ファンド比較、運用状況、決算

【先進国株式インデックスファンドの評価】2018年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

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MSCI Kokusai(コクサイ)との連動を目指す先進国株式インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

尚、ベンチマークは異なりますがSBI・先進国株式インデックスファンド(旧名称: EXE-iつみたて先進国株式ファンド)も比較の対象とします。(運用成績以外)

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[最終更新日:2018.12.2]2018年11月末日時点の情報に更新

MSCI Kokusaiって何? 先進国ってどこの国?っていう方は下記の記事をご覧ください。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? GDPとの関係も。

*本記事は2018年11月末日時点の情報に基づき記載しています。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び、月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

尚、ベンチマークとの乖離、各社、決算時の運用報告書や月報に記載されていますが、これを信じてはいけません。同じMSCI Kokusaiといっても、各社のベンチマーク騰落率は異なるからです。そこで、 本サイトでは騰落率とコストの関係からベンチマークの乖離を評価していきます。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

比較した先進国株式インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2018年11月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*DC専用ファンドは参考値扱い。(表中グレーの行のファンド)
*全て為替ヘッジ無。
*i-SMTの実質コストは、信託報酬以外のコストが、SMTと同じと仮定して算出。

ファンド 信託報酬
(実質コスト)
設定日 純資産総額
(億円)
SBI・先進国株式インデックス(EXE-iつみたて) 0.1155%
(---)
2018/1/12 6.0
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.11772%
(0.197%)
2017/2/27 271.6
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.11772%
(0.217%)
2013/12/10 1050.9
三井住友・DC外国株式インデックスファンドS 0.1728%
(0.256%)
2004/11/30 483.8
DCニッセイ外国株式インデックス 0.20412%
(0.307%)
2015/3/31 187.8
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 0.2052%
(0.274%)
2016/9/8 17.7
i-SMT グローバル株式 0.2052%
(0.243%)
2017/11/24 0.8
たわらノーロード先進国株式 0.216%
(0.254%)
2015/12/18 288.1
つみたて先進国株式 0.216%
(0.311%)
2017/8/16 20.1
Smart-i 先進国株式インデックス 0.216%
(0.484%)
2017/8/29 4.1
外国株式インデックスe 0.540%
(0.574%)
2010/4/6 158.6
SMTグローバル株式インデックス・オープン 0.540%
(0.578%)
2008/1/9 658.3
野村インデックスファンド・外国株式 0.594%
(0.624%)
2010/11/26 105.8
eMAXIS 先進国株式インデックス 0.648%
(0.718%)
2009/10/28 361.7
インデックスファンド海外株式(ヘッジ無) 0.9072%
(0.946%)
2001/10/17 105.4

純資産総額1位は2018/8/21に信託報酬でeMAXIS Slimに並んだ<購入・換金手数料なし>ニッセイ、1,000億円の大台に乗っています。

また常に最低水準の信託報酬を目指すeMAXIS Slim、設定から僅か1年9カ月で純資産総額270億円を突破しています。たわらノーロード 288億も射程に入ったと言って良いでしょう。

一方、i-SMTは1億にも満たず、Smart-iも漸く4億と苦戦しています。

Smart-iは実質コスト 0.484%、信託報酬の2倍以上と信託報酬以外のコストが非常に高くなっています。

 

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。


資金流出入額 [先進国株式インデックスファンド 人気ランキング]

2018年11月の概算の月次資金流出入額(*)、及び2018年の累計(1~11月の11カ月間の合計)を見てみます。

11月の資金流出入額の大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

先進国株式インデックスファンド 資金流出入額
2018年11月 2018年累計
順位 ファンド (億円) 順位 (億円)
1 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 31.7 1 298.9
2 eMAXIS Slim先進国株式インデックス 24.4 2 241.3
3 たわらノーロード先進国株式 9.9 3 99.6
4 SMTグローバル株式インデックス・オープン 5.7 5 25.0
5 野村インデックスファンド・外国株式 2.9 4 28.6
6 つみたて先進国株式 2.8 6 20.1
7 iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 1.1 7 8.1
8 SBI・先進国株式インデックス(EXE-iつみたて) 0.9 8 6.0
9 eMAXIS 先進国株式インデックス 0.8 12 -0.1
10 Smart-i 先進国株式インデックス 0.6 9 4.2
11 インデックスファンド海外株式(ヘッジ無) 0.2 10 2.8
12 i-SMT グローバル株式 0.0 11 0.6
13 外国株式インデックスe 0.0 13 -2.6
参考 三井住友・DC外国株式インデックスファンドS 8.6 参考 73.9
参考 DCニッセイ外国株式インデックス 9.2 参考 90.6

