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【米国株式インデックスファンドの評価】2018年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2018年4月28日 更新日:

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米国株式(NYダウ、S&P500など)との連動を目指すインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(ベンチマークとの乖離)を調査します。

*本記事は2018年4月末日時点の情報に基づき記載しています。

ベンチマークとの乖離は、月報・運用報告書に記載されていますが、その値を他社のファンドと比較する事は出来ません。各社、同じベンチマークでも、配当込・除く、配当課税有無、円換算レートなどの影響でベンチマーク騰落率がファンドにより異なるからです。そこで、 本サイトでは騰落率とコストの関係からベンチマークの乖離を評価していきます。

参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

先進国株式、新興国株式、国内株式インデックスファンドの最新の結果は↓を参照して下さい。
参考記事先進国株式インデックスファンドの人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。
参考記事 新興国株式インデックスファンドの人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。
参考記事[2018年3月版] 国内株式(TOPIX)インデックスファンドの人気(純資産総額増減額)ランキング、運用成績の比較。
参考記事【国内株式(日経平均)インデックスファンド】2018年 人気(資金流出入額)ランキング、運用成績(ベンチマークとの乖離)の比較。

 

比較した米国株式インデックスファンドの信託報酬・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、2018年4月末時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*信託報酬・実質コストは税込み
*iシェアーズの信託報酬・実質コストは投資先ETF経費率を含まず。

ファンド 信託報酬
(実質コスト)
設定日 純資産総額
(億円)
NYダウ
iFree NYダウ・インデックス 0.243%
(0.319%)
2016/9/8 58.9
たわらノーロード NYダウ 0.243%
(0.525%)
2017/3/21 9.6
SMT ダウ・ジョーンズ インデックスオープン 0.540%
(0.564%)
2013/11/19 70.8
eMAXIS NYダウインデックス 0.648%
(0.734%)
2013/8/7 71.2
日興インデックスファンドNYダウ30(アメリカ株式) 0.670%
(0.831%)
2014/3/31 14.2
S&P500
iFree S&P500インデックス 0.243%
(---)
2017/8/31 42.1
iシェアーズ米国株式インデックス・ファンド 0.405%
(0.423%)
2013/9/3 26.5
SSGA米国株式インデックス・ファンド 0.486%
(0.543%)
2017/9/29 9.7
S&P500配当貴族指数
野村インデックスファンド・米国配当貴族指数[Funds-i] 0.540%
(2.700%)
2017/1/10 24.0
SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン 0.594%
(0.842%)
2016/89/30 6.1
CRSP USトータル・マーケット・インデックス[VTI]   
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.170%
(---)
2017/9/29 103.6
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス[VYM]   
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド 0.210%
(---)
2018/1/10 8.9

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。

 

NYダウ (ダウ・ジョーンズ工業株価平均)

NYダウとの連動を目指すインデックスファンドで信託報酬最安値は、iFree NYダウ インデックスたわらノーロードNYダウの0.243%。ただし、たわらノーロードの実質コストは0.525%と、信託報酬以外のコストが非常に大きくなっています。

ファンド純資産総額が大きいのは、eMAXIS NYダウインデックスSMT ダウ・ジョーンズ インデックスオープン。しかし、設定から僅か1年半程度のiFreeが猛追しており、逆転するのも時間の問題でしょう。

 

S&P500

S&P500との連動を目指すインデックスファンドは数が少ないですが、その中で、未だ実質コストは分かりませんが、信託報酬最安値のiFree S&P500インデックスがファンド純資産総額で最も大きくなっています。

 

S&P500配当貴族指数

S&P500配当貴族指数との連動を目指すインデックスファンドは野村インデックスファンド・米国配当貴族[Funds-i]SMT 米国株配当貴族インデックス・オープンの2本。信託報酬はFunds-iの方が若干低いですが、その実質コスト2.70%と非常に高くなっています(3カ月程度の決算期間でのコストから年率に換算)

