ファンド比較、運用状況、決算

「たわらノーロード」シリーズ 2017年10月決算報告書のまとめ。実質コストは?

投稿日:2017年12月12日 更新日:

アセットマネジメントOneが運用する「たわらノーロード」シリーズ13本のファンドが2017年10月12日に決算を迎え、その運用報告書がアップされましたので、その内容をまとめます。

決算を迎えたのは下記のファンドです。

基本的に2016年10月12日からの1年間の決算です。

ただ、TOPIX、NYダウ、先進国リート<為替ヘッジあり>は決算期間が2017.3.21から約7カ月、バランス(8資産均等型)は2017.7.28から約2.5カ月と短いファンドもあります。

また、先進国債券<為替ヘッジあり>、先進国株式<為替ヘッジあり>は2016.10.3からと1年以上の期間となっています。

  • たわらノーロード 国内債券
  • たわらノーロード TOPIX (2017.3.21~)
  • たわらノーロード 日経225
  • たわらノーロード 国内リート
  • たわらノーロード 先進国債券
  • たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>  (2016.10.3~)
  • たわらノーロード 先進国株式
  • たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり> (2016.10.3~)
  • たわらノーロード NYダウ (2017.3.21~)
  • たわらノーロード 先進国リート
  • たわらノーロード 先進国リート<為替ヘッジあり> (2017.3.21~)
  • たわらノーロード 新興国株式
  • たわらノーロード バランス(8資産均等型)  (2017.7.28~)

(注)為替ヘッジありを(H)と略して表記する場合があります。

*実質コストは1年間の値に換算してあります。

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たわらノーロード  国内債券・株式・リート

  国内債券TOPIX日経225国内リート
1決算日2017/10/122017/10/122017/10/122017/10/12
2期首2016/10/122017/3/212016/10/122016/10/12
実質コスト
3信託報酬0.1620%0.1944%0.2106%0.3240%
4実質コスト0.164%0.198%0.218%0.328%
5信託報酬
以外のコスト
0.002%0.004%0.007%0.004%
6(前年度)
実質コスト
0.163%---0.219%0.328%
7実質コスト
前年差
0.001%----0.001%0.000%
2017.12.30以降の信託報酬と実質コスト
8新信託報酬0.1512%0.1836%0.1836%0.2700%
9信託報酬引下げ後の
実質コスト
0.153%0.187%0.191%0.274%
騰落率とベンチマークとの乖離
10ファンド
騰落率
-1.52%10.69%26.33%-5.22%
11ベンチマーク
騰落率
-1.34%10.64%24.43%-4.96%
12ベンチマーク
との差
-0.18%0.05%1.89%-0.26%
13コスト除外後
の乖離
-0.01%0.161%2.11%0.07%
*12から実質コスト(4)を引いたコスト成分を除いたベンチマークとの乖離
純資産総額 (百万円)
14総資産総額2,9032102,3271,482
15前年度1,14911,321872
16実質増減額1,771209658656
*実質増減額=今期純資産総額-前期純資産総額*(期中騰落率+1)
17マザーファンド
純資産
379,734284,2493,92329,280

各ファンドとも実質コストは前年とほぼ同じです(7項参照)。

国内債券

信託報酬引下げ後の実質コスト0.153%。

<購入・換金手数料なし>ニッセイは0.158%(2016.11.21)eMAXIS Slimは未だ分かりませんので、現時点でたわらノーロードが最安値のファンドとなります。

意外だったのは純資産総額、実質増減額が大きく伸びている事。国内に投資するこの4本の中では最も実質増減額が大きくなっています。

TOPIX

TOPIXは初めての決算ですが、信託報酬以外のコストが0.004%と問題ありません。

ただ、信託報酬を引き下げた(あるいは予定の)eMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイにはかないません。

コスト除外後のベンチマークとの乖離(13)、若干大きくなっていますが、下記記事で検証した結果、特に問題はありません。

参考記事[2017年10月版 国内株式(TOPIX)インデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか?(ETF含む)

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

日経225

信託報酬引下げ後の実質コスト 0.191%。

これは信託報酬で若干有利な<購入・換金手数料なし>ニッセイの0.199%より低く、iFreeの0.190%と概ね同等となっています。

尚、上表13でプラス側に大きく乖離してるのはベンチマークが配当を含まないからです。

国内リート

信託報酬引下げ後の実質コスト 0.274%。

現時点で実質コストが判明しているファンドの中ではたわらノーロードが最安値となります。(<購入・換金手数料なし>ニッセイと概ね同等)

