つみたてNISA(積立NISA)で買える外国株式アクティブファンドを徹底比較。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

シェアする

2018年から始まる「つみたてNISA」(積立NISA)では金融庁が認定したファンドしか投資する事が出来ません。

その金融庁認定ファンドの殆どが低コストのインデックスファンドですが、一部アクティブファンドも含まれています。

そこで、現時点でつみたてNISA対応として認定されている外国株式を主な投資対象としたアクティブファンドの過去のパフォーマンスを調査します。

つみたてNISA対応の国内株式に投資するアクティブファンドについては↓の記事を参照して下さい。
参考記事つみたてNISA(積立NISA)で買える国内株式アクティブファンドを徹底比較。

「つみたてNISA」対応の外国株式アクティブファンド

外国株式を主な投資対象(*)とし、つみたてNISA対応となっているアクティブファンドは現時点(2017.12.18)で下記の6本。

  • セゾン資産形成の達人ファンド (セゾン投信)
  • フィデリティ・欧州株・ファンド (フィデリティ投信)
  • フィデリティ・米国優良株・ファンド (フィデリティ投信)
  • ハッピーエイジング30 (損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)
  • ハッピーエイジング40 (損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)
  • のむラップ・ファンド(積極型) (野村アセットマネジメント)

(*)国内株式、債券、REITを含むファンドもあります。

各ファンドの基本情報

上記6本のファンドの信託報酬などの基本情報を下表にまとめます。

ファンド  運用会社 信託報酬
実質コスト
信託財産留保額
ベンチマーク  純資産総額(億円) 設定日
セゾン資産形成の達人ファンド セゾン投信 1.35+-0.2%
1.488%
0.1%
538 2007.3.15
全世界の株式に投資
フィデリティ・欧州株・ファンド  フィデリティ投信  1.620%
1.832%
MSCIヨーロッパ  186 1998.4.1
英国・欧州大陸の株式に投資   
フィデリティ・米国優良株・ファンド  フィデリティ投信   1.6092%
1.7802%
S&P500 196 1998.4.1
米国株式に投資   
ハッピーエイジング30  損保ジャパン日本興亜  1.566%
1.701%

合成指数 126 2000.7.31
国内外の株式・債券に投資。株式比率70%    
ハッピーエイジング40  損保ジャパン日本興亜   1.3824%
1.479%
合成指数  149 2000.7.31
国内外の株式・債券に投資。株式比率50%   
のむラップ・ファンド(積極型)  野村AM   1.4904%
1.520%
0.3%
合成指数 221  2010.3.15
国内外(新興国除く)の株式・債券・REITに投資。マザーファンドはインデックス運用   

*純資産総額は2017.12.14時点
*ハッピーエイジング30/40のベンチマークはTOPIX、NOMURA-BPI、シティ世界国債、MSCIコクサイ、MSCIエマージングの合成指数。
*のむラップ・ファンドのベンチマークはTOPIX、NOMURA-BPI、シティ世界国債、MSCIコクサイ、S&P先進国REITの合成指数。

アクティブファンドだけあって全て信託報酬・実質コストが1%を超えるファンドばかりです。

この中で純資産総額が最も大きいのはセゾン資産形成の達人ファンド

設定日が古いのはフィデリティ・欧州株・ファンドフィデリティ・米国優良株・ファンドの2本で、20年近い運用実績があります。

外国株式アクティブファンドの運用成績

以下、各ファンドの過去の運用成績を見ていきますが、上表のように、各ファンドにより投資対象が大きく異なりますので、リターンが異なるのは当然です。

リターンの大小だけで判断するのではなく、リスク、そしてシャープレシオ(リターンをリスクで割った値)も含めて見て下さい。

*各ファンドの基準価額は全て分配金再投資時の値、データは各運用会社のサイトより引用。
*月末の月次データを使用。
*参考データとして各アセットクラスのインデックスファンドの結果も記載しますが、全てSMTインデックスシリーズの値です。
*リターン・リスクは年率です

直近7年間のリターン・リスク・シャープレシオ

先ずは2017年11月末時点の直近7年間のリターン・リスク特性を示します。

つみたてNISA アクティブファンド

次に、各ファンドのリターン・リスクをシャープレシオ(S/R)の大きい順に表にまとめます。

   シャープレシオ 年率リターン  年率リスク 
  順位   順位   順位
セゾン資産形成の達人ファンド 1.064 16.9% 1 15.9% 4
国内債券 0.999   1.7%   1.7%  
フィデリティ米国優良株・ファンド 0.879 2 15.4% 2 17.5% 5
のむラップ・ファンド(積極型) 0.876 3 11.4% 4 13.0% 2
先進国株式 0.866   14.9%   17.2%  
先進国リート 0.839   13.5%   16.1%  
ハッピーエイジング40 0.833 4 7.6% 6 9.1% 1
TOPIX 0.773   13.0%   16.8%  
ハッピーエイジング30 0.762 5 9.9% 5 13.0% 3
先進国債券 0.705   6.3%   8.9%  
フィデリティ・欧州株・ファンド 0.652 6 13.3% 3 20.4% 6
国内リート 0.648   11.2%   17.3%  
新興国株式 0.341   6.7%   19.5%  
新興国債券 0.297   3.8%   12.7%  

シャープレシオで1位となったのはセゾン資産形成の達人ファンド

基本的に株式に100%投資するファンドですので、リターンが高いのは当然ですが、リスクも抑えられシャープレシオが大きくなっています。

セゾン資産形成の達人ファンドの詳細は↓の記事を参照して下さい。
参考記事セゾン投信「セゾン資産形成の達人ファンド」のパフォーマンス。

2位と6位になったのが、フィデリティの2商品。米国優良株が2位、欧州株が6位です。

そして、その間にあるのが債券にも投資しているのむラップハッピーエイジング30/40

5年間のリターン・リスクの平均値

直近の騰落率は現時点の基準価額に大きく左右されますので、ファンドの評価としては十分ではありません。そこで、2009年1月から2017年11月までの複数の5年間のデータで見てみます。

