【全世界株式インデックスファンド 2017年11月】野村つみたて外国株投信の成績は? 若干のマイナス乖離!

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1本のファンドで先進国・新興国両方の株式に投資する、MSCI All Country World Index(MSCI ACWI 除く日本)との連動を目指す全世界株式インデックスファンド、その2017年11月の運用結果を確認します。

なんといっても注目は超低コストで登場した野村つみたて外国株投信

設定(2017.10.2)から1カ月間の運用成績は、マザーファンドの純資産総額が大きい事もあり、設定当初にも関わらず安定した運用成績を残しています。
参考記事全世界の株式に投資する「野村つみたて外国株投信」設定から1カ月の成績は? eMAXIS全世界株式、三井住友・DC全海外株式と比較。

さて、2017年11月はどうだったでしょうか?

eMAXIS三井住友・DCとも比較しつつ、その運用結果を見てみます。

全世界株式インデックスファンド 2017年11月の運用成績は?

比較したファンド

MSCI ACWI(除く日本)との連動を目指して運用する下記3本のファンドを比較します。

全世界株式インデックスファンド
 ファンド 信託報酬 実質コスト 
野村つみたて外国株投信 0.2052%  —
三井住友・DCつみたてNISA・
全海外株インデックスファンド
0.2700% 0.354%
eMAXIS 全世界株式インデックス 0.6480% 0.752%

2017年11月の1カ月騰落率

先ず、前回もお見せした、設定(2017.10.2)から1カ月間の騰落率を信託報酬(1/12)に対してプロットした結果が下図。

全世界株式インデックスファンド

三井住友・DCはおいといて、野村つみたて外国株投信eMAXIS 全世界株式は、傾き-1.0の直線上にきれいにのっています。これが本来あるべき結果です。

次に、同じように2017年10月31日から11月30日までの1カ月騰落率をプロットします。

*本来は信託報酬ではなく実質コストでプロットすべきですが、野村つみたて外国株投信の実質コストが不明の為、今回は信託報酬でプロットします。

全世界株式インデックスファンド

先ず、三井住友・DCは相変わらず大きなマイナス乖離を起こしています。

そして、注目の野村つみたて外国株投信、信託報酬が大きく異なるeMAXIS 全世界株式と全く同じ騰落率となっています。

信託報酬が低い分、騰落率は高くならなければ意味がありません。

野村つみたて外国株投信の期待される(本来あるべき)騰落率は、赤い星印の点です。これに対して約0.03%の下振れを起こしている事になります。

勿論、eMAXISはベンチマークとの乖離が無いという前提ですが、次にこれを検証していきます。

先進国株式、新興国株式と分離して騰落率を見てみます。

それぞれ同じマザーファンドで運用する、

野村つみたて外国株投信は、野村インデックスファンド[Funds-i]・先進国株式・新興国株式、

eMAXIS 全世界株式は、eMAXIS 先進国株式・新興国株式、

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株は、三井住友・DC外国株式インデックスファンドS、新興国株式

の1カ月騰落率を見てみます。

先進国株式

先進国株式インデックスファンド(MSCI Kokusai)の1カ月騰落率を示します。

先進国株式インデックスファンド

eMAXISは、他のファンドと同一線上にのっている事からベンチマークとの乖離はないと判断出来ます。

一方、Funds-iはマイナス側に大きく乖離しています。

三井住友・DCは、その低い信託報酬に応じた高い騰落率となっています。

新興国株式

次に、新興国株式インデックスファンド(MSCI EM)の1カ月騰落率を示します。

新興国株式インデックスファンド

先進国株式のように綺麗な相関はありませんが、それでも、eMAXISよりFunds-iの騰落率が低いことが分かります。

ただ、どちらがベンチマークとの乖離がない本来の騰落率なのかは判断出来ません。

尚、三井住友・DCは、このグラフのスケールの下方に大きく乖離していますので、図にはプロットされていません。

先進国株式・新興国株式の騰落率のまとめ

11月の1カ月騰落率を下表にまとめます。

2017年11月 1カ月騰落率
  野村つみたて
外国株
eMAXIS 野村-eMAXIS 三井住友・DC
全世界株式 0.72% 0.72% 0.00% 0.64%
先進国株式 0.59% 0.63% -0.04% 0.67%
新興国株式 1.24% 1.31% -0.07% 0.62%

