[2017年5月版 先進国株式インデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか?

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毎月定期的にチェックしているMSCI Kokusai(コクサイ)との連動を目指す先進国株式インデックスファンドの運用状況チェック 2017年5月版です。

各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それが、ちゃんとファンド騰落率に反映されているかを確認します。

折角、信託報酬の低いファンドを選択しても、それが騰落率に反映されなければ意味がありません。

また、ベンチマークとの乖離、各社、決算時の運用報告書に記載されていますが、これを信じてはいけません

例えば、同じMSCI Kokusaiといっても、各運用会社が、独自に円換算している事、さらに、配当含む・含まない(プライス)、そして配当込でもグロス(配当課税無)ネット(配当課税有)と様々で、同じ基準で評価していないからです。

参考記事各アセットクラスのインデックスファンドのベンチマーク(配当有無、配当込の場合グロス、ネット)、及びその騰落率をまとめました。

使用したデータは、各ファンドの2017年5月末時点での月報、マンスリーレポートです。

*マンスリーレポートの騰落率が小数点第1位までしか記載されていないファンドについては、基準価額から独自に計算し、小数点第2位までの値で比較します。

尚、2017年4月末時点での結果は↓を参照して下さい。

[2017年4月版 先進国株式インデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか? そして真のベンチマークとの乖離は?
毎月定期的にチェックしているMSCI Kokusaiとの連動を目指す先進国株式インデックスファンドの運用状況チェック 2017年4月版です。...

比較したファンド

MSCI Kokusai(MSCI コクサイ)との連動を目指して運用する下記のインデックスファンドを比較しました。

*以下、[ ]内に示した略称で表記します。

  • たわらノーロード 先進国株式  [たわら]
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド  [ニッセイ]
  • eMAXIS 先進国株式インデックス [eMAXIS]
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス [eMAXIS Slim]
     *実質コストは信託報酬にeMAXISの信託報酬以外のコストを足した値を使用。
  • 野村インデックスファンド・外国株式<Funds-i>  [Funds-i]
  • SMT グローバル株式インデックス・オープン   [SMT]
  • 外国株式インデックスe   [インデックスe]
  • iFree 外国株式インデックス  [iFree]
  • (日興)インデックスファンド海外株式(ヘッジ無)  [日興DCインデックス]
  • 三井住友・DC外国株式インデックスファンドS  [三井住友・DC]
     *DC専用で一般には販売されていません。

実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか?

1カ月騰落率

先ずは1カ月騰落率で見てみます。

先進国株式インデックスファンド

基本的には概ね実質コストに応じた騰落率となっていますが、低コストの5ファンド(三井住友・DC、たわら、iFree、ニッセイ、eMAXIS Slim)の騰落率が全く同じとなっています。

また、SMTインデックスeの騰落率が若干低くなっています。

ただ、その差は僅かであり、2017年5月の運用に関して、各ファンドとも大きな問題はなかったと言って良いでしょう。

3カ月、6カ月、1年騰落率

今回は、3カ月、6カ月、1年騰落率、全てのグラフを紹介します。

3カ月騰落率

先進国株式インデックスファンド

1カ月で見るより、だいぶ実質コストに対する依存が明確になってきます。強いて言えば、eMAXIS Slim、及びeMAXISがプラス側に、Funds-iがマイナス側に若干乖離しているように見えます。

6カ月騰落率

先進国株式インデックスファンド

*eMAXIS Slimは、まだ設定から6カ月たっていませんのでデータありません。

3カ月騰落率同様、若干Funds-iの騰落率が低いように見えます。

1年騰落率

先進国株式インデックスファンド

ニッセイを除き、概ね実質コストに応じた騰落率です

同じ先進国株式インデックスファンドでも1年間で1%近い差がつくのです。いかに信託報酬・実質コストが低いファンドを選ぶべきかがお分かり頂けるかと思います。

そして、1日でも大きな乖離を起こしてしまうと、それは決してなくならないという事も、

まとめ

以上、先進国株式(MSCI kokusai)インデックスファンドについて、騰落率に信託報酬・実質コストがちゃんと反映されているかの評価、2017年5月版でした。

2017年5月においても、概ね実質コスト(信託報酬+α)に応じた騰落率を示し、特に問題となるような大きな乖離はなかったと言えます。

(あまり人気のないこのシリーズですが)今後も継続的に監視していきます。

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