個人向け国債は毎月・少額を積立てるような商品ではありません。それなら高金利定期預金・普通預金を利用しましょう。

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[最終更新日 : 2017/9/4] 島根銀行の金利を最新情報に更新しました。

多くの方が購入している個人向け国債、投資ブログや資産運用の書籍などでも良く推奨されている商品です。

「国債」という名前ではありますが、事実上、元本、及び利息が保証されており、「債券投資」というより、「日本国銀行」の定期預金と考えて良いかと思います。

人気の個人向け国債ですが、それ自体は決してお得な商品ではありません。まして少額毎月積立てるような商品でもありません。金利を考えれば、銀行・信用金庫の高金利定期預金の方がはるかに優れています。

以下、詳細を比較してみます。

個人向け国債とは?

個人向け国債の種類・特徴

個人向け国債には、変動10固定5固定3の3種類があります。

変動10(変動金利型10年満期)は、10年満期で半年毎に金利が変わる変動金利です。金利は、基準金利(*)x0.66で決まります。

*基準金利 : 10年固定利付国債の平均落札利回り

固定5(固定金利型5年満期)固定3(固定金利型3年満期)は、購入時の金利が、それぞれ5年、3年間満期を迎えるまで固定されているものです(固定金利)。金利は、基準金利 – 0.05%(固定5)/0.03%(固定3)で決まります。

*基準金利 : 期間5年または3年の固定利付国債の想定利回り

実際の金利ですが、2016年1月のマイナス金利導入以降、ほぼ0.05%と最低金利が続いています。

個人向け国債を多くの方が推奨する理由

固定利付国債の利回りで個人向け国債の金利も変わりますが、3種類とも、最低金利0.05%が保証されています。いかにマイナス金利になろうとも、個人向け国債の金利が0.05%より低くなる事はありません。

現在、メガバンクの定期預金金利は0.01%ですので、それの5倍の金利という事になります。これが、専門家を含む多くの方が個人向け国債を推奨する大きな理由です。

しかし、メガバンクの定期預金金利と比較すること自体が間違っているのです。世の中には、もっと金利の高い銀行・信用金庫の定期預金があります。これらと比較しなければ意味がありません

*尚、現在の金利情勢では、固定金利の固定5固定3を購入する意味は殆ど無いと思いますので、以下、変動10に絞って比較していきます。

個人向け国債・変動10と高金利定期預金・普通預金の比較

比較一覧表

個人向け国債・変動10と銀行・信用金庫 定期預金を比較していきます。

定期預金は、現時点での具体的な銀行・信用金庫の1年定期預金の金利、さらに高金利の普通預金も合わせて比較します。

*1年定期預金で取り上げる島根銀行、豊橋信用金庫は、現時点で最高の金利と言うわけではありませんが、最低預入金額等も考慮し選択しました。他の銀行・信用金庫の金利を知りたい方はこちらを参照して下さい。

  個人向け国債
変動10
銀行
1年定期

島根銀行(*1)
信用金庫
1年定期

豊橋信用金庫(*1)
普通預金
イオン銀行(*5)
楽天銀行(*6)
金利 0.05%(*2)  0.23%(*3)  0.30%(*4) 0.10%(*5)
変動金利 固定金利 固定金利 変動金利
最低購入
(預入)金額
1万円以上
(1万円単位)
1万円以上
(1円単位)
10万円以上
(1円単位)
1円
途中解約 1年経過後
解約可能 
 可能 可能
途中解約のペナルティ 1年分の利息相当額  6カ月未満は普通預金金利、6カ月以上1年未満は50% 
安全性  ○  △

(*1)インタネットバンキングまたはインターネット支店
(*2)2017年8月発行(7月募集)の利率。
(*3)2017年9月4日時点の金利。
(*4)2017年9月29日までのキャンペーン
(*5)イオンカードセレクト、またはキャッシュ+デビット所有による特別金利
(*6)楽天証券も口座開設しマネーブリッジ設定による特別金利

金利

個人向け国債・変動10の金利0.05%に対し、1年定期預金は、ここに挙げた例でも、その5~6倍の金利です。(もっと高い金利もあります)

さらに普通預金でも2倍以上の金利があります。

現時点で、個人向け国債の金利は全く魅力ありません。

唯一、優位な点は変動金利である事。銀行定期預金でも変動金利の商品はありますが、高金利の定期預金は固定金利が殆どです。

変動金利だと、金利が上向けば、自動的に個人向け国債の金利も上がりますので(半年毎)ほったらかしでも(将来起こるかもしれない)インフレに対応できます。

ただ、定期預金も1年もの等、長期(数年)の定期預金を避ければ、多少の手間をかけるだけで、十分、インフレに対応できます。

途中解約

個人向け国債は、大規模災害等の例外を除き、1年間は解約・換金できません。一方の定期預金は、中途解約利率が適用されるものの、解約が可能です。

不意の出費に対応できると言う点でも、定期預金の方が勝っています。

勿論、普通預金であれば、いつでも入出金が可能です。

安全性

個人向け国債は国が発行するものですので、日本が破綻するような事がなければ安全です。

一方の銀行・信用金庫、預金保険制度により、(銀行などが破綻しても)各金融機関毎に元本1,000万円までと、その利息が保護されます。個人向け国債と同等の安全性と言っても良いでしょう。(1,000万円と上限がある事から上表では△としました)

