本当に必要な老後資金(4) ~番外編 早期退職・アーリーリタイアするにはいくら必要?~

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[お詫び 2017.4.4] 厚生年金減額の説明中「平均報酬月額」と記載してましたが、正しくは「平均標準報酬額」です。お詫びして訂正します。計算自体に問題はありません。

今まで3回にわたって書いてきました「本当に必要な老後資金」。

第1回本当に必要な老後資金(1) ~インフレを考慮した年齢別の必要資金~

第2回本当に必要な老後資金(2) ~インフレを考慮した年齢別の必要資金~ 64歳まで働いた場合

第3回本当に必要な老後資金(3) ~今から準備する場合、年間いくら積立てたらよいか?~

最終回は番外編として、早期退職・アーリーリタイアを考えている方の為に、「いくらあったら早期退職出来るか」、を計算してみます。

ここ数年、早期退職募集のニュースをよく聞くようになりました。大企業と言えども安泰ではありません。自らの意思で、あるいは致し方なく退職に追い込まれる方も多いかと思います。勿論、再就職先があれば問題ないのですが、年齢が上がるほど再就職が難しくなってくるのも事実です。

そして、早期退職、アーリーリタイアという道を選択する事になるかもしれません。「しんたろう」も、その一人です。「しんたろう」の場合、自らの意思で辞めたのですが、その決断が出来たのは、それなりに(質素ですが)生きていく為の資産を築く事が出来たからです。

さて、前置きが長くなりましたが、実際の計算結果をお見せします。

尚、早期退職する(その後年金以外の収入無)以外は、全て今までと同じ前提で計算しています。

参考記事本当に必要な老後資金(1) ~インフレを考慮した年齢別の必要資金~

インフレは2%、マクロ経済スライドによるスライド調整率は1.3%としました。

貯蓄・資産運用の年利回りはインフレ率と同じ、即ち2%としています。

早期退職・アーリーリタイアする為に必要な資産

支出は、最低限、プチゆとり、ゆとりの3種類、

収入は、夫婦合わせて65歳から266万円の年金のみ、90歳まで生きる事、そして退職後は年金以外の収入は無い事が前提です。

尚、教育費や住宅費は入れていませんので、別途用意するか、あるいはすでに子供が独立、住宅も購入済(ローン残高無)が条件です。

必要な資産額

厚生年金(含む夫婦の基礎年金) 現在価額で年額266万円の場合。

早期退職に必要な資産額 年金=266万円(現在価額)
退職年齢 最低限の生活
(年間支出264万円)
プチゆとり
(年間支出350万円)
ゆとりある生活
(年間支出425万円)
45歳 7,605万円 11,561万円 15,002万円
46歳 7,282万円 11,152万円 14,518万円
47歳 6,957万円 10,741万円 14,032万円
48歳 6,632万円 10,330万円 13,546万円
49歳 6,305万円 9,917万円 13,059万円
50歳 5,978万円 9,504万円 12,571万円
51歳 5,651万円 9,091万円 12,083万円
52歳 5,322万円 8,676万円 11,593万円
53歳 4,992万円 8,260万円 11,103万円
54歳 4,662万円 7,844万円 10,612万円
55歳 4,331万円 7,427万円 10,120万円
56歳 3,999万円 7,009万円 9,627万円
57歳 3,666万円 6,590万円 9,133万円
58歳 3,332万円 6,170万円 8,638万円
59歳 2,997万円 5,749万円 8,142万円
60歳 2,661万円 5,327万円 7,646万円

55歳以下で早期退職し、ゆとりある生活を送ろうと思ったら、1億円以上の資産が必要という事です。きっと、こんな方もいらっしゃるんでしょうね、あー、うらやましい。。。

厚生年金の減額を考慮した場合

おっと、ここで忘れていけないのが、早期退職、アーリーリタイアすると厚生年金が減ってしまう事です。(当然、国民年金は60歳になるまで保険料を払うという前提です。)

