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【全世界株式インデックスファンドの評価】2018年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2018年6月8日 更新日:

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全世界の株式に投資するインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(ベンチマークとの乖離)を調査します。

*本記事は2018年5月末日時点の情報に基づき記載しています。

ベンチマークとの乖離は、月報・運用報告書に記載されていますが、その値を他社のファンドと比較する事は出来ません。各社、同じベンチマークでも、配当込・除く、配当課税有無、円換算レートなどの影響でベンチマーク騰落率がファンドにより異なるからです。そこで、 本サイトでは騰落率とコストの関係からベンチマークの乖離を評価していきます。

参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

比較した全世界株式インデックスファンドの信託報酬・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、2018年5月末時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*信託報酬・実質コストは税込み

ファンド 信託報酬
(実質コスト)
設定日 純資産総額
(億円)
MSCI ACWI(除く日本)
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0.15336%
(---)
2018/3/19 8.2
野村つみたて外国株投信 0.2052%
(---)
2017/10/2 19.8
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド 0.2700%
(0.363%)
2011/4/18 77.4
eMAXIS 全世界株式インデックス 0.6480%
(0.735%)
2010/7/20 77.0
MSCI ACWI(含む日本)
SSGA 全世界株式インデックス・ファンド 0.5184%
(---)
2017/9/8 6.2
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド 0.1500%
(---)
2017/12/6 8.3
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.2296%
(---)
2017/9/29 83.1
先進国・新興国・国内株式均等型 (3地域均等型)
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 0.15336%
(---)
2018/4/3 2.2
ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式) 0.34992%
(---)
2017/11/17 0.2

 

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。

また、各ベンチマークについては下記記事を参照して下さい。

 

MSCI All country World Index(ACWI) 除く日本、含む日本

純資産総額では、運用期間が長い三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド[以下、三井住友・DC]eMAXIS 全世界株式[以下、eMAXIS]が大きくなっています。それを追うのが野村つみたて外国株投信[以下、野村つみたて]eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)[以下eMAXIS Slim]SSGA 全世界株式インデックス・ファンド[以下、SSGA全世界]

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

共にFOFの運用形態をとる楽天・全世界株式インデックス・ファンド[以下、楽天バンガード]EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド[以下、EXE-iつみたて]と2本ありますが、純資産総額では、楽天バンガードが圧倒的に大きくなっています。

 

先進国・新興国・国内株式均等型 (3地域均等型)

先進国株式、新興国株式、国内株式に均等に1/3ずつ配分する3地域均等型、eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)[以下、eMAXIS Slim3地域]の登場で一躍注目を集めましたが、設定が新しい事もあり純資産総額は2億程度。それより前に設定されたニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式)【愛称:ファンドパック3】[以下、ニッセイPKG3]は、さらに少ない0.2億しかありません。

 

資金流出入額 (全世界株式インデックスファンド・人気ランキング)

2018年5月の概算の月次資金流出入額(*)、及び2018年の累計(1~5月の5カ月間の合計)を見てみます。

5月の資金流出入額の大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。
但し、SSGAは日次データが入手できなかった為、月次データから計算しています。

全世界株式インデックスファンド 資金流出入額
2018年5月 2018年累計
順位 ファンド (億円) 順位 (億円)
1 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 13.61 1 66.74
2 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド 5.08 3 14.96
3 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 4.21 4 8.06
4 野村つみたて外国株投信 3.72 2 15.16
5 EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド 0.85 5 7.23
6 eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 0.76 8 2.12
7 eMAXIS 全世界株式インデックス 0.32 6 3.26
8 ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式) 0.02 9 0.22
9 SSGA 全世界株式インデックス・ファンド -0.15 7 2.25

2018年5月の資金流出入額で、

2位以下に圧倒的な差をつけて1位となったのは楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天バンガード[VT])。2018年5月のみならず2018年累計でもトップです。

2位は三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド。2018年累計でも3位。

3位は、2018年3月に設定されたばかりのeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)となっています。

一方、人気がないのがeMAXIS Slimニッセイ3地域均等型

SSGA 全世界株式インデックスファンドも、信託報酬の高さが影響してか資金流出となっています。

 

以下、月次資金流出入額を各ベンチマーク毎に詳細に見ていきます。

 

ACWI 除く日本

全世界株式(MSCI ACWI)インデックスファンド

 

2017年後半から2018年3月までは、古くからある三井住友・DCeMAXIS野村つみたてが激しく追い上げる展開が続いていましたが、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の設定以降、急激に資金を集め、2018年5月にはeMAXIS Slim野村つみたてを逆転しました。

その中にあって、古参の三井住友・DCの健闘が目立ちます。

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス (楽天バンガード vs. EXE-iつみたて)

*SSGA全世界はMSCI ACWI(含む日本)ですが、同時に比較します。

全世界株式インデックスファンド(楽天バンガード、EXE-iつみたて)

楽天バンガードEXE-iつみたてを大きく引き離しています。同じFOFで信託報酬の低いEXE-iつみたてですが、販売会社の少なさに加え、バンガードの人気に負けたという事でしょう。

尚、SSGA全世界株式は、設定以降、なかなか伸びません。

 

3地域均等型 (eMAXIS Slim 3地域均等型 vs. ニッセイ・インデックスパッケージ)