これも、1つの金融機関に1,000万円以上預けない、それ以上は複数の金融機関に分散して預入する事で安全性を確保できます。(参考記事はこちら)

個人向け国債以上の金利の定期預金を取扱っている銀行・信用金庫はたくさんあります。それらに分散して預入するだけで良いのです。よほどの資産家でない限り困る事はないでしょう。

*外国銀行、外貨預金など、預金保険制度対象外の場合もありますので、ご注意ください。

個人向け国債のお得な利用方法。

本サイトでも毎月紹介していますが、個人向け国債のメリットは、そのキャッシュバック・キャンペーンにあります。

キャッシュバック・キャンペーンを実施していない金融機関で個人向け国債を買うメリットはありません。

そしてキャッシュバック・キャンペーンは、購入金額が上がるほど、そのキャッシュバック率は高くなります。

*但し、マネックス証券だけは購入金額の0.15%と定率です。(2017年8月時点)

最新のキャッシュバック情報個人向け国債 キャッシュバックキャンペーン比較

参考記事減額された個人向け国債キャッシュバック・キャンペーン、課税されても、まだお得なの?

参考記事個人向け国債キャッシュバックキャンペーンの証券会社比較、その定期預金換算金利は?

最もお得な普通預金・定期預金・個人向け国債の使い分け

先ず、資産が少額なうちは、イオン銀行楽天銀行などの高金利普通預金

そしてある程度、資産が増えたところで、銀行・信用金庫の高金利定期預金

100万円以下(または限定)の特別金利定期預金を使うのもいいでしょう。

100万円限定定期預金で高金利をゲットしよう!
一部の地方銀行ネット支店には、100万円までという限定ながら、高金利の定期預金があります。複数の銀行に100万円ずつ分けて定期預金を作成すれ...

そして、500万円、もしくは1,000万円と、まとまった資金になった時に、個人向け国債をキャッシュバックの有利な証券会社で購入します。

勿論、個人向け国債は1年経過後解約し、他の(キャッシュバックキャンペーンのある)証券会社で購入しなおします。

その際、1年分の利息相当額がペナルティとして差し引かれますが、もともと僅かな金利ですので、キャッシュバック金額に比べて微々たるものです。

個人向け国債キャッシュバックキャンペーンを含めた定期預金の金利ランキングは↓にあります。これを参考にしつつ、預入先を決めて下さい。

銀行・信用金庫 「普通預金」「定期預金」金利比較・ランキング 2017年11月
銀行(信用金庫含む)の普通預金、定期預金の金利をご紹介します。 *基本的に、ネット銀行、ネット支店の金利です。店頭金利とは異なりますので注...

まとめ

個人向け国債のメリットは、500万円、または1,000万円とまとまった金額で購入した時のキャッシュバック・キャンペーンにあります。

決して、少額で毎月積立てするような商品ではありません。

高金利の定期預金に預け入れるのが面倒だという方は、個人向け国債を少額で購入するより、まだイオン銀行楽天銀行普通預金に預けた方がお得です。

特にインデックス投資家の方へ

投資を行っていると1日で数%動く事もある世界ですから、無リスク資産の0.1%程度の違いなんて馬鹿らしく見えてくるかもしれません。しかし、無リスク資産(生活防衛資金)あっての投資です。

特にインデックス投資家の方、0.1%、いや0.01%の信託報酬の違いにも敏感なはずです。それと同じように、無リスク資産の運用でも0.1%、0.01%の違いを大切にし、より効率的な資産運用を心がけましょう。

中には、国内債券クラスの投資先として個人向け国債を購入、または推奨される方もいますが、国内債券の今後の価格上昇の期待が薄いと思われるなら、無理に国債債券クラスに投資する必要はありません。個人向け国債を購入するのではなく、高金利の定期預金・普通預金を活用すれば良いのです。

楽天証券で投資を行っている方、行おうと思っている方は、楽天銀行マネーブリッジ適用による普通預金0.10%を積極的に利用しましょう。

楽天証券の口座開設は—>楽天証券
楽天銀行の口座開設は—>楽天銀行

そして、イオン銀行 普通預金も0.10%です(イオンカードセレクト所有)。イオン銀行は、楽天証券松井証券GMOクリック証券などのネット入金にも対応しています。

イオンカードセレクトの申込(イオン銀行の口座開設も行えます)は—> イオンカードセレクト

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