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JPX日経中小型株指数のパフォーマンスを検証。日経平均株価、TOPIX、ひふみ投信等と比較。

投稿日:2018年5月18日 更新日:

国内の中小型株の指数としてJPX日経中小型株指数があり、これとの連動を目指すインデックスファンドも運用・販売されています。

このJPX日経中小型株指数について、日経平均株価TOPIXひふみ投信等と比較しつつ解説します。

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JPX日経中小型株指数とは

2017年3月13日より算出が開始された新しい指数です。東京証券取引所、及び日本経済新聞社が共同で算出します。

構成銘柄は200銘柄で、東証一部に加え、(極一部ですが)二部、マザーズ、JASDAQを対象とする時価総額加重型の指数です。(TOPIXは東証一部のみです)

適格基準によるスクリーニングを行った後、時価総額順位上位20%以内となる大型銘柄を除外する為、中小型株に絞った指数となります。

市場別の銘柄数は下表のようになります。(2017/8/31時点)

 市場区分銘柄数 
東証第一部177
東証第二部6
マザーズ4
JASDAQ13

その他、詳細はJPX日本取引所グループのサイトを参照して下さい。

 

構成比率上位10銘柄

2018年3月30日時点の構成比率上位10銘柄を下表にまとめます。

 JPX日経中小型株指数TOPIX 
1共立メンテナンス1.7%トヨタ自動車3.4%
2エス・エム・エス1.7%三菱UFJ FG2.0%
3ナカニシ1.6%ソフトバンクグループ1.4%
4レーザーテック1.6%NTT1.4%
5エン・ジャパン1.3%ソニー1.4%
6ミルボン1.2%三井住友FG1.4%
7デジタルガレージ1.2%ホンダ1.3%
8兼松1.2%キーエンス1.3%
9ニチハ1.2%任天堂1.2%
10TOKAIホールディングス1.1%みずほ1.1%

(出典)JPX 日本取引所グループサイトより

 

JPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンド

JPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンドとして、下記3本のファンドが運用・販売が開始されています。

 eMAXIS JPX日経中小型指数インデックスSMT JPX日経中小型株インデックス・オープンインデックスファンドJPX日経中小型株
運用会社三菱UFJ国際投信三井住友トラストAM日興AM
設定日 2017年6月12日 2017年6月27日2017年6月5日
信託報酬0.432% 0.432%0.540%
信託財産留保額0.3% 0.1%
信託期限無期限無期限2027/6/8まで

eMAXISSMTとも信託報酬は同じですが、両方とも信託財産留保額がかかり、eMAXISの方が0.3%と高くなっています。一方、日興インデックスファンドは信託財産留保額はかかりませんが、信託報酬が高めで、かつ信託期限が10年となっている事に注意が必要です。

JPX日経中小型株指数のパフォーマンス

*JPX日経中小型株指数、及び日経平均株価のデータは日経平均プロフィルより入手したデータを使用し、リターン・リスクなどの計算は、「しんたろう」が独自に行っております。
*JPX日経中小型株指数に関する著作権その他一切の知的財産権は東京証券取引所、及び日本経済新聞社にあります。また日経平均株価、日経平均トータルリターン・インデックスの指数に関する著作権ならびに「日経」および「指数」の表示に対する知的財産権、その他一切の権利はすべて日本経済新聞社に帰属しています。

 

JPX日経中小型株指数と日経平均株価の比較

JPX日経中小型株指数は2017年3月13日より算出ですが、2007年7月から遡及算出された結果がありますので、これと日経平均株価を比較してみます。(いずれの指数とも配当を含みません)

*シャープレシオは無リスク資産の利回り0として計算。

2007年7月~2018年4月の年率リターン・リスク
(配当含まず)
 JPX日経中小型株指数日経平均株価
年率リターン5.1%2.5%
年率リスク19.8%20.2%
シャープレシオ0.260.12

リスクはほぼ同じですが、年率リターンでJPX日経中小型株指数が日経平均株価を大きく上回っています。

 

JPX日経中小型株指数と<ひふみ投信>、<TOPIX>との比較

次に、中小型株に積極的に投資しているひふみ投信と比較してみます。また、同時にTOPIXとも比較します。TOPIXは、SMT TOPIXインデックス・オープンの基準価額を使用します。
(注)ひふみ投信は、最近、大型株、外国株にも投資を開始しており、中小型株中心のアクティブファンドとは言えなくなりつつありますが。

比較は、ひふみ投信が運用開始された2008年10月より2018年4月までの期間。

2008年10月~2018年4月の年率リターン・リスク
 JPX日経中小型株指数日経平均株価ひふみ投信TOPIX
(SMT)
年率リターン15.9%10.7%18.7%9.7%
年率リスク17.2%18.1%14.1%17.0%
シャープレシオ0.920.591.330.57

(注)ひふみ投信、TOPIX(SMT)には配当分も含まれていますが、JPX日経中小型株指数、日経平均には配当が含まれていません。また、ひふみ投信、TOPIX(SMT)には信託報酬などのコストが含まれています。

配当含む・含まないで正確な比較は出来ませんが、JPX日経中小型株指数はひふみ投信に近いパフォーマンスを上げていると言っても良いでしょう。

但し、リスク、シャープレシオで見ると、ひふみ投信の方が勝っています。

日経平均株価、TOPIXに対しては、JPX日経中小型株指数が大きく上回っています。

参考記事レオスが運用する、ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金のパフォーマンスってどうなの?

 

JPX日経中小型株指数<配当込指数>との比較

JPX日経中小型株指数は2016年8月以降、配当込指数も算出しています。短期間のデータではありますが、2016年8月から2018年4月までの期間で比較してみます。

また、日経平均も配当を含んだ日経平均トータルリターン・インデックスを用います。

尚、JPX日経中小型株指数日経平均トータルリターン・インデックスとも配当課税前の配当込指数を用います。

2016年8月~2018年4月の年率リターン・リスク
 JPX日経中小型株指数
(配当込)
日経平均トータルリターンひふみ投信TOPIX
(SMT)
年率リターン33.3%21.2%34.2%21.5%
年率リスク8.0%10.9%7.7%8.5%
シャープレシオ4.191.94 4.452.52

これで配当をも含めた比較が出来ます。(但し、ひふみ投信、SMT TOPIXは信託報酬等のコストが加味されています。JPX日経中小型株指数に連動するインデックスファンドは、そのコスト分、上記データよりリターンが低下する事になります。)

直近1年8カ月と短期間のデータではありますが、JPX日経中小型株指数はひふみ投信に近いリターンを上げていると言っても良いでしょう。

リスクもひふみ投信と大きく変わりません。

 

まとめ

JPX日経中小型株指数日経平均株価TOPIXを大きく上回るパフォーマンスを示してます。

そして、ひふみ投信にも匹敵するリターンを上げています。

JPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンドは、国内株式の中小型株比率を高めたい方にとって有力な選択肢の一つになるでしょう。願わくば、もっと他社も参入し、より低コストのインデックスファンドが販売されると良いのですが。。。

(注意)以上は全て過去のデータに基づく検証であり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。特に、ここ数年の好調な相場を反映した結果でもあり、下降局面でどうなるかは注意が必要です。

JPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンドの最新の情報、運用結果は下記記事をご覧ください。

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