全世界株式インデックスファンド(3地域均等型)

eMAXIS Slim3地域の圧勝。といっても、設定直後の2018年4月は1.3億集めたものの、5月には早くも減少に転じ、決して人気が高い訳ではありません。

ニッセイ・ファンドパック3は全くと言っていいほど売れていません。

 

リターンの比較。信託報酬が騰落率に反映されているか?ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2018年5月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*本来、実質コストで評価すべきですが、殆どのファンドが決算前で実質コスト不明の為、ここでは信託報酬で評価します。尚、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した信託報酬を用います。

騰落率とコストの関係は、理想的にはインデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。ただ、外国株式の場合、配当課税を適切に考慮したインデックス騰落率がわかりませんので、管理人の主観で、図中グレーの点線を引いています。

 

全世界株式インデックスファンドの騰落率

それぞれベンチマークは異なりますが、これを無視し、全てのファンドを一緒にプロットします。

2018年5月末時点の6カ月騰落率です。

尚、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本、3地域均等型)、EXE-iつみたては設定から6カ月経っていない為データはありません。

全世界株式インデックスファンド

MSCI ACWI(除く日本・含む日本)とFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは概ね同等の騰落率となっていますが、3地域均等型は大きく下げています。これは、ここ最近の新興国株安の影響を大きく受けた為でしょう。

(注)あくまで評価した期間の騰落率であって、この短期間のデータを持ってファンドやベンチマークの優劣をつけるものではありません。

 

MSCI ACWI(除く日本)の騰落率

MSCI ACWI(除く日本)をベンチマークとするファンドだけでプロットしてみます。

2018年5月末日時点の1カ月、及び3カ月騰落率です。

全世界株式(MSCI ACWI)インデックスファンド

全世界株式(MSCI ACWI)インデックスファンド

1カ月騰落率からeMAXIS Slimも安定した運用になっている事がわかります。

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)の運用状況の詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【eMAXIS Slim 全世界株式 (除く日本) & (3地域均等型)】その運用は安定してきたか?

そして、3カ月騰落率を見ると、野村つみたては、eMAXISと同一線上にのり、その低い信託報酬に応じた高い騰落率となっていますが、三井住友・DCは大きく乖離している事がわかります。

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス (楽天バンガード vs. EXE-iつみたて)

*SSGA全世界はMSCI ACWI(含む日本)ですが、同時に比較します。

2018年5月末日時点の3カ月騰落率です。

全世界株式インデックスファンド(楽天バンガード、EXE-iつみたて)

信託報酬が低いEXE-iつみたての方が順当に騰落率が高くなっています。ただ、どちらが、よりベンチマークに近い運用がなされているかは未だわかりません。因みに、(図示しませんが)1カ月騰落率では楽天バンガードの騰落率が上回っており、未だ、その運用が安定していないと推測されます(楽天バンガード、EXE-iつみたてのどちらか、または両方とも)

SSGA全世界は最も騰落率が低くなっていますが、ベンチマークの異なるファンドですので参考程度に見て下さい。

 

3地域均等型 (eMAXIS Slim 3地域均等型 vs. ニッセイ・インデックスパッケージ)

2018年5月末日時点の1カ月騰落率です。

全世界株式インデックスファンド(3地域均等型)

ニッセイ・PKG3が若干マイナス側に乖離しています。

ニッセイが乖離していると判断した理由、及びeMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の運用状況の詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【eMAXIS Slim 全世界株式 (除く日本) & (3地域均等型)】その運用は安定してきたか?

 

おすすめの全世界株式インデックスファンドは?

MSCI All Coutry World Index(ACWI) 除く日本

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

設定から未だ3カ月にも満たないファンドですが、その信託報酬の低さ、順調な資金流入、そして運用も安定してきています。

販売会社SBI証券 楽天証券 マネックス証券岡三オンライン証券カブドットコム証券松井証券

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

信託報酬がより低いEXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド、人気のバンガードVTに投資する楽天・全世界株式インデックス・ファンド、まだ優劣をつけられるだけの結果がありません。評価は保留。

慎重を期す方は1回目の決算が出るまで待つのも良いかと。

両方のファンドを取扱っているのは下記2社のみです。

販売会社SBI証券 楽天証券

 

3地域均等型

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

設定から未だ2カ月程度ですが、そもそも直接競合するファンドがニッセイ・インデックスパッケージだけですので、その信託報酬の低さ、そして運用も安定してきたことから、これ以外の選択はないでしょう。

販売会社SBI証券 楽天証券 マネックス証券岡三オンライン証券カブドットコム証券

 

まとめ

以上、全世界の株式に投資するインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、及びベンチマークとの乖離を調査しました。

圧倒的な人気を誇るのが楽天・全世界株式・インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド)。毎月10億円以上の資金流入があり、純資産総額も既に60億円を超えています。

MSCI ACWIでは、信託報酬最低水準のeMXIS Slim 全世界株式(除く日本)が、資金流入額も順調に増え、そして運用も安定してきています。

3地域均等型は、あまり人気がなく資金流入も少額にとどまっています。

 

 

他の株式インデックスファンドの最新の情報・結果は↓の記事を参照して下さい。

先進国株式インデックスファンド

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国内株式(TOPIX)インデックスファンド

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