アクティブファンド

三井住友アセットマネジメント 「三井住友・中小型株ファンド」の評判・パフォーマンス。

投稿日:2018年2月12日 更新日:

三井住友アセットマネジメントが運用する「三井住友・中小型株ファンド」のパフォーマンスを調査します。

三井住友・中小型株ファンド」は国内の中小型株式に投資するアクティブ・ファンドです。

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三井住友・中小型株ファンドの特徴

ファンドの概要

国内株式の中小型株に投資します。

「組入銘柄の選定は、徹底したボトムアップリサーチにより推測して「企業価値」を基本に行います。」(交付目論見書より引用)

投資資産配分

資産構成比率  2017.12.29
株式 97.4%
組入銘柄数 85
東証1部 86.0%
東証2部 5.3%
ジャスダック 6.1%
現金等 2.6%
Memo
中小型株と言うと、東証2部やジャスダック、マザーズ等の新興市場を連想される方も多いと思いますが、殆どが東証1部の銘柄です。
TOPIXニューインデックスシリーズの分類では、東証1部上場銘柄(約2,000)のうち、大型株が100銘柄、中型株が400銘柄、残りが小型株になります。
組入上位10銘柄 2017.12.29
   銘柄 比率
1 アウトソーシング 1.8 
2 岡村製作所 1.8 
3 プレステージ・インターナショナル 1.7 
4 共立メンテナンス 1.7 
5 りらいあコミュニケーションズ 1.5 
6 ツバキ・ナカシマ 1.5 
7 光通信 1.5 
8 オプティクスグループ 1.5 
9 藤森工業 1.5 
10 東建コーポレーション 1.5 

組入銘柄数85に対して、上位銘柄でも比率1.8%ですので、特定の銘柄に集中するのではなく、組入銘柄に広く分散されているようです。

信託報酬などの費用 & 純資産総額

三井住友・中小型株ファンドの信託報酬などのコスト、純資産総額を、SBI中小型割安株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)ひふみ投信と比較しつつまとめます。

*信託報酬は税込み表示

  三井住友・
中小型株
ファンド
ジェイリバイブ ひふみ
投信
運用会社 三井住友AM SBI AM レオス
ベンチマーク
[参考指数]
日経ジャスダック
平均株価
ベンチマーク、参考指数とも無 
設定日 2003.9.30 2006.7.31  2012.5.2日
購入時手数料 (*1) (*1) 
信託報酬 1.62% 1.836% 1.0584%
実質コスト 1.732%
(2017.9.25)
2.067%
(2017.7.24) 
1.358%
(2017.10.2)
信託財産
留保額
0.2% 0.3% 
純資産総額
(億円)(*2)
44.33 791.6(*3) 6370.7(*4)
分配金実績
 無

(*1)購入時手数料は主要ネット証券の場合。金融機関によっては最大3.24%かかります。
(*2)純資産総額は2018.2.9時点
(*3)ジェイリバイブの純資産総額は、ジェイリバイブ、ジェイリバイブⅡ、ジェイリバイブDC年金の合計。
(*4)ひふみ投信の純資産総額は、ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金の合計

アクティブファンドですので、信託報酬1.62%、実質コスト1.73%と、決して低いコストではありませんが、このコストに負けないリターンを得られているかに注目です。

純資産総額は44億円と、人気のひふみ投信(プラス、年金)より2桁、ジェイリバイブ(Ⅱ、DC年金)より1桁少なくなっています。

分配金は、ここ数年は毎年200円出しています(基準価額13,000~31,000円)

 

三井住友・中小型株ファンドのパフォーマンス

三井住友・中小型株ファンドの過去の運用成績を調査します。

同様に国内中小型株を投資対象とするSBI中小型割安株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)(最近は大型株比率が高くなりましたが)ひふみ投信、さらにTOPIXと比較しつつまとめます。

TOPIXは、TOPIX連動型上場投資信託(ETF:1306)の基準価額を使用しました。

ひふみ投信の基準価額はモーニングスター、他のファンドは各運用会社のサイトから入手しました。

*全て分配金再投資時の基準価額です。

基準価額チャート

最も設定が遅いひふみ投信の設定日2008年10月1日を10,000として、各ファンドの基準価額のチャートを比較します。

三井住友・中小型株ファンド

チャートを見ただけで、三井住友・中小型株ファンドはTOPIXを大きく上回っている事が分かります。

概ねひふみ投信と同じような動きです。

ただ、ジェイリバイブには大きく負けているようです。

これを、もう少し詳細に調査、比較していきます。

*以下、(年率)リターン、(年率)リスク、シャープレシオという言葉が出てきますが、リターンは1年間に基準価額がどれだけ上がったか(あるいは下がったか)、リスクはリターンのバラツキ、そしてリターンをリスクで割った値がシャープレシオです。勿論、リターンが大きく、リスクは小さく、シャープレシオは大きい方が優れたファンドという事になります。