そこで、この厚生年金の減額分を計算に入れてみます。

年金の削減額は、概ね下記の式で計算できます。

(60歳 – 早期退職年齢) x 12カ月 x 平均標準報酬額 x 5.481/1000

もともと、年金額を266万円としたのは、平均標準報酬額が月額42.8万円(賞与込み)という前提ですので、この値を使って年金削減額を求め、再度、必要な資産額を計算してみます。

早期退職に必要な資産額
基礎となる年金額=266万円(現在価額)で勤続年数による年金額減少を考慮
退職年齢 最低限の生活
(年間支出264万円)
プチゆとり
(年間支出350万円)
ゆとりある生活
(年間支出425万円)
45歳 8,326万円 12,282万円 15,723万円
46歳 7,963万円 11,833万円 15,199万円
47歳 7,598万円 11,382万円 14,674万円
48歳 7,231万円 10,929万円 14,146万円
49歳 6,863万円 10,475万円 13,616万円
50歳 6,492万円 10,018万円 13,084万円
51歳 6,119万円 9,559万円 12,551万円
52歳 5,743万円 9,097万円 12,015万円
53歳 5,366万円 8,634万円 11,476万円
54歳 4,986万円 8,168万円 10,936万円
55歳 4,605万円 7,701万円 10,394万円
56歳 4,221万円 7,231万円 9,849万円
57歳 3,834万円 6,758万円 9,302万円
58歳 3,446万円 6,284万円 8,752万円
59歳 3,055万円 5,807万円 8,200万円
60歳 2,661万円 5,327万円 7,646万円

支出額に関わらず、45歳退職で721万円、50歳で513万円、55歳で274万円、必要な資産額が増えます。

早期退職される方は、給与がなくなるだけでなく、厚生年金の受給額も減額されるという事を頭に入れておいてください。

まとめ

最低限の生活であれば、45歳で8,326万円、50歳で6,492万円の資産があれば早期退職・アーリーリタイア可能という結果です。持家かつ、お子さんが独立している、かつ死ぬまで普通の生活が送れるという前提です。

あくまで、いくつかの仮定のもとに計算した結果ですので、特に若い方程、誤差が大きくなる事をご承知おきください。45歳と言えば、65歳の年金受給まで20年、その時、年金制度がどうなっているかなんて予想もつきませんし、ひょっとしたら受給年齢がさらに引き上げられてしまう可能性だって否定できません。

また、「しんたろう」は早期退職・アーリーリタイを勧めるつもりもありません。

早期退職・アーリーリタイアなんて全く考えていない方、もし、それぞれの年齢に応じて上の表のような資産があれば、生活の為ではなく、後は生きがいとして仕事できると言う見方も出来ます。この金額を貯蓄・資産運用の目標とされるのも良いのではないでしょうか。

資産運用・投資について

以上の計算は少なくとも資産運用としてインフレ率以上の利回りを確保する事が必要です。だからといって、いきなり投資に走らなくても、定期預金でも十分金利の高い銀行、信用金庫があります。最新の金利情報は↓にまとめてあります。

参考記事銀行・信用金庫 「普通預金」「定期預金」金利比較・ランキング

また、資金が足りないからといって何の知識もなくむやみに投資に走る事はお勧めしません。先ずは、しっかりと、そのリスクを知る事が必要です。そして、その上で投資する場合は、本サイトでは投資信託を使ったインデックス投資を推奨しています。↓の記事などを参考にして下さい。

参考記事投資信託を初めて購入しようと考えている方へ(1)

参考記事投資信託を初めて購入しようと考えている方へ(2)

また、インデックスファンドの選び方については↓の記事も参考にして下さい
参考記事初心者のインデックスファンドの選び方。~初めてインデックス投資を行う方へ~

実際のインデックスファンドの一覧(信託報酬、実質コストなどをまとめてあります)は↓の記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンド・コスト比較

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コメント

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