それでもFunds-iの方が、設定が新しいにも関わらず、SMTより純資産総額が大きくなっています。

 

楽天・バンガード・ファンド

それぞれ米国バンガード社のETF VTI、及びVYMに投資する楽天・全米株式インデックス・ファンド楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド

楽天・全米株式インデックス・ファンドは設定から僅か7カ月で100億円を突破しています。今回比較する米国株式インデックスファンドの中で最も純資産総額の大きいファンドという事になります。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは、設定から約4カ月、そこそこの純資産総額といったところでしょうか。

*インデックスファンドの信託報酬・実質コスト・純資産総額は↓にまとめてあります。

 

資金流出入額 (米国株式インデックスファンド・人気ランキング)

2018年4月の概算の月次資金流出入額(*)、及び2018年の累計(1~4月の4カ月間の合計)を見てみます。

4月の資金流出入額の大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。
但し、iシェアーズ、SSGAは日次データが入手できなかった為、月次データから計算しています。

米国株式インデックスファンド 資金流出入額
 2018年4月  2018年累計
順位 ファンド (億円) 順位 (億円)
1 楽天・全米株式インデックス・ファンド 13.70 1 67.66
2 SMT ダウ・ジョーンズ インデックスオープン 4.74 2 23.03
3 iFree S&P500インデックス 4.27 5 14.28
4 iFree NYダウ・インデックス 4.22 4 17.24
5 SSGA米国株式インデックス・ファンド 2.10 8 5.18
6 eMAXIS NYダウインデックス 1.95 3 17.82
7 野村インデックスファンド・米国株式配当貴族 1.20 6 9.92
8 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド 1.01 7 9.16
9 iシェアーズ米国株式インデックス・ファンド 0.46 9 3.25
10 たわらノーロード NYダウ 0.16 10 2.59
11 日興インデックスファンドNYダウ30(アメリカ株式) 0.06 11 2.38
12 SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン 0.03 12 -0.07

 

1位 楽天・全米株式インデックス・ファンド

圧倒的に人気を集めたのが楽天・バンガード・ファンドの一つである楽天・全米株式インデックス・ファンド、通称、楽天VTI

設定当初から毎月10億円以上の資金流入が続いています。

 

楽天・バンガード・ファンド(全米株式)

 

2位 SMT ダウ・ジョーンズ インデックスオープン

NYダウ連動型インデックスファンドとしては1位となります。

2018年以降は、毎月コンスタントに資金を集めていますが、それ以前は流出入が激しく、大きく資金流出している月もあります。

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン

3位 iFree S&P500インデックス

S&P500連動型インデックスファンドとして1位。設定当初から人気があり、(2018年1月を除き)コンスタントに数億円規模の資金流入が続いています。

iFree S&P500インデックス

 

4位以下

4位はiFree NYダウインデックス、5位が(SSGA)米国インデックスファンドと続きます。

苦戦しているのがたわらノーロードNYダウ。設定が新しく、iFreeと同一信託報酬ながら、その実質コストが高いのも敬遠されている理由でしょう。

総じて、米国株式インデックスファンドでは楽天iFreeが人気と言えます。

 

リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか?ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

*楽天・全米、米国高配当株式は設定から日が浅いため騰落率比較から除外。

各インデックスの騰落率の比較

先ずは2018.4月末日時点の1年騰落率を比較してみます。各ベンチマークで代表的な(運用期間が長い)ファンドで比較します。

直近1年間のリターン
インデックス(ファンド) 1年騰落率
NYダウ(iFree) 15.9%
S&P500(iシェアーズ) 10.9%
S&P配当貴族(SMT) 7.8%

直近1年で見ると、NYダウがずば抜けて良い成績を残しています。

次にNYダウS&P500について直近4年間の年率リターン、リスク、シャープレシオをまとめます。

直近4年間のリターン・リスク 
インデックス(ファンド) 年率リターン 年率リスク シャープレシオ
NYダウ(SMT) 14.0% 16.8% 0.83
S&P500(iシェアーズ) 12.1% 16.0% 0.75