2009年1月から5年間、さらに2009年2月から5年間・・・2012年11月から5年間と、起点(投資月)を1カ月ずつずらして、それぞれの5年間のリターン、リスクを計算します。全部で47個(区間)のデータとなりますので、この平均値をまとめます。

(注1)のむラップだけは、2010年3月からのデータとなります。
(注2)ここでのリターン、リスク、シャープレシオは、各運用期間の平均をとったもので、一般的に使われるリターン、リスク、シャープレシオの値とは異なります。

先ずはリスク・リターンの関係から。

つみたてNISA アクティブファンド

さらに47区間の5年間のリターンのバラツキをグラフにしたのが下図。

つみたてNISA アクティブファンド

これもシャープレシオの大きい順に表にまとめます。

   シャープレシオ 年率リターン  年率リスク 
  順位   順位   順位
国内債券 1.183   2.0%   1.7%  
セゾン資産形成の達人ファンド 1.156 1 18.9% 1 16.3% 4
先進国リート 1.029   17.9%   17.4%  
のむラップ・ファンド(積極型) 1.016 2 13.6% 4 13.4% 2
フィデリティ米国優良株・ファンド 1.013 3 18.7% 2 18.4% 5
先進国株式 0.950   17.2%   18.1%  
国内リート 0.879   17.3%   19.6%  
ハッピーエイジング40 0.873 4 8.3% 6 9.6% 1
先進国債券 0.818   7.7%   9.4%  
ハッピーエイジング30 0.805 5 10.9% 5 13.5% 3
TOPIX 0.771   13.6%   17.7%  
フィデリティ・欧州株・ファンド  0.667 6 14.7% 3 22.0% 6
新興国株式 0.367   7.6%   20.6%  
新興国債券 0.362   4.9%   13.6%  

概ね、前章で示した直近7年間の結果を同じになっています。

シャープレシオ、リターンとも1位となったのはセゾン資産形成の達人ファンド

フィデリティ・米国優良株ファンド、フィデリティ・欧州株ファンド

ファイデリティ投信の2本のファンドは、運用実績が長く、さらにベンチマークが明確に定義され、それを上回る事を目指して運用するファンドです。

今までの評価では、欧州株が最も悪い結果となっていましたが、これが長期で見るとどうなるか、さらにベンチマークと比較してどうなのか、もっと詳細に見てみます。

設定来(19年7カ月)のデータ

20年近い長期にわたってみると、それぞれのリターン、リスク、シャープレシオは下表のようになります。

フィデリティ・米国優良株/欧州株・ファンドの
設定来の年率リターン、リスク
  リターン リスク シャープレシオ
米国優良株 3.95% 19.9% 0.20
欧州株 5.01% 21.6% 0.23

長期で見ると、欧州株の方がリターン・シャープレシオともに勝っています。

月次運用レポートから

それぞれのファンドの2017年12月(2017年11月末時点)の月次運用レポートから、ベンチマークとのリターンの差を見てみます。

それそれのベンチマークはS&P500(税引前配当込)MSCIヨーローッパ・インデックス(税引前配当込)です。

*レポートでは累積リターンで記載されていますが、独自に年率換算した値を表にまとめます

フィデリティ・米国優良株/欧州株・ファンドの年率リターン
  米国優良株 欧州株
  ファンド ベンチマーク 差分 ファンド ベンチマーク 差分
1年 17.79% 22.47% -4.68% 31.80% 28.53% +3.27%
3年 4.89% 8.94% -4.05% 9.20% 3.18% +6.02%
設定来 3.70% 5.66% -1.96% 4.90% 3.98% +0.92%

設定来(19.7年)でみて、米国優良株は年率で2%近くベンチマークを下回っています。

一方の欧州株、こちらはベンチマークを1%近く上回る良好な運用成績を出しています。

ここ1年、3年で見ても、米国優良株は大きく下回り、欧州株は大きく上回るという結果になっています。

まとめ

以上、つみたてNISAで購入できる、主に外国株式に投資するアクティブファンドの運用成績の比較でした。

リターン、シャープレシオとも最も優秀な結果を上げたのはセゾン資産形成の達人ファンド

繰返しになりますが、ここでは全てのファンドをまとめて比較しましたが、それぞれのファンドの投資対象は異なり、本来は同じ土俵で比較できるものではありません。購入を検討する際には、リスク・リターン(シャープレシオ)を考慮の上、各ファンドの交付目論見書を良く読んで判断する事をお勧めします。

セゾン資産形成の達人ファンドは、セゾン投信で購入出来ます。

公式サイトセゾン投信

尚、セゾン投信ではつみたてNISAにも対応しています。詳細は下記の記事を参照にして下さい。
参考記事セゾン投信「つみたてNISA」 申込開始。「セゾン・バンガード・グロバールバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」。

その他のファンドは楽天証券SBI証券等で購入できます。

参考記事【楽天証券】つみたてNISA、毎日積立や楽天スーパーポイントの使用も可能に。

参考記事つみたて【SBI証券】つみたてNISA、豊富な商品ラインアップと多彩な積立方法。プレゼントキャンペーンも!

スポンサーリンク
アドセンス336
アドセンス336

応援お願いします。
にほんブログ村 その他生活ブログ 資産運用へ にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ

シェアする

フォローする