「楽天資産形成ファンド」(愛称:楽天525)のパフォーマンス

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明治安田アセットマネジメントが運用する楽天資産形成ファンド【愛称:楽天525】。バランス型のアクティブファンドながら、インデックスファンド並みの低コストが魅力のファンドです。

その楽天資産形成ファンドのパフォーマンスを調査します。

[最終更新日:2017年8月23日] 合成インデックス作成に間違いがありました。お詫びして訂正します。

楽天資産形成ファンド【愛称:楽天525】の基本情報

基本情報

楽天資産形成ファンド【愛称:楽天525】の基本情報です。

全世界の株式・債券に投資するバランス型のファンドですので、比較の対象としてインデックス型の代表的なバランスファンドである、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、及び世界経済インデックスファンドの情報も同時に記載します。
*セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをセゾン・バンガードGBF、世界経済インデックスファンドを世界経済IFと略して表記する場合があります。

   楽天資産形成
ファンド
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 世界経済インデックスファンド
運用会社 明治安田AM セゾン投信 三井住友TAM
設定日 2008/12/1  2007/3/15 2009/1/16
購入時手数料(主要ネット証券)
信託報酬 0.540% 0.68±0.03% 0.540%
実質コスト(*1) 0.710% 0.681% 0.631%
信託財産留保額 0.1% 0.1%
過去の分配金実績 設定来100円  無 設定来60円
純資産総額
(百万円)(*2)
3,752 141,431 46,176

(*1)実質コストは、楽天資産形成ファンドは2016/11/30、セゾン・バンガードGBFは2016/12(但し2017年3月の信託報酬引下げ分を差引いた値)、世界経済IFは2017/1時点の決算報告書より
(*2)純資産総額は2017/8/10時点

信託報酬は、アクティブファンドにも拘らず世界経済IFと同じ、セゾン・バンガードGBFより低くなっています。実質コストは若干高くはなっていますが、セゾン・バンガードGBFとは大きく変わりません。アクティブファンドとしては非常に低い信託報酬・実質コストです。

楽天資産形成ファンドは、販売会社が楽天証券だけと限られており、その影響もあってか純資産総額ではセゾン・バンガードGBF世界経済IFには遠く及びません。

ファンドの運用方針

全世界の株式・債券に投資するアクティブ型のバランスファンドです。

下記のマザーファンドに投資するファミリーファンド方式で、全てのマザーファンドにベンチマークが設定されていますが、外国債券を除き、そのベンチマークを中長期的に上回る成果を目指すアクティブファンドです。

尚、外貨建資産の為替ヘッジは原則行いません。

マザーファンド ベンチマーク
明治安田日本株式マザーファンド TOPIX
明治安田アメリカ株式マザーファンド S&P500
明治安田欧州株式マザーファンド MSCIヨーロッパ指数
明治安田アジア株式マザーファンド MSCIオール・カントリー・ファー・
イースト・フリー(除く日本)
明治安田日本債券マザーファンド シティー日本国債インデックス
明治安田外国債券
インデックスマザーファンド
シティー世界国債インデックス

マザーファンドへの資産配分比率は原則年1回見直します。

2012年11月30日以降の資産配分比率は下表のようになっています。

  2012/
11/30
2013/
12/2
2014/
12/1
2015/
11/30
2016
/11/30
平均
日本株式 33% 29% 31% 31% 30% 30.8%
アメリカ株式 14% 14% 12% 13% 14% 13.4%
欧州株式 7% 7% 6% 6% 5% 6.2%
アジア株式 1% 1% 1% 1% 1% 1.0%
株式合計 55% 51% 50% 51% 50% 51.4%
日本債券 30% 32% 34% 36% 38% 34.0%
外国債券 12% 14% 13% 10% 9% 11.6%
債券合計 42% 46% 47% 46% 47% 45.6%
短期資産 3% 3% 3% 3% 3% 3.0%

株式・債券の比率は概ね同じですが、国内の比率が約65%と高く、新興国の比率が非常に低い資産配分となっています。

*アジア株式のベンチマークには先進国(香港・シンガポール)が約18%含まれますが、元々新興国株式比率が低いので、以下の仮想的なベンチマークでは新興国株式比率=アジア株式とします。

