額(億円)
(参考) ETF(1343) 160.35
1 SMT 1.73
2 たわらノーロード 1.27
3 <購入・換金手数料なし>
ニッセイ
0.34
4 Smart-i 0.14
5 三井住友・DC 0.13
6 iFree 0.11
(参考) DCニッセイ 0.11
7 Funds-i -0.28
8 eMAXIS -2.11
(参考) ETF(1488) -2.94

1位  SMT J-REITインデックス・オープン

2位 たわらノーロード国内リート

3位 <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックス

1位は変わらずSMTですが、たわらノーロードが2位につけており、3位のニッセイとの差が大きくなっています。たわらノーロードの2017/12/30からの信託報酬引下げを受けての結果でしょう。

そして、まだ金額は少ないですが4位に信託報酬最安値のSmart-iが入っています。

 

【国内リート(J-REIT)インデックスファンド】2017年の運用成績

[注]参考値として記載するETFは、分配金再投資時の基準価額から騰落率を計算しています。実際は、(非課税口座を除き)分配金には20.315%が課税されますので、課税後の騰落率は本記事で示した値より小さくなります。

 

騰落率ランキング

1年間、及び3カ月(2017年10月~12月)の騰落率を見てみます。

*Smart-iを含める為、3カ月のデータを記載。

ランキングは1年騰落率でつけています。

順位 ファンド 1年
騰落率
3カ月
騰落率
1 <購入・換金
手数料なし>
ニッセイ
-6.94% 1.49%
(参考) DCニッセイ -6.95% 1.49%
(参考) ETF(1488) -6.99% 1.53%
2 Funds-i -7.01% 1.53%
3 たわらノーロード -7.03% 1.50%
4 eMAXIS -7.05% 1.51%
5 iFree -7.05% 1.49%
(参考) ETF(1343) -7.11% 1.49%
6 SMT -7.14% 1.49%
7 三井住友・DC -7.94% 1.47%
--- Smart-i --- 1.40%

1年騰落率で、

1位 <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックス

2位 野村インデックスファンド・J-REIT [Funds-i]

3位 たわらノーロード国内リート

となります。

尚、3カ月騰落率では、信託報酬最安値のSmart-iの騰落率が最も低くなっています。

 

ベンチマークとの乖離。実質コストと騰落率の関係。

いくら騰落率が高くても、それがベンチマークとの乖離によるものであれば、たとえ上振れだったとしてもインデックスファンドとして良いファンドとは言えません。

そこで、実質コストに対する騰落率の関係からベンチマークとの乖離を見てみます。

 

2017年 1年間騰落率

先ずは2017年の1年間の騰落率です。

国内リート(J-REIT)インデックスファンド

図中、茶色の点線は、配当込指数のベンチマーク。そしてピンクの星印が、コスト0の時のインデックスの騰落率となります。

各ファンドの騰落率は、理想的にはピンクの星印を通る傾き-0.9(1+騰落率)の直線上にのります。

この線から大きく外れているのが三井住友・DC、大きなマイナス乖離を起こしています。相変わらず運用が安定しないようです。

その他のファンドは概ねベンチマークからコスト分を除いた騰落率となっていますが、細かく見るとFunds-ieMAXIS、そしてニッセイ(&DCニッセイ)が若干プラス側に乖離しているように見えます。

 

2017年 10月~12月 3カ月騰落率

2017年10~12月の3カ月間騰落率を見てみます。

新たにSmart-iのデータが加わります。

*Smart-iは実質コスト不明、予測も困難な為、信託報酬でプロットしてあります。

国内リート(J-REIT)インデックスファンド

先ず、Smart-iですが、はやり設定から日が浅い、純資産総額が小さい事も有り、大きなマイナス乖離を起こしています。

そして、ここでもFunds-ieMAXISがプラス側に乖離しています。

総じて、国内リートは、(TOPIXなどと比較し)ベンチマークとの乖離が生じやすいアセットクラスのようです。

 

2018年の騰落率はどうなるか?

信託報酬以外のコストが直近の値と変わらない、さらに全ファンドともベンチマークとの乖離がないという仮定のもの、2018年の騰落率をイメージしてみます。

*実質コストが推測できないSmart-iは、信託報酬以外のコストが0.01%と仮定してプロットしてあります。

jreit-2018estimate_20180124

勿論、実際の騰落率はわかりませんので、あくまでイメージです。

当然ですが、信託報酬が最も低いSmart-iが、よほど信託報酬以外のコストが高くならない限り、そして早期にベンチマークとの乖離が解消されれば、騰落率トップとなるでしょう。

次に続くのが、たわらノーロードニッセイ

三井住友・DCもコスト的には大きく変わりませんが、今後の乖離がどうなるかに注目です。

 

まとめ

以上、コスト(信託報酬・実質コスト)、純資産総額、騰落率(ベンチマークとの乖離)の3点から、国内リート(J-REIT)インデックスファンドを評価・比較しました。

 

2017年のベスト・ファンドは?

(ここからは、おもいきっり主観が入ります)

<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックス

とします!

マザーファンド純資産総額が小さい点、若干プラス側に乖離しているように見えるなどの問題はありますが、コスト最低水準、ファンド純資産総額が大きく、また順調に伸びている点を評価。

 

2018年 国内リート(J-REIT)、お勧めのファンドは?

<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックス

たわらノーロード 国内リート

の2本。

コストは概ね同等ですので、この2本であれば、そう大きな違いはないだろうと推測します。

また、期待したいファンドとして、

Smart-i Jリートインデックス

まだベンチマークとの乖離が大きく運用が安定していませんが、信託報酬で群を抜いて低いだけに期待したいファンドです。

 

以上、国内リート(J-REIT)インデックスファンドの評価でした。

*投資、及びファンドの選択は自己責任で行ってください。

つみたてNISA特定口座国内リート・インデックスファンドに投資したい方は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券など。
公式サイト SBI証券 楽天証券 マネックス証券

最新の国内リート・インデックスファンドの状況は下記記事を参照下さい。本記事と結論が変わっている場合もあります。

 

「2017年ベストファンド、2018年のおすすめのファンド」シリーズの他のアセットクラスは↓の記事を参照して下さい。

「 2017年ベストファンド、
2018年おすすめファンド」
(各アセットクラスをクリックして下さい)
先進国株式インデックスファンド
新興国株式インデックスファンド 
国内株式(TOPIX)インデックスファンド 
国内株式(日経平均株価)インデックスファンド 
全世界株式インデックスファンド 
本記事国内REIT(J-REIT)インデックスファンド 
先進国REITインデックスファンド 

 

2017年に新規設定されたファンドについては↓の記事もお読みください。
参考記事2017年新規設定インデックスファンド 人気ランキング。2018年に向けて期待のファンドは?

また各ファンドの最新の信託報酬、実質コストは↓の記事を参考にして下さい。
参考記事インデックスファンド・コスト比較

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