NISA、つみたてNISA

2018-2019年「つみたてNISA(積立NISA)」対象商品(ファンド) 人気・売れ行きランキング。評判の高いファンドは?

投稿日:2019年2月8日 更新日:

2018年より始まったつみたてNISA(積立NISA)。

つみたてNISAでは、金融庁の認定を受けた投資信託(ファンド)しか購入する事は出来ませんが、それでも、現時点(2019.2.8)で159本ものファンドがあります(ETF除く)

その中から実際に売れているもの=資金流入額(*)が大きいファンドを各資産クラス毎に見ていきます。

尚、つみたてNISA対象ファンドの人気ランキングになりますが、つみたてNISA口座だけでなく、特定・一般口座、確定拠出年金などを含めた全ての口座での資金流入額合計のランキングです。

(*)資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に日次騰落率を考慮して算出した概算値です。尚、日次の基準価額、純資産総額を公表していないファンドについては、月次データでの計算となりますので誤差が大きくなります。
基準価額、純資産総額のデータは各運用会社、及びモーニングスターより引用。

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つみたてNISA対象全ファンドの資金流出入額

つみたてNISA対象157ファンドの資金流出入額

先ず、つみたてNISA対象全ファンドの2018年年間資金流出入額を見てみます。

つみたてNISA 人気ランキング

2018年の1年間で5億円にも達していないファンドが63本、40%もあります。さらに、もっと少ない1億以下が38本、24%です。

つみたてNISAは20年間の非課税期間がありますので、長期で保有しようという方が殆どでしょう。しかし、資金流入額が少ない=純資産総額が増えないと20年経たずして繰上償還となるリスクが無いとも言えません。(勿論、運用会社も金融庁につみたてNISA対象として認定を受けた以上、そう簡単に繰上償還しないとは思いますが。)

このリスクを避ける為にも、資金流入額がある程度大きいファンドを選ぶ事が重要で、これから示すランキングは、ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてご覧ください。資金流入額・純資産総額が大きい事は運用の安定化、信託報酬以外のコストの低下につながる場合もあります。

 

信託報酬率と資金流出入額の関係

信託報酬率資金流出入額の関係を見てみます。

インデックス型(単体)、インデックス型(バランス)、アクティブ型と分けてプロットしてあります。(横軸・縦軸とも対数でプロット)
*全世界株式は単体に分類してあります。

つみたてNISA 人気ランキング資金流出入額の信託報酬に対する依存性はあまり見られません。

つみたてNISA対象という時点で、既に低コストのファンドに限定されるのが一つの要因でしょう。

信託報酬はファンド選択の最も重要な要素ですが、ただ低いだけでは駄目という事です。資金流出入額・純資産総額と総合的に見てファンドを選ぶことをお勧めします。

 

2018年 つみたてNISA対象ファンド 人気ランキング

各アセットクラス別に上位のファンドを見ていきます。

ランキングは2018年の年間資金流出入額合計でつけいています。
表には2019.1.31時点の純資産総額も記載します。

*信託報酬は税込み表記

 

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

順位 ファンド 信託報酬 資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
1 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.1728% 108.9
(202.0)
2 <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.17172% 93.6
(213.1)
3 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 0.1674% 56.0
(65.3)

全12本の中、信託報酬最低水準の3本が順当にトップ3になっています。

国内株式(TOPIX)インデックスファンドの最新の人気、運用状況は下記記事をご覧ください。

 

国内株式(日経平均株価、JPX日経400)インデックスファンド

順位 ファンド 信託報酬 資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
1 ニッセイ日経225インデックスファンド 0.2700% 261.4
(1444.6)
2 SMT 日経225インデックス・オープン 0.3996% 207.2
(290.5)
3 野村インデックスファンド・日経225[Funds-i] 0.4320% 200.1
(408.9)

日経平均が15本、JPX日経400が5本ありますが、超低コストのeMAXIS Slimや<購入・換金手数料なし>ニッセイではなく、信託報酬が比較的高いファンドが上位を占めています。