次章でインデックスファンドとの比較を行っていきますが、楽天資産形成ファンドを下表の資産配分比率と仮定し、これから計算した合成インデックスを仮想的なベンチマークとして評価を行います。

国内株式
(TOPIX)
先進国株式
(MSCI-Kokusai)
新興国株式
(MSCI-EM)
国内債券
(Nomura-BPI)
先進国債券
(シティ世界国債)
30% 20% 1% 37% 12%

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、世界経済インデックスファンドとの資産配分比率の比較

楽天資産形成ファンドを上表の資産配分比率と仮定した時の、セゾン・バンガードGBF世界経済IFとの資産配分比較です。

楽天資産形成ファンド

3ファンドとも全て株式・債券の比率は約50%:50%と概ね同じですが、国内比率の高い楽天資産形成ファンド、新興国株式比率の高い世界経済IF、その中間というより世界経済IFに近いのがセゾン・バンガードGBFとなります。

楽天資産形成ファンドのパフォーマンス

楽天資産形成ファンドと、上表に示した資産配分比率での合成インデックス、及びセゾン・バンガードGBF世界経済IFとを比較します。

*以下のデータは、各運用会社のサイトから入手した基準価額データを「しんたろう」が独自に加工したものです。リターン・リスクは月次データ(月末の基準価額)から算出しています。
*合成インデックスは、SMTインデックスシリーズのファンド基準価額から作成しました。
*基準価額は、それぞれのファンドのコスト(信託報酬+α)が差引かれていますので、計算されたリターンもコスト分が差し引かれた値になります。

尚、楽天資産形成ファンドの設定日は2008/12/1ですが、世界経済IFの設定日が、それより1カ月遅い2009/1/16ですので、2009/1/16を基準として以降の比較を行っていきます。

基準価額のチャート

楽天資産形成ファンド、及び合成インデックスセゾン・バンガードGBF世界経済IFの基準価額のチャートを示します。(2009/1/16を10,000円として規格化してあります)

楽天資産形成ファンド

セゾン・バンガードGBF世界経済IFよりは大きく下回り、合成インデックスとは概ね一致、ただ比較した期間の前半で若干下回っているように見えます。

直近のリターン・リスク

直近1年、3年、及び2009/1より現在(2017/7)まで約8年半のリターン、リスク、S/R(シャープレシオ)をまとめます。尚、シャプレシオは無リスク資産の年利回り0として計算しています。全て年率換算です。

最も優れているファンドを赤字で示します。

直近1年のリターン・リスク

先ずは直近1年のデータ。

直近1年のリターン・リスク(2017年7月末時点)
  楽天資産形成ファンド 合成インデックス セゾン・バンガードGBF 世界経済IF
リターン 10.12% 11.41% 13.41% 16.03%
リスク 4.24% 4.54% 7.01% 5.84%
S/R 2.39 2.51 1.91 2.74

直近1年間で見ると、世界経済IFがリターン、シャープレシオとも1位。新興国株式の好調さが反映された結果です。

楽天資産形成ファンドは、リターンで大きく負けています、また仮想的なベンチマークである合成インデックスにも若干ですが負けています。ただ、リスクは最も小さくなっています。

直近3年のリターン・リスク

直近3年のリターン・リスク(2017年7月末時点)
  楽天資産形成ファンド 合成インデックス セゾン・バンガードGBF 世界経済IF
リターン 6.21% 5.98% 5.08% 3.94%
リスク 8.13% 8.52% 11.21% 11.25%
S/R 0.76 0.70 0.45 0.35

3年になると、今度は楽天資産形成ファンドのリターン、リスク、シャープレシオが1位となり、合成インデックスや、セゾン・バンガードGBF世界経済IFより勝っています。

2009/1より8.5年のリターン・リスク

2009/1より8.5年のリターン・リスク(2017年7月末時点)
  楽天資産形成ファンド 合成インデックス セゾン・バンガードGBF 世界経済IF
リターン 8.36% 8.30% 9.39% 9.70%
リスク 8.97% 9.07% 11.53% 12.92%
S/R 0.93 0.91 0.81 0.75