後は、信託報酬で大きくリードするSmart-iの今後の運用結果に注目。

先進国債券、先進国株式

  先進国債券先進国債券
(H)
先進国株式先進国株式
(H)
1決算日2017/10/122017/10/122017/10/122017/10/12
2期首2016/10/122016/10/32016/10/122016/10/3
実質コスト
3信託報酬0.2160%0.2160%0.2430%0.2430%
4実質コスト0.233%0.230%0.281%0.289%
5信託報酬
以外のコスト
0.017%0.014%0.038%0.046%
6(前年度)
実質コスト
0.233%---0.280%---
7実質コスト
前年差
0.000%---0.001%---
2017.12.30以降の信託報酬と実質コスト
8新信託報酬0.1836%0.2160%
(変更無)
0.2160%0.2160%
9信託報酬引下げ後の
実質コスト
0.201%0.230%0.254%0.262%
騰落率とベンチマークとの乖離
10ファンド
騰落率
10.82%-3.81%32.51%17.63%
11ベンチマーク
騰落率
10.89%-3.75%33.06%18.65%
12ベンチマーク
との差
-0.08%-0.06%-0.55%-1.02%
13コスト除外後
の乖離
0.16%0.172%-0.27%-0.728%
*12から実質コスト(4)を引いたコスト成分を除いたベンチマークとの乖離
純資産総額 (百万円)
14総資産総額1,9201,29415,0101,125
15前年度70714,86420
16実質増減額1,1371,2938,5651,101
*実質増減額=今期純資産総額-前期純資産総額*(期中騰落率+1)
17マザーファンド
純資産
248,485177,029278,963278,963

為替ヘッジ無の先進国債券・株式は2回目の決算ですが、実質コストは前年度と概ね同じとなっています。

先進国債券

信託報酬引下げ後の実質コスト 0.201%。

同じ信託報酬の<購入・換金手数料なし>ニッセイの0.254%よりかなり低くなっており、現時点ではたわらノーロードが実質コスト最安値のファンドとなっています。

後は、同じ信託報酬のeMAXIS Slimの実質コストがどうなるかに注目。

先進国債券<為替ヘッジあり>

為替ヘッジありの先進国債券ファンドはライバルが少ない事もあり、現時点ではたわらノーロードが最安値の実質コスト。

信託報酬が若干安いSmart-iの今後の運用結果に注目。

尚、乖離が大きいように見えますが、運用報告書では、債券時価および為替レートの基準が異なるためと説明されています。

先進国株式

信託報酬引下げ後の実質コスト 0.254%。

一般に販売されているファンドの中ではたわらノーロードが最安値です。

ライバルとなりそうなのがi-SMT。仮にSMTと信託報酬以外のコストが同じならば、その実質コストは0.251%となり、たわらノーロードを下回ります。

eMAXIS Slimの場合、たわらノーロードを下回るには、信託報酬以外のコストがeMAXIS以下にならないといけません。

実際のファンドの騰落率の差は微妙なところですが・・・

*下図の三井住友・DCは企業型確定拠出年金専用ファンドです。

先進国株式インデックスファンド

参考記事[2017年10月版 先進国株式インデックスファンド] 実質コスト(信託報酬+α)は騰落率に反映されているか?

尚、表中13のベンチマークとの乖離が大きくなっていますが、ベンチマークが配当込で、その配当課税を考慮していないGrossですので、実際は課税される分下回って当然です。

また、たわらノーロードシリーズの中で、純資産総額の実質増減額が最も大きいのが、この先進国株式。

安定した運用、低コストと、先進国株式がたわらノーロードシリーズを代表するファンドと言っても良いでしょう。

先進国株式<為替ヘッジあり>

ライバルが少なく、現時点ではたわらノーロードが実質コスト最安値。

後は、iFree(三菱UFJ)つみたての結果次第となります。

尚、表中13のベンチマークとの乖離が、為替ヘッジ無よりさらに大きくなっていますが、配当課税に加え、設定当初マザーファンドを非保有だった事が原因と説明されています。

