「三井住友・DC日本リートインデックスファンド」ベンチマークと大幅な乖離が生じています。

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三井住友・DC日本リートインデックスファンド、2016年9月23日に設定され、その時は信託報酬最低水準の国内REITインデックスファンドとして話題になりました。

その後、ニッセイJリートインデックスファンドの信託報酬引下げでトップの座は譲りましたが、依然、超低コストの国内REITファンドである事に変わり有りません。

そして、楽天証券のiDeCoにも採用されています。

この三井住友・DC日本リートインデックスファンド、2017年1月の月次レポートで、ベンチマークに対して大幅な乖離を出したことを↓の記事で報告しましたが、今回、ファンド設定からの基準価額の推移を詳細に調べてみました。

[2017年1月版 国内・先進国REITインデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか? そして真のベンチマークとの乖離は?
今回は、東証REIT指数(国内REIT)、及びS&P先進国REIT指数(先進国REIT)に連動を目指すインデックスファンドについて、...

基準価額の乖離がとんでも無い事になっています。

基本データ

調査したのは、三井住友・DC日本リートインデックスファンドたわらノーロード国内リートニッセイJリートインデックスファンドの3本です。

  三井住友DC たわら ニッセイ
運用会社 三井住友アセットマネジメント アセットマネジメントOne ニッセイアセットマネジメント
信託報酬 0.281% 0.324% 0.270%
実質コスト 0.328% 0.275%
純資産総額(百万円) 197 929 7,702
マザーファンド純資産総額(百万円) ??? 23,383 22,822

*純資産総額は2017年3月17日。マザーファンド純資産総額はたわらは2016/10、ニッセイは2016/5の値。

三井住友・DC日本リートインデックスファンドのマザーファンド純資産総額、ちょっと調べてはみたのですが結局わかりませんでした

それにしても井住友・DC日本リートインデックスファンドの純資産総額、約2億円と小さいですね。

たわらノーロードも約10億円と小さいですが、マザーファンド純資産総額230億とニッセイと同等の規模です。

基準価額前日比

*基準価額は各運用会社のサイトに公開されているデータを引用しました。

三井住友・DC日本リートインデックスファンドが設定された2016年9月23日以降の基準価額の前日比を見てみます。

先ず、たわらノーロードニッセイは、基準価額前日比の差が最大で0.02%の時が2日あっただけで、概ね同等の基準価額前日比である事を確認しました。

よって以降の比較ではたわらノーロードのみとします。

下図は、三井住友・DC日本リートインデックスファンドたわらノーロードの基準価額前日比を日付に対してプロットしたものです。

smam-J-REIT-1a_20170319

両者の差、わかりにくいとは思いますが、普通は、この程度の縦軸スケールでプロットすれば、わからないのが当然です。(ニッセイもプロットしてみましたがたわらと完全に重なります)

殆どの点が重なってはいますが、所々、青い○が見える日があります。これが、三井住友・DC日本リートインデックスファンドが大きく乖離した日になります。

この図だと分かりにくいかと思いますので、基準価額前日比の三井住友・DC日本リートインデックスファンドたわらノーロードの差分をプロットしてみます。

同時に、三井住友・DC日本リートインデックスファンドの純資産総額(右縦軸)もプロットします。

smam-J-REIT-1b_20170319

たわらノーロード(=概ねベンチマークと思って良いでしょう)に対し、0.05%以上の乖離を起こした日を数えると、実に12日もあります。たった118日の間にです。

特に顕著だった日をグラフ中に緑の四角で囲ってあります。最も乖離が大きかったのは、2016/10/3の-0.49%、2016/12/1の-0.25%、2017/1/4の-0.26%です。

そして、もうお分かりのように、大きな乖離が生じた日には、純資産総額の大きな変動があった日です。1億円程度の純資産総額に対して、その倍以上の売買が生じています。

さすがに、これだとベンチマークに追従するのは難しいでしょう。(マザーファンドが、資産額を含めどうなっているのか分かりませんが。)

このような乖離を繰返していった結果、どうなったか?

下図は、2016年9月23日の基準価額に対する騰落率の推移を比較したものです。

smam-J-REIT-2_20170319

3月17日時点で2.4%も乖離している事になります。僅か100日ちょっとで2.4%です

三井住友・DC日本リートインデックスファンドを2016年9月23日に購入した方、同じ日にたわらノーロードニッセイを購入した方より、2.4%も損している事になるんです。

信託報酬の低さなんて完全に吹っ飛んでしまっています。桁が違う。。。

まとめ

折角、低コストで注目された三井住友・DC日本リートインデックスファンド、これでは、完全に「安かろう悪かろう」になってしまいます。

原因は、純資産総額に対して非常に大口の売買とはっきりしています。こういった大口の売買を制限出来るのかどうかは知りませんが、何らかの対応をして頂かないと、一般の個人投資家が損失を被る結果となってしまいまいます。

国内REITという事で、投資している方も少ないのか、米国大統領選挙時のニッセイ外国株式の乖離のように大きな話題にはなっていないようですが、本件も大きな問題である事に違いありません。

三井住友・DCシリーズは、新興国株式でも大きな乖離を出しています。(↓の記事を参照して下さい。) これは先物で運用している事に起因しています。

[2017年1月版 新興国株式インデックスファンド]実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか? そして真のベンチマークとの乖離は?
昨日記事にした先進国株式に続き、今回は新興国株式の2017年1月版です。*新興国株式2016年12月版はこちら。MSCI emergingに...

折角の、低コストのインデックスファンドで人気のファンドなのですから、それを活かせる運用を検討して頂きたいものです。

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