尚、日経平均インデックスファンドでは、資金流出入が激しい、即ち頻繁に売買されているのも特徴です。

JPX日経400では漸く8位にSMT JPX日経インデックス・オープンが入っていますが、総じてあまり売れていません。

国内株式(日経平均株価)インデックスファンドの最新の人気、運用状況は下記記事をご覧ください。

 

全世界株式インデックスファンド

ベンチマークによらず全世界の株式を対象としたファンドのランキングです。

順位 ファンド 信託報酬 資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
1 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.2396% 152.3
(173.4)
2 野村つみたて外国株投信 0.2052% 45.0
(52.6)
3 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド 0.2700% 43.7
(110.3)

全10本の内、2位以下に大きな差をつけて1位になったのが楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード)。

2、3位はMSCI ACWI(除く日本)をベンチマークとするファンドが入っています。

全世界株式インデックスファンドの最新の人気、運用状況は下記記事をご覧ください。

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先進国株式インデックスファンド

順位 ファンド 信託報酬 資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
1 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.11772% 322.8
(1059.5)
2 eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.11772% 265.7
(319.8)
3 たわらノーロード先進国株式 0.2160% 106.1
(287.2)

全16本の内、信託報酬最安値の<購入・換金手数料なし>ニッセイeMAXIS Slimの一騎打ち。直近数カ月のデータを見るとほぼ互角です。

先進国株式インデックスファンドの最新の人気、運用状況は下記記事をご覧ください。

 

米国株式インデックスファンド

順位 ファンド 信託報酬 資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
1 楽天・全米株式インデックス 0.1696% 268.1
(321.2)
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.1728% 96.0
(109.2)
3 iFree S&P500インデックス 0.2430% 35.4
(62.0)

全5本の内、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガードファンド)が2位のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に倍以上の差をつけての1位。
*eMAXIS Slim米国株式は2018.7設定ですので不利な比較となっています。

米国株式インデックスファンドの最新の人気、運用状況は下記記事をご覧ください。

 

新興国株式インデックスファンド

順位 ファンド 信託報酬 資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
1 eMAXIS Slim新興国株式 0.20412% 99.6
(126.4)
2 SMT新興国株式インデックス・オープン 0.6480% 20.4
(197.5)
3 たわらノーロード新興国株式 0.3672% 16.2
(51.6)

全12本の内、eMAXIS Slim新興国株式インデックスが断トツの1位、独壇場です。

新興国株式インデックスファンドの最新の人気、運用状況は下記記事をご覧ください。

 

(インデックス型)バランスファンド

*セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、世界経済インデックスファンドは、金融庁分類ではアクティブファンドですが、ここではインデックス型バランスファンドとして比較します。

順位 ファンド 信託報酬 資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
1 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.6200% 175.9
(1668.0)
2 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 0.1717% 126.3
(207.3)
3 世界経済インデックスファンド 0.5400% 80.5
(595.4)
4 iFree 8資産バランス 0.2376% 54.2
(117.7)
5 つみたて8資産均等バランス 0.2376% 49.8
(58.1)

バランスファンドは全69本と数が多いので、5位まで紹介します。

1位はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド。3位に入った世界経済インデックスファンドとともに、決して低コストとは言えませんが、依然、その人気は健在です。

2位は、バランスファンドの中でコスト的には最もお得なeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

主なバランスファンドの一覧は下記記事をご覧ください。

8資産均等型の最新の人気、運用状況は下記記事をご覧ください。

 

アクティブファンド

*ひふみプラス、ひふみ投信は月次データから計算。

順位 ファンド 信託報酬 資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
1 ひふみプラス 1.0584% 2186.7
(5723.7)
2 ひふみ投信 1.0584% 276.7
(1248.8)
3 セゾン資産形成の達人ファンド 1.3500% 147.0
(674.2)

アクティブファンドは15本がラインアップされていますがひふみプラスの圧勝です。2位もひふみ投信。特に2018年前半の資金流入が多くなっています。

3位はセゾン資産形成の達人ファンドです。

 