2018年11月の1位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ。毎月、eMAXIS Slimと激しい競争を繰り広げていますが、先月、今月と<購入・換金手数料なし>ニッセイが差を広げています。(詳細は次章参照)

3位にたわらノーロード。1位、2位との差は大きく広がっています。

2018年の累計では、依然、<購入・換金手数料なし>ニッセイがトップ、それをeMAXIS Slimが追う展開となっています。

比較的低コストにも関わらず苦戦しているのがSmart-ii-SMT、そして超低コストのSBI・先進国(旧名称: EXE-iつみたて)も伸びていません。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式とeMAXIS Slim先進国株式の月次資金流出入額の比較

<購入・換金手数料なし>ニッセイが2018年8月21日よりeMAXIS Slimと同じ信託報酬となり、信託報酬の低さで他を寄せ付けない2本、この2本の月次資金流出入額の推移を見てみます。

先進国株式インデックスファンド

2017年は<購入・換金手数料なし>ニッセイに全く歯が立たなかったeMAXIS Slimですが、2017年12月末に驚異的な信託報酬引下げを発表し、これを契機に2018年1月から急速に資金流入が増えています。

2018年1月は何故かニッセイに巨額の資金流入がありましたが、その後、両者ほぼ互角。

2018年6月に初めてeMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイを上回るものの、8月以降、信託報酬で並んだ<購入・換金手数料なし>ニッセイが盛り返し、再度トップの座を奪い返しました。

いずれにせよ、この2強の激しい争いが今後も続く事でしょう。

 

リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2018年11月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

騰落率とコストの関係は、理想的にはインデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。ただ、外国株式の場合、配当課税を適切に考慮したインデックス騰落率がわかりませんので、管理人の主観で、図中グレーの点線を引いています。

 

1カ月騰落率

先ずは、2018年11月末日時点の1カ月騰落率を見てみます。

概ね1カ月で9%近い下落です。

実質コスト/12に対して1カ月騰落率をプロットします。

先進国株式インデックスファンド

iFreeの騰落率が最も高くなっていますが、本評価の精度は±0.01%程度(基準価額1円の変動)であり誤差の範囲と思われます。

直近1カ月の運用において、各ファンドともベンチマークとの大きな乖離は無かったと言って良いでしょう。

 

1年騰落率

次に2018年11月末日時点の1年騰落率です。

先進国株式インデックスファンド

概ね、信託報酬・実質コストに応じた騰落率となっています。

eMAXIS Slimが騰落率トップ。2位が三井住友・DC

この1年で見ると、その期中の平均信託報酬(実質コスト)三井住友・DCが0.1728%(0.256%)、eMAXIS Slimが0.1324%(0.212%)、今後、コスト差はまだ広がっていきますので、年間騰落率でもeMAXIS Slimがさらに上回る事になるでしょう。

<購入・換金手数料なし>ニッセイは、大幅な信託報酬引下げから3カ月ちょっとですので、1年騰落率では、未だその効果が表れていません。

尚、2017年11月にマイナス乖離を起こしたFunds-iですが、1年以上経過した事から、その影響は1年騰落率では見えなくなっています。

*期中平均信託報酬は基準価額の変動を考慮せず。

 

まとめ & 先進国株式インデックスファンドのおすすめファンド

以上、先進国株式(MSCI Kokusai)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

圧倒的に人気を集めている=資金流入額が大きいのが、2018年8月に信託報酬で並んだeMAXIS Slim先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの2本。

他を圧倒的に凌駕する信託報酬、大きな資金流入からいって、この2本が今後も人気を集める事でしょう。

この2本なら大きな差はないと思いますが、信託報酬以外のコストの低さ、過去の運用の安定性から見て、

本サイトが現時点で選ぶおすすめファンドは、

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券 、ジャパンネット銀行、岩井コスモ証券(ネット専用)、フィデリティ証券

現時点(2018.11)で、上記金融機関以外では購入出来ません。低い信託報酬(販売会社の利益が少ない)、かつ機動的な信託報酬の引下げに合意できる金融機関のみが取扱うという事でしょう。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのはマネックス証券 iDeCo松井証券 iDeCo、それにSBI証券 iDeCo(セレクトコース)のみとなります。

 

 

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

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