S&P500配当貴族指数に連動を目指すインデックスファンド、「SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン」のパフォーマンス。

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先日の記事で「S&P/JPX配当貴族指数」に連動を目指すインデックスファンドである<SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン>のパフォーマンスを調査しましたが、今回は、それの米国株式版(というか、こちらが本家ですが)、「S&P500配当貴族指数」に連動を目指すインデックスファンドである<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>のパフォーマンスを調査します。

参考記事S&P/JPX配当貴族指数に連動を目指すインデックスファンド、「SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン」のパフォーマンス。

S&P500配当貴族指数」とは、S&P Dow Jones Indices LLCが算出する指数です。

S&P500配当貴族指数とは、S&P Dow Jones Indices LLCが公表する指数で、S&P500指数の構成銘柄のうち、25年以上連続して増配している銘柄を対象とし、均等加重時価総額に基づいて算出されます。「税引後配当込み」指数は、税引後の配当収益を考慮して算出した指数です。「円換算ベース」は、米ドルベース指数を基に当社が独自に円換算した指数です。

              三井住友トラスト・アセットマネジメントのサイトより引用。

<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>の基本情報

三井住友トラスト・アセットメネジメントが運用するインデックスファンドで、「SMTインデックスシリーズ」の一つです。

比較の対象として、「S&P500配当貴族指数」の指数がS&P500をベースにしている事から、ブラックロック・ジャパンが運用する<i-mizuho米国株式インデックス>を用います。<i-mizuho米国株式インデックス>は、S&P500指数に連動するインデックスファンドとして貴重な存在です。

*S&P500連動型のETFはありますが、非上場のインデックスファンドはi-mizuhoだけではないでしょうか。

  SMT 米国株配当貴族
インデックス・オープン

i-mizuho
米国株式インデックス

設定日 2016年8月30日 2013年9月3日
ベンチマーク S&P500配当貴族指数
(税引き後配当込)
S&P500(配当含まず)
信託報酬 0.594% 0.6156%
実質コスト 1.426%(*1) 0.634%(*2)
信託財産留保額
純資産総額(百万円)(*3) 551 1,886
マザーファンド純資産総額(百万円) 765(*4) iShares Core S&P500 ETFに投資
組入上位10銘柄(*5) 総銘柄数 52 比率 配当利回り   比率
1 BARD C R INC 2.34% 0.34% APPLE 3.9%
2 MCDONALD’S 2.15% 2.44% MICROSOFT 2.6%
3 BROWN-FORMAN CORP-CLASS B 2.13% 1.37% AMAZON 1.9%
4 S&P GLOBAL INC 2.04% 1.09% FACEBOOK 1.7%
5 GENERAL DYNAMICS CORP 2.04% 1.54% JOHNSON&JOHNSON 1.7%
6 PENTAIR PLC 2.04% 2.06% EXXON MOBIL 1.6%
7 3M COMPANY 2.02% 2.26% BERKSHIRE HATHAWAY 1.5%
8 COCA-COLA 2.02% 3.13% JPMORGAN 1.4%
9 MEDTRONIC PLC 2.01% 2.03% ALPHABET CLASS A 1.4%
10 DOVER CORP 2.01% 2.11% ALPHABET CLASS A 1.4%

(*1)実質コストは2017年5月10日の運用報告書より。決算が6カ月毎なので、信託報酬の比率から年間コストに換算。
(*2)実質コストは2017年5月2日の運用報告書より。

(*3)純資産総額は2017年6月22日時点
(*4)マザーファンド純資産総額は2017年5月10日時点
(*5)組入銘柄は2017年5月31日の月次レポートより。

<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>、信託報酬以外のコストが高く、実質コストとして1.4%にもなっています。

<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>のパフォーマンス

 未だ設定されてから1年も経っておらず、このような短期間で判断を下すのは早計かと思いますが、取りあえず、現在までのパフォーマンスをS&P500<i-mizuho米国株式インデックス>と比較します。

以下、特に断りの無い限り、S&P500は<i-mizuho米国株式インデックス>の事を意味します。

基準価額のチャート

先ずは、<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>が設定された2016年8月30日を基準(10,000)としたチャートを比較します。

米国配当貴族

チャートを見ると、<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>が設定されてから当初2カ月ほどの期間、S&P500より大きくアンダーパフォームしている事がわかります。その後は、概ね、S&P500と同じような動きに見えます。

