今朝の日経新聞や日経電子版で、「積み立てNISA」という名称で、非課税期間を長くした新たなNISA制度を、2019年からの実施を目指し検討中との報道がありました。
スポンサーリンク
8月に報道された「NISAに長期積立枠」(↓)の件です。
長期積立枠、非常に結構なのですが、なんと、その長期枠が、たったの10年で進める方向との事。
え、10年なら、今のNISAの非課税期間5年にロールオーバー5年を足したのと同じです。
投資額60万円は、「しんたろう」的にはOKなのですが。
2019年に開始されたとして、それが恒久化されるのかどうか?等、詳細は、まだ今後詰めていく段階だと思いますが、なんで、たったの10年なんだろう?
しかも現行NISAとの選択制。
2019年といえば、ちょうどNISA元年の2014年の非課税枠が終了する年。
この時、従来のNISAを選択して、2014年分(非課税枠100万円)をロールオーバーし、非課税期間を5年延長するか、(この時は、2019年分の「積み立てNISA」は使えないという事でしょう。)
あるいは、2014年NISA分は売却、もしくは課税口座に移管し、
従来のNISAで、120万円、5年の非課税枠、または、
「積み立てNISA」で60万円、10年の非課税枠を使うか、
どちらかを選択しなければなりません。
NISAが普及しない理由は、
第1に、多くの人が投資に興味を持っていない事、または、投資は恐ろしいものだと考えている事だと思いますが、
この興味をもっていない多くの方に、さらに複雑な制度を理解してもらおうと思っても、そりゃ難しいですよね。
なぜ、現行のNISAを改善し、単純な非課税期間の延長(たとえ、投資額を減らしてでも)としないのか、「しんたろう」には理解できません。