2018年総合ランキング

今まで各資産クラス毎に集計してきましたが、これらをまとめてランキングにしてみました。

インデックスファンド(国内株式)
インデックスファンド(外国、全世界株式)
バランスファンド
アクティブファンド
順位 ファンド 信託報酬 資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
20 世界経済インデックスファンド 0.5400% 80.5
(595.4)
19 たわらノーロード日経225 0.1836% 88.3
(117.4)
18 <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.17172% 93.6
(213.1)
17 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.1728% 96.0
(109.2)
16 eMAXIS Slim新興国株式 0.20412% 99.6
(126.4)
15 たわらノーロード先進国株式 0.2160% 106.1
(287.2)
14 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.1728% 108.9
(202.0)
13 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 0.1717% 126.3
(207.3)
12 セゾン資産形成の達人ファンド 1.3500% 147.0
(674.2)
11 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.2396% 152.3
(173.4)
10 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.6200% 175.9
(1668.0)
9 eMAXIS 日経225インデックス 0.4320% 180.0
(337.4)
8 野村インデックスファンド・日経225[Funds-i] 0.4320% 200.1
(408.9)
7 SMT 日経225インデックス・オープン 0.3996% 207.2
(290.5)
6 ニッセイ日経225インデックスファンド 0.2700% 261.4
(1444.6)
5 eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.11772% 265.7
(319.8)
4 楽天・全米株式インデックス 0.1696% 268.1
(321.2)
3 ひふみ投信 1.0584% 276.7
(1248.8)
2 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.11772% 322.8
(1059.5)
1 ひふみプラス 1.0584% 2186.7
(5723.7)

1位のひふみプラスは別格の強さ。桁が違います。3位にもひふみ投信が入っています。

インデックスファンドの1位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式

そして楽天・全米株式eMAXIS Slim先進国株式と続きます。

6~9位に日経平均株価連動型ファンドが入っていますが、前述のように資金の出入(売買)が激しく、長期積立とは異なる資金が多く含まれています。

バランスファンドでは、10位にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、13位にeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)が入ってます。

 

2019年 つみたてNISA 期待・人気を集めるであろうファンド

2019年も基本的には2018年と同様のファンドが人気を集めていく事でしょう。

但し、今までの評価は2018年の年間資金流入額で比較した為、2018年の途中に新規設定されたファンドにとって不利な比較となっています。

そこで、2019.1末時点の直近3カ月の資金流入額トップ30のファンドのうち、この順位が2018年年間順位より10位以上上がっているファンドをピックアップします。

直近3カ月順位 2018年年間順位 ファンド 信託報酬 3カ月
資金流出入額
(純資産総額)
[億円]
7 17 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.1728% 50.5
(109.2)
8 36 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0.15336% 12.1
(38.5)
28 84 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 0.15336% 11.9
(12.1)
30 43 (三菱)つみたて日本株式(日経平均) 0.1944% 10.8
(28.8)

偶然(?)にも三菱UFJ国際投信の4本、内3本がeMAXIS Slimシリーズとなりました。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は2018年年間ランキングでも17位に入っていましたが、2018年はトップ30も入らなかったeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も2019年は人気を集め上位にランクインする事でしょう。

 

最後に

以上、2018年のつみたてNISA対象ファンド、資金流入額でみる人気ランキングでした。

つみたてNISAで投資しようと考えている方、

先ず、何に、どれぐらいの比率で投資するか(アセットアロケーション)を決めた上で、具体的なファンドを選択する事になりますが、その際、信託報酬の低さに加え、資金流入額・純資産総額の大きさにも注意してファンドを選んでいくと良いでしょう。

尚、つみたてNISAは多くの銀行・信用金庫で取扱っていますが、金融機関によって購入できるファンドは限定されています。

基本的には同じものなのに、値段(信託報酬)が異なるファンドが多くあります。

より低コストで資金流入額の大きいファンドを取扱っているのは下記のネット証券です、

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券など

また楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。ポイント還元がありますので、事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。楽天証券をお得に使うには楽天カードが必須と言っても良いでしょう。
公式サイト楽天カード

また、上位に入ったセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドセゾン資産形成の達人ファンド(基本的に)セゾン投信の直販です。(その他、楽天証券、SBI証券のiDeCoでも取扱っています)
公式サイトセゾン投信

 

 

所得がある方なら、所得控除で節税メリットが大きいiDeCoも検討されては如何でしょう。

 

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