確定拠出年金(iDeCo)

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)、結局、加入した方がいいの? 得なの損なの?

投稿日:2016年10月23日 更新日:

下記の記事(↓)で、個人型確定拠出年金(iDeCo)、一時金で受け取る場合、年金で受け取る場合の両方について、拠出時の所得控除、受給時の退職所得控除、公的年金等控除の適用有無の二つの条件で、年利回りを計算しましたが、数字だらけで分かりにくい、複雑すぎて良く分からない、と途中で読むのをやめた方も多いかと思います。

で、結局、入った方が良いの、得なの損なの?と結論を知りたい方の為に、簡単にまとめてみました。

一部「しんたろう」の主観も含まれますので、実際に加入する・しないの判断は、あくまで自己責任でお願いします。

 

サラリーマンなど所得控除を受けられる方(課税所得が拠出額以上の方)

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ずばり、加入した方がお得です。特に加入期間の税率(所得税、住民税の合計)が30%以上の方にお勧め。

サラリーマンの企業型確定拠出年金のマッチング拠出、国民年金第1号被保険者に加え、来年から加入対象者が拡大される個人型確定拠出年金(iDeCo)、拠出額以上の課税所得があるなら、仮に受給時に課税されたとしても、所得控除だけでも十分メリットがあります

投資に興味がない、あるいは投資する余裕がない方、安全な定期預金でも、例えば、加入期間の税率が30%以上で、加入期間20年であれば、所得控除だけで税引き後2%以上の年利回りをノーリスクで確保できます。(加入期間が長ければ年利回りは下がります。)

尚、サラリーマンの場合、企業からの退職一時金や老齢厚生年金が受取れますが、受給時税制優遇のメリットを最大限活かすためには、退職一時金が退職所得控除以下であれば、その残りを確定拠出年金の一時金として、さらに公的年金受給開始前の60~64歳の間に確定拠出年金を年金として受取る併給が有利となる場合があります。

*所得控除は年末調整や確定申告により還付されますが、それをいつのまにか使ってしまっては意味がありません。ちゃんと還付された分を貯蓄や投資にまわす事をお忘れなく!

 

専業主婦(夫)など、所得控除を受けられない場合

投資に興味がない、あるいは投資する余裕がないという方は、加入しても手数料分、損するだけです。

投資信託で運用し、ある程度の運用益を出さないと加入するメリットはありません。

一方で、例えば、加入期間20年、拠出額月23,000円で、運用利回りが3.9%以上だと、一時金受給の場合、退職所得控除額以上となり、一部課税されてしまいます。

そうなると、NISAや「つみたてNISA」等と比較し、どちらが有利なのか、あるいは両方加入するか等、よく検討する必要があります。

確定拠出年金は、一度加入すると基本的に脱退不可能、拠出をやめても手数料だけは取られる、受給開始時期が制限されるなど、利便性・流動性に劣ります。

加入をお勧めできるのは、投資信託を頻繁に売買する方。例えば、リバランスを確定拠出年金で行う等。NISAでは一度売却すると、その枠は使えなくなりますが、確定拠出年金は、その点、何回でも売買できるというメリットがあります。

 

企業型確定拠出年金に加入していた企業を退職し、第1号被保険者になった場合

企業型確定拠出年金に加入していた方が、退職後、第1号被保険者になると、基本的には個人型確定拠出年金に移管する事になります。加入・非加入に選択の余地はありません(*)。ただ、拠出するか、しないか(運用指図者)の選択は出来ます。

(*)個人型に移管しないと、現金化され国民年金基金連合会に自動移換されます。そうなると全く運用されない上、手数料も取られます。非常に厳しい条件を満たせば脱退も可能ですが。

個人事業主などで、それなりの課税所得があれば、サラリーマンと同様、所得控除を受けられますので、引き続き拠出をする事でメリットを享受できます。

難しいのが、退職後、殆ど収入がない場合。「しんたろう」のケースになります。

基本的な考え方は専業主婦(夫)と同じですが、異なるのは、企業からの退職金や厚生年金等ががありますので、受給時の税制優遇をフルに受ける事が難しい事。

「しんたろう」は、どうせ加入するなら積極的に利用しようと考えています。

NISA等を含め投資資産全体のアセットアロケーションを決め、年1回程度のリバランスは、個人型確定拠出年金(iDeCo)の売買で行うようにしています。

また、退職所得控除と公的年金等控除を組み合わせて、最大限、受給時の税制優遇を受けられるよう、確定拠出年金の受給は一時金と年金の併給、さらに、今後の資産運用成績に応じて、拠出額の調整も考えています。(受給時の控除を受けられる範囲で拠出する)

 

最後に

確定拠出年金は、非常に複雑で難しい制度です。特に、受給時の税制優遇が、個々の状況に応じて変わりますので、よく勉強し、理解してから加入する・しないを決めるべきです。

誰にでも無条件にお勧めできるものではありません。

また、確定拠出年金を受給時非課税と誤解されている方もいらっしゃいますが、そうではありません。あくまで、課税の繰り延べです。

p.s. NISA、2018年からの「つみたてNISA」、そして確定拠出年金、こんなにたくさんの制度を作るより、どれかに1本化し、長期加入可能、いつでも脱退可能、そして完全に非課税となる制度にしてくれれば良いのに、と「しんたろう」は思うのですが。

 

個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する方、運営管理機関(金融機関)の手数料無料は必須条件とも言って良いでしょう。

運営管理機関手数料無料のSBI証券、楽天証券、イオン銀行、マネックス証券、松井証券のiDeCoをより詳しく比較した記事が↓になります。

 

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