NYダウ、先進国リート、新興国株式

  NYダウ先進国
リート
先進国
リート(H)
新興国株式
1決算日2017/10/122017/10/122017/10/122017/10/12
2期首2017/3/212016/10/122017/3/212016/10/12
実質コスト
3信託報酬0.2430%0.3780%0.3780%0.5346%
4実質コスト0.525%0.501%0.506%0.760%
5信託報酬以外
のコスト
0.282%0.123%0.128%0.225%
6(前年度)
実質コスト
---0.494%---0.804%
7実質コスト
前年差
---0.007%----0.044%
2017.12.30以降の信託報酬と実質コスト
8新信託報酬0.2430%
(変更無)
0.2916%0.3780%
(変更無)
0.3672%
9信託報酬引下げ後の
実質コスト
0.525%0.415%0.506%0.593%
騰落率とベンチマークとの乖離
10ファンド
騰落率
12.36%16.81%3.87%36.31%
11ベンチマーク
騰落率
11.39%17.95%4.40%37.40%
12ベンチマーク
との差
0.97%-1.14%-0.53%-1.09%
13コスト除外後
の乖離
1.265%-0.64%-0.249%-0.33%
*12から実質コスト(4)を引いたコスト成分を除いたベンチマークとの乖離
純資産総額 (百万円)
14総資産総額5821,8131143,125
15前年度3001,1055591
16実質増減額2455221092,319
*実質増減額=今期純資産総額-前期純資産総額*(期中騰落率+1)
17マザーファンド
純資産
58243,02343,02340,863

NYダウ

実質コスト 0.525%と非常に高くなっています。

同じ信託報酬のiFreeの実質コストが0.329%ですので、際立って高いことがわかります。

以前、下記記事で調査した時、大きな乖離が生じている事がわかっていましたが、これは実質コストの高さに起因するもののようです。

参考記事【2017年9月末 NYダウ・インデックスファンド】各ファンドの騰落率、ベンチマークとの乖離を比較。そして今、人気のファンドは?

下図は、たわらノーロードだけは実質コストではなく、信託報酬でプロットしてありますが、これを今回の実質コスト(1/2)でプロットしなおせば同一線上に乗る事がわかります。

NYダウ インデックスファンド

尚、表中13のベンチマークとの乖離が、プラス側に大きくなっていますが、これはベンチマークが配当を含まないからです。

先進国リート

信託報酬引下げ後の実質コスト 0.415%。

ライバルとなる三井住友・DCiFreeの実質コストが0.8%代と、とてつもなく高いので、現時点ではたわらノーロードが最安値。

後は、信託報酬で大きくリードするSmart-iの今後の運用次第となります。

あるいは、ベンチマークは異なりますが、<購入。換金手数料なし>ニッセイの実質コストが0.396%と若干安くなります。

尚、表中13のベンチマークとの乖離が、マイナス側に大きくなっていますが、これはベンチマークが配当課税を考慮しないgrossだからです。

先進国リート<為替ヘッジあり>

ライバルがFunds-iしかなく、たわらノーロードの一択。

 

新興国株式

信託報酬引下げ後の実質コスト 0.593%。

他の低コストファンドの実質コストが不明ですので、現時点ではたわらノーロードが最安値ですが、信託報酬を大きく下げたeMAXIS Slimが、これを下回ると推測されます。仮に信託報酬以外のコストがeMAXIS(Slimでない方)と同じならばeMAXIS Slimの実質コストは0.388%となります。

バランス(8資産均等型)

  バランス(8資産)
1決算日2017/10/12
期首2017/7/28
信託報酬0.2376%
実質コスト0.314%
信託報酬以外のコスト0.076%
ファンド騰落率2.90%
総資産総額
(百万円)
112
10 前年度1
11 実質増減額111

実質コスト 0.314%。

同じ信託報酬のiFreeの0.419%より低くなっています。後はeMAXIS Slim(三菱UFJ)つみたての運用次第。

ただ、同じ8資産均等型といっても、たわらノーロードは新興国債券のベンチマークが異なりますので、同じ土俵では比較できません。

詳細は↓の記事を参照して下さい。
参考記事【インデックス型バランスファンド】8資産均等型の人気・パフォーマンスを徹底比較。

まとめ

以上、たわらノーロードシリーズの決算報告書から、実質コストを中心にまとめてきました。

代表的なファンドである先進国株式は、前年度同様、信託報酬以外のコストが低く抑えられています。

一方、マザーファンド規模が小さく、設定から間もないNYダウは、実質コストが非常に高くなっています。

他のファンドは、概ね信託報酬に応じた実質コストとなっています。

 

主なインデックスファンドの一覧、実質コストなどを↓にまとめてあります。今回のたわらノーロードの結果も更新しています。
参考記事インデックスファンド・コスト比較

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