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[2018年3月版] 国内株式(TOPIX)インデックスファンドの人気(純資産総額増減額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2018年4月6日 更新日:

先進国株式や新興国株式については定期的にチェックしている人気(純資産総額の増減)、及び運用状況確認ですが、今回は久しぶりに国内株式(TOPIX) 2018年3月版です。

先ず、純資産総額の実質的な増減額(=概ね資金流出入額)から、2018年3月に多く購入された人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

2017年の結果は↓を参照して下さい。
参考記事【国内株式(TOPIX)インデックスファンド】2017年のベスト・ファンド、そして2018年おすすめのファンドは?

また、先進国株式、新興国株式インデックスファンドの最新の結果は↓を参照して下さい。
参考記事[2018年3月版] 先進国株式インデックスファンドの人気(純資産総額増減額)ランキング、運用成績の比較。
参考記事[2018年3月版] 新興国株式インデックスファンドの人気(純資産総額増減額)ランキング、運用成績の比較。

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比較した国内株式(TOPIX)インデックスファンド

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、及び2018年3月末時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*ETF、DC専用ファンドは参考値扱い
*eMAXIS Slim、i-SMTの実質コストは、信託報酬以外のコストが、それぞれeMAXIS、SMTと同じと仮定して算出。

 
ファンド 信託報酬 実質コスト 純資産総額
(億円)
TOPIX連動型上場投信(ETF:1306) 0.1188% 0.127% ---
DIAM DC国内株式インデックスファンド *DC専用(マネックス・松井証券iDeCoで取扱) 0.1674% 0.171% 245.4
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 0.17172% (0.177%) 19.8
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.17172% 0.180% 157.0
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.1728% 0.184% 123.0
iFree TOPIXインデックス 0.1836% 0.190% 4.6
たわらノーロードTOPIX 0.1836% 0.187% 4.4
i-SMT TOPIXインデックス 0.1836% (0.192%) 0.5
Smart-i TOPIXインデックス 0.1836% --- 0.2
SMT TOPIXインデックス・オープン 0.3996% 0.408% 140.4
日本株式インデックスe 0.3996% 0.405% 34.0
eMAXIS TOPIXインデックス 0.4320% 0.437% 220.0
野村インデックスファンド・TOPIX[Funds-i] 0.4320% 0.437% 40.2
(日興)インデックスファンドTOPIX 0.6696% 0.676% 163.7

先進国株式や新興国株式ではeMAXIS Slimが他社を寄せ付けない圧倒的な信託報酬の低さとなっていますが、国内株式の場合、信託報酬0.172~0.184%の範囲に多くのファンドがひしめき合っています。

 

純資産総額の増減額 [人気ランキング]

先ずは、2018年3月の1カ月間の純資産総額の実質的な増減額をみてみます。

実質的な増減額は、

(2018年3月末時点の純資産総額) - (2018年2月末時点の純資産総額) x (1カ月間騰落率+1)

で定義します。概ね資金流出入額となります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

2018年3月 2018年2月 
順位 ファンド (億円) 順位  (億円)
1 野村インデックスファンド・TOPIX[Funds-i] 10.92 1 8.91
2 <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 7.66 3 8.27
3 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 7.52 2 8.62
参考 DIAM DC 国内株式インデックスファンド 7.40   13.95
4 SMT TOPIXインデックス・オープン 3.19 4 7.08
5 eMAXIS TOPIXインデックス 3.00 5 5.15
6 eMAXIS Slim 国内株式インデックス 2.36 7 3.80
7 [日興]インデックスファンドTOPIX(日本株式) 1.37 6 4.87
8 iFree TOPIXインデックス 0.53 9 0.58
9 たわらノーロードTOPIX 0.49 8 0.70
10 日本株式インデックスe 0.09 11 0.04
11 i-SMT TOPIXインデックス 0.04 10 0.15
12 Smart-i TOPIXインデックス 0.02 12 0.03

*参考までに先月(2018年2月)の値も示しています。

先進国株式、新興国株式とは大きく順位が異なり、2018年3月の1位は野村インデックスファンド・TOPIX[Funds-i]。また、eMAXIS(Slimではない方)eMAXIS Slimよりも資金流出入額が大きくなっています。

但し、これは後述するように短期的・一時的な資金流入によるものと思われます。

Funds-iを除くと、実質的な1位<購入・換金手数料なし>ニッセイ、2位三井住友・DCつみたてNISA。

この両者の差は僅かで、かつ3位以降を大きく引き離しており、事実上の2強といっても良いでしょう。

eMAXIS Slimは、上位2ファンドとの差を縮めることが出来ていません。

i-SMTSmart-iは殆ど資金流入がない厳しい状況が続いています。

 

月次資金流出入額の推移

下図は、2017年6月から2018年3月までの月次の資金流出入額を複数のファンドでプロットしたものです。

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

Funds-ieMAXISは資金の流出入が激しく、短期的に売買している大きな資金があるようです。継続的に売れている訳ではありません。

一方、低コストのニッセイ三井住友・DCeMAXIS Slimは安定した資金流入が続いている事がわかります。

*eMAXISの短期的な売買額が大きいですが、これにかかるコストをeMAXIS Slimの受益者も負担する事になる? そう考えると、信託財産留保額って必要なのかなぁとも思えてきます。(因みにeMAXIS、Funds-iともに信託財産留保額はありません)

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実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離は?

2018年3月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。
*騰落率は全て分配金再投資時(分配金課税無)の基準価額より計算。

1カ月騰落率

2018年3月の1カ月騰落率を見てみます。

実質コスト/12に対して1カ月騰落率をプロットします。図中、グレーの点線は傾き-1.0の線です。

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

1カ月騰落率では、ほぼ同程度のコストの三井住友・DCたわらニッセイeMAXIS SlimiFreei-SMTが騰落率±0.01%の範囲に広がっています。本評価の精度は概ね0.01%ですので、この程度の差は致し方ない所でしょう。

但し、Smart-iだけは、明らかにマイナス乖離が生じており未だ安定した運用とは言えません。

 

1年騰落率

次に1年騰落率です。

図中、グレーの点線は傾き-1.2の線です。

国内株式(TOPIX)インデックスファンド 資金流出入額

 

1年騰落率になると、微妙なコストの違いも騰落率に見えてくるようになります。

概ね実質コストに応じた騰落率になっていますが、SMT、及びインデックスeが若干上方に乖離しているようにも見えます。

 

まとめ

以上、TOPIXとの連動を目指す国内株式インデックスファンドについて、実質的な純資産総額の増減額、及び、騰落率に信託報酬・実質コストがちゃんと反映されているかの評価、2018年3月版でした。

国内株式(TOPIX)では、資金流出入額では(短期的な資金流入と思われるファンドを除く)<購入・換金手数料なし>ニッセイ三井住友・DCつみたてNISAの2強といって良いでしょう。

そして、Smart-iを除き、殆どのファンドが概ね、そのコスト(信託報酬+α)に応じた騰落率を示しています。

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