野村つみたて(Funds-i)は、先進国株式で0.04%、新興国株式で-0.07%、eMAXISより下振れしています。

新興国株式の方が下振れ幅は大きいですが、全世界株式の先進国・新興国比率が概ね9:1である事を考えると、先進国株式は-0.036%、新興国株式は-0.007%となり、先進国株式の影響が大きいことが分かります。

そして、eMAXIS 先進国株式はベンチマーク通りの運用がなされている事は上述の通りです。

先進国株式・新興国株式の結果から全世界株式の騰落率を計算

次に、さらに検証を進める為、上記、先進国株式、新興国株式の騰落率から、全世界株式の騰落率を計算してみます。

下式のように、先進国・新興国株式の騰落率に実質コストを足して、それぞれのベンチマーク騰落率を求め、それを全世界株式の配分比率で足し、さらに全世界株式の信託報酬を引く事で全世界株式インデックスファンドの騰落率が求まります。

尚、資産配分比率は、それぞれのファンドの10月月報の値を使用しています。

{(先進国株式騰落率+先進国株式実質コスト/12) x 配分比率 + (新興国株式騰落率+新興国株式実質コスト/12) x 配分比率} – 全世界株式信託報酬/12

2017年11月 1カ月騰落率
  野村つみたて
外国株
eMAXIS 三井住友・DC
実際の全世界株式ファンドの騰落率 0.72% 0.72% 0.64%
先進国・新興国株式から全世界株式の騰落率を計算した結果 0.71% 0.73% 0.65%

上表で上段が実際のファンドの騰落率、下段が先進国・新興国株式の騰落率から全世界株式の騰落率を計算した結果です。

概ね一致しています。

即ち、全世界株式の騰落率は、同じマザーファンドで運用する先進国株式、新興国株式の結果から説明でき、それぞれの乖離は、そのまま全世界株式の乖離につながると言って良いでしょう。

そして、全世界株式についても、eMAXISの騰落率が正しく(ベンチマーク通り)、野村つみたて外国株投信がマイナス乖離していると判断出来ます。

1日騰落率の推移

最後に、野村つみたて外国株投信eMAXIS 全世界株式の毎日の1日騰落率差(野村 – eMAXIS)の推移を見てみます。

同時に、それぞれの先進国株式、新興国株式の騰落率の差もプロットします。但し、全世界株式の比率に合わせ、先進国株式はx0.9倍、新興国株式はx0.1倍してあります。

野村つみたて外国株投信

図中、茶色の点線の枠で囲った日がeMAXISとの差が大きかった日です。11/8、11/30と2日ありますが、2日とも、全世界株式、先進国株式両方の差が大きくなっている事がわかります。

これからも、野村つみたて外国株投信の乖離が、同じマザーファンドで運用する先進国株式の乖離に起因している事がわかります。

まとめ

以上の結果をまとめると、

2017年11月において、野村つみたて外国株投信は約0.03%マイナス側の乖離を引き起こしており、それは先進国株式マザーファンドの乖離に起因するものです。

たかが0.03%、されど0.03%、今や0.01%、いや0.001%の信託報酬を競っている時代ですので、決して小さい値とは言えないでしょう。

ただ、0.03%のマイナス乖離を起こしてさえも、まだeMAXIS全世界株式と同じ騰落率であり、現時点で全世界株式インデックスファンドの中では、野村つみたて外国株投信が最強である事には変わり有りません。

三井住友・DCの大きなマイナス乖離はいつもの事で、これは新興国株式の乖離によるものです。

p.s. 元々、野村つみたて外国株投信と、eMAXIS Slim新興国 + Slim/i-SMT/たわら先進国株式の組合せ、どちらが得かを調べる目的で始めた調査でしたが、マイナス乖離の発生で正当な評価になりませので、この調査は次の機会に。

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