リターンは世界経済IFが1位で、楽天資産形成ファンドは第3位となっていますが(合成インデックスよりは勝っている)、リスク及びシャプレシオは1位となっています。

これを、リスク-リターンのグラフで示したのが下図。

楽天資産形成ファンド

リスク – リターンから見る楽天資産形成ファンドは、合成インデックスと概ね同等で、なかなか良い成績を残していると言えるでしょう。

一定期間での年率リターン・リスクの推移

前述の直近のリターンは今現在の基準価額の影響を強く受けますので、ファンドの比較としては十分ではありません。

そこで、2009年1月から3年、2009年2月から3年・・・2014年7月から3年と、順次起点(投資月)を1カ月ずつずらした3年間のリターン・リスクを見てみます。同じように5年間のデータも計算します。

そして、それぞれのリターン・リスクの平均値を求め、それからシャープレシオを求めます。

(注)ここでのリターン、リスク、シャープレシオは、各運用期間の平均をとったもので、一般的に使われるリターン、リスク、シャープレシオの値とは異なります。

3年間の年率リターン・リスクの平均値

3年間の年率リターン・リスクの平均値
  楽天資産形成ファンド 合成インデックス セゾン・バンガードGBF 世界経済IF
リターン 9.93% 9.09% 10.42% 9.28%
リスク 9.15% 9.16% 11.89% 13.10%
S/R 1.08 0.99 0.88 0.71

リターンではセゾン・バンガードGBFが1位となりますが、楽天資産形成ファンド世界経済IFより高く、合成インデックスをも上回っています。

そしてリスク及びシャープレシオで見ると楽天資産形成ファンドが1位となります。

全部で67個(期間)のデータがありますが、リターンで見て、

セゾン・バンガードGBFと比較すると楽天資産形成ファンドの27勝40敗、

世界経済IFと比較すると楽天資産形成ファンドの38勝29敗

となります。

5年間の年率リターン・リスクの平均値

5年間の年率リターン・リスクの平均値
  楽天資産形成ファンド 合成インデックス セゾン・バンガードGBF 世界経済IF
リターン 10.40% 9.53% 10.99% 9.85%
リスク 9.27% 9.23% 11.95% 13.17%
S/R 1.12 1.03 0.92 0.75

3年間のデータと概ね同様の傾向です。

全部で43個(期間)のデータがありますが、リターンで見て、

セゾン・バンガードGBFと比較すると楽天資産形成ファンドの9勝34敗、

世界経済IFと比較すると楽天資産形成ファンドの29勝14敗

となります。

まとめ

以上、楽天資産形成ファンドのパフォーマンスを調査した結果です。

どの期間で比較するかに大きく依存し、単純にファンドの優劣を比較する事は難しいのですが、

総じて、国内比重、特に国内債券の比率が高い楽天資産形成ファンドは、低いリスクで、そこそこのリターンを得る事の出来るファンドと言えるでしょう。

楽天資産形成ファンドはアクティブファンドとして、今回作成した合成インデックスを概ね上回るパフォーマンスを上げています。

さらに、アクティブファンドとしては、コスト、リスクとも小さく、インデックス型のバランスファンドであるセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド世界経済インデックスファンドと十分対抗できるファンドとも言えます。

世界全体に1本のファンドで投資したいという方で、

リスクを抑えたい、国内の伸びに期待したいという方は楽天資産形成ファンド

新興国の伸びに期待したいという方は世界経済インデックスファンド

先進国の伸びに期待したいという方はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

を選択しては如何でしょう。

楽天資産形成ファンド楽天証券でのみ購入できます。

楽天スーパーポイントで100ポイント(=100円)から購入する事も出来ます。この機会に楽天証券の口座を開設しては如何でしょう。

参考記事【楽天証券】楽天スーパーポイントで投資信託の購入が100円から可能になります。

公式サイト楽天証券

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドや世界経済インデックスファンドの比較は↓の記事も参考にして下さい。
参考記事セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド vs. 世界経済インデックスファンド。過去のリターン・リスクから徹底比較。

他の低コスト、または人気のアクティブファンドの一覧は下記の記事を参照して下さい。
参考記事低コスト・アクティブファンド徹底比較 ~インデックスファンドに勝てるのか?~

*以上は過去のデータであり、将来の運用結果を保証するのもではありません。投資は自己責任でお願いします。

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