ファンド比較、運用状況、決算

【国内株式(JPX日経中小型株指数)インデックスファンドの評価】2019年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

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国内の中小型株を対象としたJPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

JPX中小型株指数に関しては下記記事を参照して下さい。
参考記事JPX日経中小型株指数のパフォーマンスを検証。日経平均株価、TOPIX、ひふみ投信等と比較。

[最終更新日:2019.4.23]2019年3月末日時点のデータに更新。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び、月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

*本記事は2019年3月末日時点の情報に基づき記載しています。

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比較したJPX日経中小型株指数インデックスファンド(含むETF)、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2019年3月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

参考までに2本のETFも評価します。

NewseMAXIS、SMT実質コスト更新。

ファンド 信託報酬
(実質コスト)
設定日 純資産総額(億円)
eMAXIS JPX日経中小型インデックス 0.4320%
(0.436%)
2017/6/12 5.8
SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン 0.4320%
(0.459%)
2017/6/27 1.2
[日興]インデックスファンドJPX日経中小型株 0.5400%
(0.685%)
2017/6/5 1.5
One ETF JPX日経中小型【1493】 0.5400%
(0.625%)
2017/5/22 90.0
MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信【1492】 0.5400%
(0.625%)
2017/4/4 36.9

*信託財産留保額 eMAXIS 0.3%、SMT 0.1%、日興は無。

インデックスファンドとしては3本しかありません。eMAXISSMTが信託報酬0.432%でならび、日興インデックスファンドが0.54%と若干高くなっています。

尚、日興インデックスファンドは信託期間が2027年6月8日までとなっている事に注意して下さい。

純資産総額が最も大きいeMAXISですら5.8億円。設定からまだ2年に満たないとはいえ決して大きな純資産ではありません。

JPX日経中小型株指数との連動を目指すETFは2本あります。信託報酬の低さがETFの魅力の一つですが、残念ながら、この2本は(非上場の)インデックスファンドより高くなっています(日興とは同じ)

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。

資金流出入額 [JPX日経中小型株指数インデックスファンド 人気ランキング]

直近3カ月(2019年1~3月)の概算の月次資金流出入額(*)、及び2018年の累計(1~12月の1年間合計)を見てみます。(ETFは除く)

直近3カ月の資金流出入額の大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

JPX日経中小型株指数インデックスファンド 資金流出入額
直近3カ月(2019年1~3月)  2018年累計
順位 ファンド (億円) 順位 (億円)
1 SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン -0.01 3 -2.15
2 [日興]インデックスファンドJPX日経中小型株 -0.05 2 0.14
3 eMAXIS JPX日経中小型インデックス -0.15 1 0.59

直近3カ月の1位はSMT JPX日経中小型株インデックス・オープン

直近3カ月では3本とも資金流出。そして2018年に売れたファンドほど直近3カ月での資金流出が大きいという結果になっています。

元々そう需要が期待できないインデックスかとは思いますが、2018年累計でも3本合わせて資金流出となっており人気の無さが伺えます。

 

リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2019年3月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*ETFを含め、全て分配金再投資時の騰落率です。(分配金課税無)
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

騰落率とコストの関係は、理想的には(配当課税を適切に考慮した)インデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。国内株式の場合、配当が出ると、それに課税される事無くファンドの資産に入りますので、配当込指数がインデックス騰落率となります。

 

3カ月 & 1年騰落率

2019年3月末日時点の3カ月、1年騰落率を見てみます。

実質コストに対してプロットします。

JPX日経中小型株指数インデックスファンドJPX日経中小型株指数インデックスファンド

図中、茶色の点線が配当込指数。グレーの点線は傾き=-(1+インデックス騰落率)、切片=インデックス騰落率の直線です。ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)が無ければ、この線上にのる筈です。

3カ月騰落率で見ると、各ファンド、グレーの点線上にのっており、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離がない運用となっている事が分かります。

一方、1年騰落率では、SMTがマイナス乖離、eMAXIS日興がプラス乖離と運用が安定していません。ベンチマーク通りの運用となっているのはETF 2本だけです。

各社、(マザーファンドを含めて)純資産総額が小さい事もあり運用に苦労しているようです。

[注意]ETFの騰落率は基準価額で評価しており、市場価格とは異なる事に注意して下さい。

アクティブファンドとの比較 (ひふみ投信、ジェイリバイブ、三井住友・中小型株)

国内中小型株は、人気・パフォーマンスとも優れたアクティブファンドが多くあります。

その中から、ひふみ投信三井住友・中小型株ファンドSBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)と比較してみます。
*ひふみ投信は、最近大型株・外国株の比率が高まり、中小型株中心のファンドとは言えなくなりつつあります。
*各アクティブファンドのベンチマークや参考指数がJPX日経中小型指数という事ではありません。

JPX日経中小型株指数インデックスファンドの代表としてeMAXIS JPX日経中小型インデックスの結果を使用します。

参考までにTOPIXの値(eMAXIS Slim国内株式(TOPIX))も記載します。

3カ月、1年月騰落率で比較。

3カ月、1年騰落率 (2019.3月末日時点)
ファンド 3カ月騰落率 1年騰落率
eMAXIS JPX日経中小型インデックス 9.01% -11.37%
ひふみ投信 12.14% -10.35%
三井住友・中小型株ファンド 11.53% -2.36%
SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ 11.14% -18.82%
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 7.69% -5.18%

1年騰落率で見ると、eMAXIS JPX日経中小型インデックスTOPIXよりも大きな下落率となっており、中小型株にとって厳しい期間だった事がわかります。

その中で、アクティブファンドも苦戦しています。特にSBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブが大きな下落率となっています。人気のひふみ投信eMAXIS JPX日経中小型インデックスには辛うじて勝っているものの、参考指数であるTOPIXには負けています。

一方、直近3カ月では、JPX日経中小型株指数が好調でTOPIXより高い騰落率となっています。アクティブファンド3本も好調です。

そして、1年、3カ月とも好調だったのが三井住友・中小型株ファンド

ひふみ投信三井住友・中小型株ファンドSBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブの詳細は下記記事を参照して下さい。

参考記事レオスが運用する、ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金の評判とパフォーマンス。

参考記事三井住友アセットマネジメント 「三井住友・中小型株ファンド」の評判・パフォーマンス。

参考記事SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ[jrevive]の評判・パフォーマンス

 

まとめ & おすすめファンド

以上、JPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンド(含むETF)について、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

まだインデックスファンド3本、ETF 2本しかなく、(他のインデックスに比べ)コストも高目で人気もありません。

ただ、過去においてはTOPIXを大きく上回る成績を残しており、国内株式で中小型株の比率を高めたい方は、TOPIX/日経平均株価のインデックスファンドに、JPX日経中小型株指数インデックスファンドを少し加えるのも良いかと思います。

この3本から、本サイトが現時点で選ぶおすすめファンドは、

eMAXIS JPX日経中小型インデックス

今回の評価(1年騰落率)ではベンチマークとの乖離が大きくなっていますが、3本のインデックスファンドの中では、低コスト、純資産総額大という点を評価。但し、信託財産留保額が0.3%となっていますので注意して下さい。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

 

ここで紹介したJPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンドは、SBI証券 楽天証券 マネックス証券等のネット証券で購入時手数料無料で購入できます。

また、ETF MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信【1492】は楽天証券だと売買手数料無料となります。

 

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