リターン・リスクの比較

2016年8月から2017年5月までの月次データ(終値)からリターン、リスク、及びシャープレシオを計算してみます。
*シャープレシオは無リスク資産の利回り0として計算。

年率リターン・リスク
  配当貴族 S&P500
リターン 15.9% 27.6%
リスク 15.9% 14.7%
シャープレシオ 1.00 1.87

リターンで見ると、<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>が、S&P500より大きく下回っています。リスクも若干<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>の方が大きく、結果的に、シャープレシオも劣り、S&P500の圧勝という結果になります。

1カ月騰落率の差

運用開始から日が浅い事もあり、1カ月騰落率で比較してみます。

各月の騰落率を、<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>の騰落率と<i-mizuho米国株式インデックス>の騰落率の差でプロットしてみます。

米国配当貴族

全部で9カ月のデータしかありませんが、

<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>の2勝7敗

という結果です。チャートでもわかるように、2016年10月の1カ月騰落率が大きくS&P500に負けています。

<Funds-iフォーカス 米国株式配当貴族>との比較

S&P500配当貴族指数」に連動を目指すインデックスファンドとして、<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>に加え、Funds-iフォーカス・シリーズの<野村インデックスファンド・米国株式配当貴族>もあります。

この二つを比較してみます。

尚、<野村インデックスファンド・米国株式配当貴族>には為替ヘッジ型もありますが、ここで取り上げるのは為替ヘッジ無の方です。

  SMT 米国株配当貴族
インデックス・オープン
Funds-iフォーカス
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族
設定日 2016年8月30日 2017年1月10日
ベンチマーク S&P500配当貴族指数
(税引き後配当込)
S&P500配当貴族指数
(配当込/課税は不明)
信託報酬 0.594% 0.540%
実質コスト 1.426%(*1) (*2)
信託財産留保額 0.1%
純資産総額(百万円)(*3) 551 240
マザーファンド純資産総額(百万円) 765(*4) (*2)
2017年1月10日から6月21日の騰落率
  3.86% 3.90%

(*1)実質コストは2017年5月10日の運用報告書より。決算が6カ月毎なので、信託報酬の比率から年間コストに換算。
(*2)Funds-iは決算前で実質コスト、及びマザーファンド純資産総額は不明。

(*3)純資産総額は2017年6月22日時点
(*4)マザーファンド純資産総額は2017年5月10日時点

<野村インデックスファンド・米国株式配当貴族>(以下、Funds-iと略して表記)は設定日が2017年1月10日と新しいファンドで、SMTより若干信託報酬が低い一方、信託財産留保額が0.1%かかります。

Funds-iが設定された2017年1月10~6月21日の騰落率で見ると、若干ですがFunds-iSMTを上回っています。信託報酬または実質コストの差かなとも思いましたが、もう少し調べてみると、設定初日から翌日の騰落率に大きな差がある事がわかりました。そこで、設定日から1日ずらして、1月11日からの騰落率で見てみると、今度は、SMTの騰落率が0.3%も高くなります。

  SMT 米国株配当貴族
インデックス・オープン
Funds-iフォーカス
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族
2017年1月10日から6月21日の騰落率
  3.86% 3.90%
2017年1月11日から6月21日の騰落率
  3.96% 3.65%

二つのファンドしかない為、どちらが乖離を起こしているのかは分かりませんが。

他の先進国株式との比較

折角なので、他の先進国株式クラスのリターン・リスクと比較してみます。

比較期間は、<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>のデータがある2016年8月から2017年5月の間です。

年率リターン・リスク
  SMT米国配当貴族 i-miuzho米国株式 SMTダウ・ジョーンス SMTグローバル株式
ベンチマーク S&P500配当貴族指数 S&P500 NYダウ MSCIコクサイ
リターン 15.9% 27.6% 33.5% 29.0%
リスク 15.9% 14.7% 18.0% 12.2%
シャープレシオ 1.00 1.87 1.86 2.37

リターンで見ると、

NYダウ > MSCIコクサイ > S&P500 > S&P500配当貴族

となりますが、シャープレシオでは、MSCIコクサイが最も高くなっています。

あくまで極短期間のデータである事に注意して下さい。

まとめ

まだ設定から約1年も経っていないという事で、優劣をつけるのは難しいのですが、少なくとも設定から現在のデータで見る限り、「S&P500配当貴族指数」に連動を目指すインデックスファンドである<SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン>は、S&P500や、他の先進国株式指数を下回っています。

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