ファンド運用状況チェック & 決算報告

[2018年2月版] 先進国株式インデックスファンドの人気(純資産総額増減額)ランキング、運用成績の比較。

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毎月定期的にチェックしているMSCI Kokusai(コクサイ)との連動を目指す先進国株式インデックスファンドの人気(純資産総額の増減)、及び運用状況確認、2018年2月版です。

先ず、純資産総額の実質的な増減額(=概ね資金流出入額)から、2018年2月に多く購入された人気のファンドを調べます。

また、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

2018年1月(2017.12.30)からたわらノーロード、2月(2018.1.30)からeMAXIS Slimの信託報酬が引き下げられましたが、これが人気、騰落率にどのように反映されているかも注目です。

尚、ベンチマークとの乖離、各社、決算時の運用報告書や月報に記載されていますが、これを信じてはいけません。同じMSCI Kokusaiといっても、各社のベンチマーク騰落率は異なるからです。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

2018年1月末時点の結果は↓を参照して下さい。
参考記事[2018年1月版] 先進国株式インデックスファンドの人気(純資産総額増減額)ランキング、運用成績の比較。

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コストを下表にまとめます。

*DC専用ファンドは参考値扱い
*eMAXIS Slim、i-SMTの実質コストは、信託報酬以外のコストが、それぞれeMAXIS、SMTと同じと仮定して算出。

ファンド 信託報酬 実質コスト
eMAXIS Slim先進国株式
インデックス
0.11826% (0.211%)
三井住友・DC外国株式
インデックスファンドS
0.1728% 0.256%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
0.20412% 0.303%
DCニッセイ外国株式インデックス 0.20412% 0.307%
iFree 外国株式インデックス
(為替ヘッジなし)
0.2052% 0.274%
i-SMT グローバル株式 0.2052% (0.245%)
たわらノーロード
先進国株式
0.2160% 0.254%
Smart-i 先進国株式
インデックス
0.2160% (決算前)
外国株式インデックスe 0.540% 0.573%
SMTグローバル株式
インデックス・オープン
0.540% 0.580%
野村インデックスファンド
・外国株式(Funds-i)
0.594% 0.615%
eMAXIS 先進国株式
インデックス
0.648% 0.741%
日興インデックスファンド
海外株式(ヘッジ無)
0.9072% 0.946%

 

純資産総額の増減額 [人気ランキング]

先ずは、2018年2月の1カ月間の純資産総額の実質的な増減額をみてみます。

実質的な増減額は、

(2018年2月末時点の純資産総額) - (2018年1月末時点の純資産総額) x (1カ月間騰落率+1)

で定義します。概ね資金流出入額となります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

順位  ファンド 2018年
2月
2018年
1月
1 <購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式
インデックスファンド
23.2 50.5
2 eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
19.2 17.3
3 たわらノーロード
先進国株式
7.1 11.3
  DCニッセイ
外国株式インデックス
6.5 7.1
4 野村インデックス
ファンド
・外国株式[Funds-i]
2.2 2.9
5 SMTグローバル株式
インデックス・オープン
1.0 3.5
6 日興インデックス
ファンド
海外株式(ヘッジ無)
0.4 0.6
7 iFree 外国株式
インデックス
(為替ヘッジなし)
0.3 0.8
8 i-SMT グローバル株式 0.1 0.2
9 Smart-i 先進国株式
インデックス
-0.1 0.0
10 外国株式インデックスe -0.1 -0.8
  三井住友・DC外国株式
インデックスファンドS
-0.5 7.3
11 eMAXIS 先進国株式
インデックス
-3.0 -0.5

*参考までに先月(2018年1月)の値も示しています。

2018年2月も先月に引き続き、

1位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

信託報酬で大きく他を引き離したeMAXIS Slim先進国株式インデックスは2位にとどまりました。

ただ、1位のニッセイと先月は2倍以上の差がありましたが、2月になり、その差が大きく縮まっています。

この勢いが続けば、3月こそは逆転すると予想します。

3位以下は、先月と殆ど同様です。比較的低コストのiFreei-SMTSmart-iは苦戦しています。

 

実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離は?

2018年2月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

1カ月騰落率

先ずは、2018年2月の1カ月騰落率を見てみます。

実質コスト/12に対して1カ月騰落率をプロットします。

図中、グレーの点線は傾き-1.0の線です。

先進国株式インデックスファンド

Smart-i以外は、レンジで0.02%の範囲内で実質コストに応じた騰落率になっています。

(何故か2極化しているようにも見えるけど・・・)

Smart-iが安定した運用になるにはまだまだ時間(純資産)が必要なようです。

あれ、巷で話題になっているニッセイの乖離は?

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式の乖離について

既に、多くのブログなどで話題になっている(*)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式の乖離について確認します。

(*)例えば、たわら男爵のこちらの記事

2月の日次騰落率、eMAXIS Slimを基準とし、eMAXIS Slimの日次騰落率に対する差をプロットしたのが下図。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

たわらノーロードi-SMT三井住友・DCは殆ど0%、即ちeMAXIS Slimと同じ日次騰落率になっています。

一方、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式、及び同じマザーファンドで運用するDCニッセイ外国株式インデックスは、2月6日に0.1%を超えるマイナス乖離を、翌日7日は、逆に0.2%のプラス乖離を起こしています。

この2日以外にも乖離を起こしている日が数日あります。

しかし、2月トータルで見ると、ちゃんと他のファンドと同じ月次騰落率に合わせてきた、さすがニッセイ!

とはなりませんね。

インデックスファンドである以上、例え1日でも乖離を起こしたらダメです。それを翌日、取り戻すなんて事はもってのほか。

運用が安定していない証であり、今後、同じような、あるいは、今回以上の乖離を引き起こす可能性も否定できません。

是非、原因を明らかにして、今後このような事が起きないようにしてもらいたいものです。

 

1年騰落率

次に2018年2月時点の1年騰落率です。

先進国株式インデックスファンド

この1年間では最低水準のコストだった三井住友・DC(DC専用で一般には購入出来ません)が最も騰落率が高く、その他のファンドもコストに応じた騰落率になっています。

Funds-iが若干下振れしているのは、2017年11月に乖離を起こしてしまったからです。

 

まとめ

以上、先進国株式(MSCI kokusai)インデックスファンドについて、実質的な純資産総額の増減額、及び、騰落率に信託報酬・実質コストがちゃんと反映されているかの評価、2018年2月版でした。

2018年2月も、先月同様、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが最も人気を集めましたが、2位のeMAXIS Slim先進国株式インデックスとの差が縮まり、もう少しで逆転しそうな勢いです。

ファンド騰落率、ベンチマークとの乖離評価においては、ニッセイの日次騰落率の乖離、及びSmart-iの乖離が大きくなっています。その他のファンドは概ね問題なく運用されています。

 

 

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