ファンド運用状況チェック & 決算報告

【Smart-i 先進国リートインデックス】信託報酬最安値の先進国リートインデックスファンド。その運用状況を確認。

投稿日:2018年4月16日 更新日:

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りそなアセットマネジメントが運用する低コストのインデックスファンド「Smart-i」シリーズ。

eMAXIS Slimをはじめとした他社の信託報酬引下げにより、今では影が薄い存在となってしまいましたが、依然、Jリート(国内リート)、先進国リートに関しては、現時点で信託報酬最安値の座を維持しています。

↓の記事で、Jリートについては運用が安定してきた事(ベンチマークとの乖離が小さくなってきている)を示しましたが、今回はSmart-i 先進国リートについて調査します。

Smart-i 先進国リートインデックス

信託報酬、純資産総額を他社の低コスト先進国リートインデックスファンドと比較

S&P先進国REIT指数をベンチマークとする低コスト先進国リートインデックスファンドの信託報酬・純資産総額を比較します。

*信託報酬・実質コストは税込み
*純資産総額は2018年4月13日時点
*マザーファンド純資産総額はファンドにより最大1年の時期のずれがあります。

先進国リートインデックス 信託報酬・実質コスト
ファンド 信託報酬 実質コスト ファンド
純資産総額
(億円)
マザーファンド
純資産総額
(億円)
Smart-i
先進国リート

インデックス
0.2160% (決算前) 0.87 9.2
たわらノーロード
先進国リート
0.2916% 0.415% 21.63 430.2
三井住友・DC
外国リート
インデックス
0.3024% 0.847% 11.74 59.2
iFree 外国REIT
インデックス
0.3348% 0.606% 1.41 133.4
(参考)
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ
グローバルリート
0.2916% 0.386% 44.34 61.4

(注)ニッセイ グローバルリートのベンチマークは新興国を含むS&Pグローバルリートインデックスです。
*初回投稿時に「日本を含む」と記載していましたが、「新興国を含む」の間違いです。お詫びして訂正します。読者の方から指摘して頂きました。

Smart-i先進国リートインデックスは、2位のたわらノーロードに0.08%の差をつけて、信託報酬最安値のファンドとなっています。

ただ、ファンド純資産総額、マザーファンド純資産総額は、他社よりかなり小さいのが現状です。

*インデックスファンドの信託報酬・実質コスト・純資産総額の詳細は↓を参照して下さい。

 

資金流出入額

2018年1~3月の概算の月次資金流出入額(*)、及び3カ月間の合計を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

先進国リートインデックスファンド 月次資金流出入額 2018年1~3月
ファンド 1~3月合計 3月 2月 1月
SMT グローバルREIT
インデックス・オープン
7.14 2.94 2.15 2.06
たわらノーロード
先進国リート
2.73 0.84 1.00 0.89
(参考)<購入・換金手数料なし>
ニッセイグローバルリート
インデックスファンド
2.56 0.98 0.31 1.28
三井住友・DC
外国リート
インデックスファンド
1.97 0.74 0.49 0.74
Smart-i 先進国リート
インデックス
0.73 0.19 0.26 0.29
野村
インデックスファンド
・外国REIT
0.61 0.20 0.12 0.29
iFree 外国REIT
インデックス
0.06 0.05 0.03 -0.02
eMAXIS
先進国リート
インデックス
-1.11 0.04 -0.03 -1.11

Smart-i、その信託報酬の低さの割には、あまり純資産を伸ばしていません。

1位はSMT グローバルREIT、そして、たわらノーロード(ニッセイ)三井住友・DCと続き、その後がSmart-iという順位になっています。

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運用状況

2018年3月末日時点の1カ月、及び3カ月騰落率と実質コストの関係をプロットします。(実質コスト不明のSmart-iだけは信託報酬でプロット。)

図中、茶色の点線は配当込のベンチマーク騰落率(課税無、グロス)です。

(ファンド段階では)配当に課税されない国内リートでは、実質コスト0の点が配当込指数と一致します。しかし、先進国リートの場合、配当が出ると各投資国で源泉徴収されますが、ベンチマークにはそれが考慮されていません。

即ち、仮にファンドのコストが0だったとしも、ファンド騰落率は上記ベンチマークより下振れする事になります。そして、その真のベンチマーク(配当課税を適切に考慮した値)を知る事は出来ません。

 

3カ月騰落率

先ずは3カ月騰落率です。2017年12月末から2018年3月末までの騰落率です。

先進国リートインデックスファンド

 

図中の傾き-0.9のグレーの点線は適当にひいたものです。

各ファンド、決して良い相関があるとは言えません。

ただ、多くのファンドがベンチマークに近い運用がなされていると仮定すると、Smart-iはマイナス側に大きく乖離している(もしくは実質コストが大幅に高くなった)可能性が高いと言って良いでしょう。

 

1カ月騰落率

2018年3月だけの1カ月騰落率を見てみます。

先進国リートインデックスファンド

 

図中、傾き-1.0のグレーの点線が2本ありますが、1つはコスト0の時にベンチマークと一致するようにひいたもので、本来のファンド騰落率は源泉徴収税分だけ、この線より下になければいけません。もう1本は適当にひいた線です。

騰落率とコストの相関が良くない中で、どのファンドがよりベンチマークに近いのかを判断するのは難しいのですが、コスト0の点が配当込指数より必ず下回るという前提で見ると、たわらノーロードあたりが妥当な値なのかもしれません。(たわらノーロードSmart-i以外は上振れという事になります。)

そして注目のSmart-i。信託報酬でプロットしているとはいえ、たわらノーロードに対しては若干マイナス側にシフトしています。

勿論、Smart-iが妥当で、たわらノーロードが上振れしているという可能性も否定できません。

残念ながら、現時点で正確な判断を下す事は出来ませんが、騰落率そのものはたわらノーロードより(信託報酬の安い)Smart-iの方が高くなっている事を考えると、少なくとも、3カ月騰落率で見た時よりは、乖離が改善傾向にあると言って良いでしょう。

 

まとめ

先進国リートインデックスファンドとして、信託報酬最低水準のSmart-i 先進国リートインデックスの純資産総額、資金流出入額、運用状況を調査しました。

純資産総額も小さく、また信託報酬最安値にも関わらず資金流出入額も大きくありません。

肝心の運用状況(ベンチマークとの乖離)ですが、先進国リートの場合、他のファンドも騰落率の差が大きく明確な結論を出すことは出来ませんでしたが、少なくとも、当初大きかったSmart-iの乖離も改善傾向にあるといえるでしょう。

eMAXIS Slimにはラインアップされていないリート・クラスだけに、Smart-i 先進国リートインデックスには頑張って欲しいところです。

Smart-i 先進国リートインデックスが購入できるのは、SBI証券 楽天証券 マネックス証券の3社のみです(2018.4.16時点)

 

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