直近4年間で見ても、NYダウがリターンで勝り、若干リスクは高くなっていますが、シャープレシオは大という結果です。

 

ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)

NYダウS&P500に連動を目指す各インデックスファンドのベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を調べます。

騰落率と実質コストの関係から乖離を評価します。

ここでは、多くのファンドがベンチマークとの乖離がないであろうという前提のもと、これから外れたファンドを乖離が大きいと判定します。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。
*騰落率は全て分配金再投資時(分配金課税無)の基準価額より計算。

 

NYダウ連動型インデックスファンドのベンチマークとの乖離

3カ月騰落率、1年騰落率

2018.4末日時点の3カ月騰落率、1年騰落率と実質コストの関係を見てみます。

NYダウ インデックスファンド

NYダウ インデックスファンド

概ね各ファンドとも、そのコストに応じた騰落率を示していますが、SMTが若干上振れしているように見えます。

そして最もコストの低いiFreeが、最も騰落率が高くなっています。

 

S&P500連動型インデックスファンドのベンチマークとの乖離

データ数を増やすため、日興AMのETF(1547) 上場インデックスファンド米国株式(S&P)を追加します。(分配金再投資)
*1547は、現在、先物運用ですが、現物運用への変更、さらに信託報酬引下げ、そしてつみたてNISA対象となるよう約款変更を予定しています。

3カ月騰落率、6カ月騰落率

同じように2018.4末日時点の3カ月騰落率、そして対象ファンド3本中2本が設定から1年経っていませんので、6カ月騰落率と実質コストの関係を見てみます。

尚、iFreeは実質コストが初回決算前で不明の為、信託報酬でプロットしてあります。

S&P500 インデックスファンド

S&P500 インデックスファンド

理想的には図中点線の傾きの線上に各ファンドがのらなければいけないのですが、実際の結果は全くバラバラ。

3カ月ではiSharesの騰落率が高く、6カ月はSSGAが高いといった感じで、信託報酬・実質コストとの依存が観察されず、どのファンドが、よりベンチマーク通りに運用されているのか、この評価では判断出来ません。

よって、信託報酬最安値のiFree S&P500インデックスの評価も現時点では保留とします。

S&P500との連動を目指すインデックスファンドの評価は、もう暫く様子を見た方が良いでしょう。

 

おすすめの米国株式との連動を目指すインデックスファンドは?

NYダウ

iFree NYダウ・インデックス

設定から1年半以上たち、順調に純資産を伸ばしている事、そして低いコストに応じた高い騰落率となっています。

 

S&P500

信託報酬最安値のiFree S&P500インデックスに期待したいところですが、未だ評価は保留。

他のファンドを含めてもう暫く様子を見た方が良いでしょう。

 

楽天・バンガード・ファンド(全米株式)

CRSP USトータル・マーケット・インデックス、そしてVTIに気軽に投資できるファンドとしては唯一の存在。

まだ実質コストがどうなるか、乖離はどうなのか等、不明な点もありますが、既にこれだけの人気を集めているのですからコメントするまでもないでしょう。

ただ、慎重を期す方は、1回目の決算を待った方が良いかと思います。

 

まとめ

以上、米国株式に投資するインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、及びベンチマークとの乖離を調査しました。

圧倒的な人気を誇るのが楽天・全米株式・インデックスファンド。毎月10億円以上の資金流入があり、純資産総額も既に100億円を超えています。

NYダウでは、iFree NYダウ・インデックス。低い信託報酬と、それに応じた高い騰落率で、純資産総額も古参のSMTeMAXISに追いつく勢いです。

S&P500は、まだ運用状況がファンドによってバラバラで、現時点での評価は保留とします。人気があるのはiFree S&P500インデックス

 

楽天・全米株式インデックスファンドiFree NYダウ・インデックスは、SBI証券 楽天証券 マネックス証券松井証券等のネット証券で取扱っています。

 

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