*リターン・リスクとも月次データより独自に計算。シャープレシオは無リスク資産の利回り0で計算。

設定から現時点(2018.1末)までの運用成績のまとめ

三井住友・中小型株ファンドが設定された2003年9月末から2018年1月末までの運用成績をまとめます。直近14年4カ月の結果となります。

*ひふみ投信、ジェイリバイブは未だ設定されていませんのでTOPIXのみの比較となります。

直近14.3年のリターン・リスク
(2003.9~2018.1)
  三井住友・
中小型株
TOPIX
年率リターン 13.36% 5.96%
年率リスク 17.74% 17.54%
シャープレシオ 0.75 0.34

三井住友・中小型株ファンドはリターンでTOPIXの2倍以上、リスクは同程度、そしてシャープレシオも2倍以上大きくなっています。

2008年10月から現時点(2018.1末)までの運用成績のまとめ

ひふみ投信が設定された2008年10月末から2018年1月末までの運用成績をまとめます。直近9年3カ月の結果となります。

直近9.25年のリターン・リスク
(2008.10~2018.1)
  三井住友・
中小型株
ジェイリバイブ ひふみ
投信
TOPIX
年率
リターン
24.00% 30.01% 19.66% 10.55%
年率
リスク
15.11% 17.17% 14.21% 17.01%
シャープレシオ 1.59 1.75 1.38 0.62

三井住友・中小型株ファンドは、リターンでTOPIXを大きく上回り、ひふみ投信よりも大きくなっています。ただジェイリバイブにはかないません。

リスクは概ね同程度ですので、シャープレシオは、

ジェイリバイブ > 三井住友・中小型株 > ひふみ投信 >>> TOPIX

となります。

5年間の運用成績 (2008年10月~2018年1月)

上述の現在までの運用成績は、現時点の基準価額に大きく左右され、ファンドの比較として十分な評価方法とは言えません。

そこで、2008年10月から5年間、さらに2008年11月から5年間・・・2013年2月から5年間と、起点(投資月)を1カ月ずつずらして、それぞれの5年間のリターン、リスクを計算します。全部で53個(区間)のデータとなります。

*ひふみ投信の設定日に合わせ2008年10月からの比較としています。

この複数の5年間のリターンの平均、最大値、最小値をプロットしたのが下図。

三井住友・中小型株ファンド

 

下表に平均値をまとめます。(ここでのリターン、リスク、シャープレシオは上記53データの平均値を示したもので、厳密な意味でのリスクやシャープレシオとは異なります。)

5年間の平均リターン・リスク
(2008.10~2018.1)
  三井住友・
中小型株
ジェイリバイブ ひふみ
投信
TOPIX
年率
リターン
25.39% 32.72% 21.92% 13.77%
年率
リスク
15.21% 17.70% 15.05% 17.62%
シャープレシオ 1.67 1.85 1.46 0.78

複数の5年間での比較でも、その平均値で三井住友・中小型株ファンドTOPIXを大きく上回り、ひふみ投信より高いリターンとなっています。ただ、ここでもジェイリバイブには負けています。

尚、この53区間のリターンで、三井住友・中小型株ファンドは、ひふみ投信TOPIXに対して全勝、ジェイリバイブに対しては全敗という結果になっています。

即ち、過去において5年間のリターンであれば、投資した時期がいつであっても、常にひふみ投信TOPIXを上回っていた、一方、ジェイリバイブに対しては下回っていたという事です。

1年間騰落率 年度別比較

アクティブファンドの評価としてもう一つ重要な要素は、常にインデックスに対して勝ち続ける事が出来るかという点です。

そこで1年騰落率(リターン)を年度別に比較してみます。

4ファンドの騰落率を各年度ごとに順位付けをし、下表のような色分けで示します。

1位
2位
3位
4位

 

