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ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ 2018年11月決算のまとめ(実質コスト、ベンチマークとの乖離)

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ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ 9本が2018年11月20日に決算を迎え、その運用報告書がアップされましたので、実質コスト、及び、外国株式、新興国株式についてはベンチマークとの乖離をまとめます。

対象ファンドは下記9本です。

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)

決算期間は2017年11月21日から2018年11月20日の1年。
但し、新興国株式、バランス(6資産均等型)は2017年10月13日からの404日、
バランス(8資産均等型)は2018年2月13日からの281日。

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ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズの実質コスト

運用報告書記載の合計コスト-信託報酬を「信託報酬以外のコスト」と定義し、これに最新の信託報酬を足す事で最新の実質コストを計算します。
尚、<購入・換金手数料なし>シリーズでは、今回の決算後監査費用の引下げが実施されますが、最新の実質コストには、これも考慮してあります。

*全て税込表記。

ファンド 信託報酬 実質コスト 信託報酬以外のコスト
今年度
(前年度と差)
国内債券 0.15012% 0.151% 0.001%
(-0.005%)
JPX日経400 0.21060% 0.239% 0.028%
(0.000%)
外国債券 0.18360% 0.231% 0.047%
(-0.008%)
外国株式 0.11772% 0.201% 0.083%
(-0.017%)
新興国株式 0.20412% 1.591% 1.387%
(---)
グローバルリート 0.29160% 0.475% 0.183%
(0.088%)
バランス(4資産均等型) 0.17172% 0.206% 0.034%
(-0.012%)
バランス(6資産均等型) 0.17172% 0.229% 0.057%
(---)
バランス(8資産均等型) 0.17172% 0.330% 0.158%
(---)

*決算期間が1年以上の新興国株式、6資産均等型、1年に満たない8資産均等型は決算期間で1年に換算して表記。

前年度より大きく変わったのが<購入・換金手数料なし>グローバルリート。0.088%も上がってます。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

注目の外国株式、信託報酬以外のコストが前年度より0.017%下がり(その内、0.004%は監査費用削減分)、最新の実質コストは0.201%となります。

同じ信託報酬のeMAXIS Slim先進国株式の実質コストが0.197%、ほぼ互角と言って良いでしょう。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド

初めての決算でしたが、実質コスト1.591%と非常に高くなっています。特に保管費用が大きく年率で1.10%にも達してます。

新興国株式インデックスファンドはベンチマークに対して大きなマイナス乖離が続いていました。これが、コストだけで説明できるかは次章で解説します。

また、新興国株式を含むインデックスバランス(8資産均等型)も、信託報酬以外のコストが高くなっています。

 

ベンチマークとの乖離 (外国株式、新興国株式)

外国株式、新興国株式についてベンチマークとの乖離を見てみます。

両者ともベンチマークは配当込・ネットです。ネットとは配当に対する源泉徴収税を考慮した指数の事ですが、その税率が正確に反映されているかは管理人は把握していません。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

2018年11月末日時点の1年騰落率と実質コストの関係を見てみます。(決算期間は11月20日までと若干異なりますが、大きな差ではないでしょう)

*期中に信託報酬の引下げがあったファンドは、その日数で按分した実質コストを使用しています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

複数のファンドの実質コストと騰落率の関係から、配当課税を適切に考慮した真のベンチマークはグロスとネットの中間にあるようです。

そして、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、この真のベンチマークから約0.3%マイナス側に乖離し、この乖離は全てコスト起因によるものです。言い換えれば、コスト起因を除けば、ベンチマークとの乖離がない安定した運用になっていると言えます。

最新の先進国株式インデックスファンドの人気、運用状況は下記ページをご覧ください。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド

外国株式と同様、新興国株式も同様のプロットを行います。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド

複数のファンドの実質コストと騰落率の関係から配当課税を適切に考慮した真のベンチマークはネットと概ね一致します。(尚、ネットの値は小数点第1位までしかわかりません)

そして、<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドは、この真のベンチマークから約1.6%と大きくマイナス側に乖離し、この乖離は全てコスト起因によるものです。外国株式同様、コスト起因を除けば、ベンチマークとの乖離がない安定した運用という事にはなりますが、いかんせんコストが高すぎます。

最新の先進国株式インデックスファンドの人気、運用状況は下記ページをご覧ください。

 

まとめ

以上、ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ 9本の運用報告書のまとめでした。

最も注目の外国株式、決算後、監査費用の引下げも有り、eMAXIS Slimともほぼ互角の実質コストとなっています。

課題は新興国株式。信託報酬以外のコストが非常に高く、騰落率もそのコストに応じた低い値となっています。

 

 

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