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【インデックスファンド評価・解説】つみたて先進国株式。(三菱UFJ国際投信 つみたてんとうシリーズ)

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日本を除く先進国の株式に投資するインデックスファンドつみたて先進国株式について解説します。

尚、つみたてんとうシリーズには、為替ヘッジを行う「つみたて先進国株式(為替ヘッジあり)」もありますが、ここで取り上げるのは為替ヘッジ無の方です。

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*本記事は2018年11月5日時点の情報に基づき記載しています。

つみたて先進国株式の基本情報

つみたて先進国株式は三菱UFJ国際投信が運用するインデックスファンド「つみたてんとうシリーズ」の一つです。eMAXISeMAXIS Slimシリーズとは、基本的に同じマザーファンドで運用する兄弟ファンド。eMAXIS Slimが原則ネット証券・銀行専用商品なのに対し、つみたてんとうシリーズは、「つみたてNISA」を主なターゲットとし、最寄りの金融機関で相談できるファンドという事で2017年8月に設定されました。現在7本のファンドから構成されています。コスト(信託報酬)はeMAXISよりは低く、eMAXIS Slimよりは高くなっています。
参考記事三菱UFJ国際投信 インデックスファンド「つみたてんとうシリーズ」運用開始。

今回解説するのは、先進国の株式に投資するつみたて先進国株式

先ず、つみたて先進国株式の基本情報をまとめます。

運用会社 三菱UFJ国際投信
設定日 2017年8月16日
運用形態 インデックスファンド
投資形態 ファミリーファンド
ベンチマーク MSCI KOKUSAI(配当除く)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込) 0.216%
実質コスト 0.311%
純資産総額 17.86億円(2018.11.5時点)
(マザーファンド) 純資産総額 3,245億円(2018.11.1時点)
分配金実績
つみたてNISA 対象商品
SBI証券ポイント還元年率 0.05%
楽天証券ポイント還元年率 0.048%

 

投資対象

ベンチマークMSCI KOKUSAI(コクサイ)[除く配当]で、日本を除く先進国の株式に投資します。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込]の2種類ありますが、[除く配当]だからといって(過去において)運用成績が劣るという事はありません。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

ただ、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意して下さい。ベンチマークが配当を含んでいませんので、通常はファンドの方が騰落率が高くなります。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

投資国

投資する国、比率は下図のようになります。

 

つみたて先進国株式

画像引用:つみたて先進国株式 マンスリーレポート(2018/9)

先進国といっても米国が約68%を占めます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

投資している銘柄は下表のようになります。(組入上位15銘柄)

つみたて先進国株式

画像引用:つみたて先進国株式 マンスリーレポート(2018/9)

組入銘柄数は1318。このファンド1本で日本を除く先進国の1318社の株式を所有しているという事です。

上位15銘柄中14銘柄は米国が占めており、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(Googleの持ち株会社)など日本でも良く知られた企業が上位になっています。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

つみたて先進国株式インデックス信託報酬0.216%(税込)となっています。

実質コスト0.311%(税込)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

他社 先進国株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

MSCI KOKUSAIをベンチマークとする他のインデックスファンドと比較してみます。

(低コスト)先進国株式インデックスファンドの信託報酬・実質コスト比較
ファンド 信託報酬
実質コスト
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
0.11772%
0.197%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ
外国株式インデックス

0.11772%
0.217%
iFree
外国株式インデックス

0.2052%
0.274%
i-SMT
グローバル株式インデックス

0.2052%
(0.243%)(*)
たわらノーロード
先進国株式

0.2160%
0.254%
三菱UFJ
つみたて
先進国株式
0.2160%
0.311%
Smart-i
先進国株式インデックス
0.2160%
0.484%

*i-SMTの実質コストは、信託報酬以外のコストがSMTと同一と仮定した推定値。

つみたて先進国株式の信託報酬は5位、実質コストでは6位。

信託報酬最安値のeMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスに比べ、0.098%高くなります。

勿論、上表では低コストのファンドのみリストアップしていますので、全体から見るとつみたて先進国株式も十分低コストの部類です。

 

信託報酬の変更履歴

つみたて先進国株式は、2017年8月に設定された後、まだ信託報酬引下げの実績はありません。

つみたて先進国株式の信託報酬変更履歴
引下げ日 信託報酬(税込) 備考
2017/8/16
 0.2160% 新規設定。設定時はeMAXIS Slimと同じで最低水準。
??? ???%  

設定当初はeMAXIS Slimと同じ信託報酬で、他社を含めて最低水準のレベルでした。しかし、その後、eMAXIS Slimが大幅かつ複数回の引下げを行い、今では大きな差がついてしまいました。

 

つみたて先進国株式の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から、つみたて先進国株式の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

つみたて先進国株式(つみたてんとうシリーズ)

つみたてNISA」が開始された2018年からは毎月1~3億円の資金流入があり、比較的売れているファンドです。

ただ、先進国株式インデックスファンドの中で最も人気のあるeMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスに比べると一桁少なくなっています。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じMSCI KOKUSAIでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は、2018年10月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

つみたて先進国株式(つみたてんとうシリーズ)

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

つみたて先進国株式は、eMAXIS Slim等と同じ巨大なマザーファンドで運用している事もあり、ベンチマークとの乖離がない安定した運用で、そのコストに応じた騰落率となっています。

 

まとめ

つみたて先進国株式は、比較的低コスト、そして安定した運用と、先進国株式に投資するファンドとして間違った選択ではありません。

ただ、より低コストのeMAXIS Slim 先進国株式インデックスで運用すれば、さらに高いリターンを得ることが出来ます。(株価低迷時でも損失が小さくなる)

つみたて先進国株式eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、中身は基本的に同じもの、値段(コスト=信託報酬)と販売会社が違うだけです。

もし、つみたて先進国株式だけしか取扱っていない金融機関(多くは銀行や店頭証券)で取引されているのであれば、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス等の超低コストファンドを扱っているネット証券に変更されては如何でしょう。

つみたてNISAの口座も毎年変更する事が出来ます。

 

 

購入先

つみたて先進国株式は、

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券

等の主要ネット証券、さらに多くの銀行、店頭証券で購入出来ます。

一方、上記ネット証券であればeMAXIS Slim 先進国株式インデックスも取扱っています。

どちらを選択すべきかは言うまでもないでしょう。

また、ネット証券には抵抗があるという方は、こちらもネット取引とはなりますが、SMBC日興証券(ダイレクトコース)でもeMAXIS Slim 先進国株式インデックスを取扱っています(つみたてNISAは無し)

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

i-SMTグローバル株式インデックス 

たわらノーロード 先進国株式

つみたて先進国株式 (本記事)

 

他の先進国株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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