年度別騰落率比較
   三井住友・
中小型株
ジェイ
リバイブ
ひふみ
投信
TOPIX 
順位 騰落率  順位 騰落率  順位 騰落率  順位 騰落率 
2017年 2 55.5% 1 62.1% 3 44.8% 4 22.1%
2016年 3 2.2% 1 5.1% 2 4.5% 4 0.2%
2015年 2 27.4% 1 32.0% 3 21.7% 4 11.9%
2014年 2 26.2% 1 40.1% 3 14.0% 4 10.1%
2013年 3 67.8% 1 75.4% 2 68.0% 4 54.1%
2012年 2 22.5% 1 29.3% 3 22.2% 4 20.6%
2011年 2 0.7% 1 6.7% 3 -1.3% 4 -17.0%
2010年 2 4.5% 1 17.8% 3 1.9% 4 0.9%
2009年 1 20.9% 2 12.5% 3 10.2% 4 7.4%
2008年 3 -43.4% 1 -37.3% - --- 2 -40.5%
2007年 2 -19.8% 3 -21.3% - --- 1 -11.1%
2006年 2 -8.2% - --- - --- 1 2.9%
2005年 1 58.2% - --- - --- 2 45.2%
2004年 1 25.7% - --- - --- 2 11.1%

 

2004年から2017年までの14年間で三井住友・中小型株ファンドTOPIXに対して11勝3敗と圧勝。

ひふみ投信に対しては、2009年から2017年までの9年間で三井住友・中小型株ファンド7勝2敗とこれも圧勝。

ただ、ジェイリバイブに対しては、2007年から2017年までの11年間で三井住友・中小型株ファンド2勝9敗と惨敗しています。

JPX日経中小型株指数との比較

大型株が多くを占めるTOPIXとの比較だけでは公平性に欠けますので、中小型株の指数であるJPX日経中小型株指数とも比較してみます。

参考記事JPX日経中小型株指数に連動するインデックスファンドってどうなの?

*JPX日経中小型株指数のデータは日経平均プロフィルより入手したデータを使用し、リターン・リスクなどの計算は、「しんたろう」が独自に行っております。JPX日経中小型株指数に関する著作権その他一切の知的財産権は東京証券取引所、及び日本経済新聞社にあります。

JPX日経中小型株指数には配当込、配当なしの二つの指数がありますが、より長期間のデータがあるJPX日経中小型株指数(配当なし)と比較します。

2008年3月から2018年1月までの直近9年10カ月のデータです。

直近9.3年リターン・リスク(2008.3~2018.1)
  三井住友・中小型株 JPX日経中小型株指数
(配当無)
TOPIX
年率リターン 17.59% 10.48% 6.30%
年率リスク 16.98% 19.43% 18.87%
シャープレシオ 1.04 0.54 0.33

リターンの差が約7%、配当無しといえどもこれだけの差がついている事から、三井住友・中小型株ファンドJPX日経中小型株指数より明らかに上回っていると言って良いでしょう。

*JPX日経中小型株指数の方は、信託報酬等のコストが含まれていない点も注意。

パフォーマンスのまとめ

以上、三井住友・中小型株ファンドTOPIX、及びJPX日経中小型株指数、さらにひふみ投信ジェイリバイブと比較してきました。

三井住友・中小型株ファンドは、TOPIXだけでなく、JPX日経中小型株指数ひふみ投信をも上回る好成績を残しています。

ただ、SBI中小型割安株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)には及びません。

 

三井住友・中小型株ファンドの購入方法

三井住友・中小型株ファンドは、多くの金融機関で取扱っていますが、一部金融機関では購入時手数料がかかるところがありますので、購入時手数料無料となる下記ネット証券をお勧めします。

公式サイト SBI証券 楽天証券 マネックス証券松井証券岡三オンライン証券

また大手証券でも、SMBC日興証券なら購入時手数料無料で購入できます(ダイレクトコース限定)。

公式サイトSMBC日興証券

 

尚、三井住友・中小型株ファンドは基準価額が35,000円前後と非常に高くなっていますが、このように基準価額が高いと100円などの少額で積立てた場合、端数処理の関係でお得になる場合があります。詳しくは↓。
参考記事【投資信託積立】毎日積立、100円積立は端数を考慮すると、毎月積立てより有利になる場合もあります。

そして、この端数処理で有利になるのが松井証券です。

ネット証券選びに悩んでいる方は↓の記事を参照して下さい。
参考記事主要ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券)徹底比較。~初めて投資信託、ETFに投資する方へ~

 

以上、三井住友・中小型株ファンドの評価・解説でした。

インデックスファンドに比べ信託報酬は高いですが、TOPIX、そしてひふみ投信をも十分上回るパフォーマンスを示しています。

勿論、これらは過去の結果であり、将来を保証するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

ひふみ投信(ひふみプラス・ひふみ年金)の詳細は↓。

 

SBI中小型割安株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)の詳細は↓。

 

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