一括投資、ドルコスト平均法、どっちが有利? 日経平均株価で検証してみました。~その2~

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昨日の記事(↓)に引き続き、手元に巨額の投資資金がある場合、一括投資するか、それとも分散してドルコスト法で投資した方が良いのか、日経平均株価を使って検証してみます。

一括投資、ドルコスト平均法、どっちが有利? 日経平均株価で検証してみました。~その1~
ドルコスト平均法(DCA)、毎月定額を積立てる事によって、結果的に価格(株価や基準価額)が安い時は多く、そして高い時は少なく購入する事になり...

前回は、運用期間全てにわたって資金を分散するドルコスト法で検証しましたが、投資期間が長いと、ちょっと非現実的。

そこで、今回の検証では、ドルコスト法による分散投資期間を1年から5年の範囲で固定し、一括投資の場合と比較してみます。

日経平均株価での一括投資とドルコスト法の損益率の比較

前回と同様、日経平均株価そのものが基準価額となる投資信託があったと仮定し、それに一括投資した場合、ドルコスト法で買い付けた場合とで比較してみます。

運用期間は、5年、10年、15年、20年。

一括投資は、積立開始時に全額を一括して投資、

ドルコスト法の場合、(運用期間より短い)1年~5年の期間で分割して毎月積立て、残りの運用期間の間は売買無とします。例えば、運用期間10年で、積立期間1年、100万円の手元資金がある場合、最初の1年で毎月 100万円 / (1年 x 12カ月)を投資し、残り9年間は、そのまま放置して運用という事です。

検証結果

先ずは、5年間の投資期間の結果を見てみます。

これも前回同様、1960年から現在までの全期間と、バブルが完全に崩壊した1992年以降とで分けて、平均、標準偏差を計算します。さらに、比較する指標として(これが指標として適切かどうか悩むところですが)、平均-標準偏差(1σ)も同時にプロットします。

(注)ここでいう平均、標準偏差は、投資開始日により損益率は変わりますので、これを正規分布と仮定し計算したものであって、投資で良く使われるリターン・リスクとは全く異なるものです。

日経平均株価 一括投資とドルコスト法の比較

横軸で、DCA x年とあるのは、ドルコスト法でx年間積立投資、残りを放置して運用という意味です。このケースでは、運用期間5年ですので、DCA5年は、前回示した、運用期間全期間にわたって分散した結果と同じです。

先ず、左側の全期間で見ると、積立期間が長い方が、平均、標準偏差ともに小さくなっていく事がわかります。そして、平均-σで見ると、積立期間が長い方が大きくなっています。

一方、右側のバブル崩壊後の1992年以降の平均、標準偏差で見ると、積立期間が長いほど、標準偏差は小さくなりますが、平均値は明確な依存はありません。ただ、これも平均-σで見ると、積立期間が長いほど大きくなります。

以下、運用期間10年、15年、20年と計算しましたが、ほぼ同じ傾向ですので、運用期間20年の結果を代表として示します。

日経平均株価 一括投資とドルコスト法の比較

全期間で見れば、運用期間5年と概ね同じ傾向。

1992年以降で見れば、全期間とは逆に、積立期間が長くなるほど、平均も標準偏差も大きくなります。特に積立期間=運用期間(=20年)の場合、突出して平均値が上がっています。この影響で、平均-σの値も大きくなっています。

ここで注意しなければならないのは、20年間運用のデータというのは、一番遅い積立開始月でも1996年11月です。よって右側のグラフは1992年~1996年の5年間という狭い範囲で、かつ1992年はバルブ崩壊の余波が続いており、1年間で大きく株価は下がっています。この影響で、一括投資や、積立期間の短いドルコスト法が不利になったと考えられます。

まとめ

結局のところ、株価がどういう動きをするかによって結論は変わってきますので、これといった結論を出すのは非常に難しいです。正直、「しんたろう」自身も良く分からなくなっています。

実は、ここには実際のデータは出していませんが、MSCI-KOKUSAI(円換算)でも同様の計算を行っています。それを見ると、概ね日経平均株価の全期間と同様、積立期間が長くなるほど、一括投資に比較し、損益率の平均値は小さくなりますが、同時に標準偏差も小さくなっています。

これも合わせて考えると、最大の利益を追求するには一括投資が有利、しかし、それより損益率は悪くなるかもしれないが、より安定的な利益を求めるにはドルコスト法による分散投資も意味があると解釈します。

単純に言えば、やはり一括投資による高値掴みを避ける為にも、分散したドルコスト法の方が「しんたろう」には合っていると思います。

楽天証券 山崎元氏の言う、

どのような買い方をしたとしても、同じ対象を買う限り、それぞれの時点のリスク・リターンについて有利不利はない。

                楽天証券 山崎元「ホンネの投資教室」

というのは、数学的には理解できますが、そもそも「期待リターン」なるものを、「しんたろう」は、あまり信じていない、あわよくば儲かるというスタンスで投資していますので。

そういう意味では、心理的なものもあるし、「気休め」と言われても仕方ないかな?

*日経平均株価のデータは日経平均プロファイルより入手したデータを使用しております。

*日経平均株価の指数に関する著作権ならびに「日経」および「指数」の表示に対する知的財産権、その他一切の権利はすべて日本経済新聞社に帰属しています。

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