三菱UFJ国際投信は、低コスト・インデックスファンド「eMAXIS Slimシリーズ」(イーマクシス スリム) の信託報酬を2018年7月25日より引き下げると発表しました。
引き下げられるのは下記の3本です。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
勿論、今回の引下げは2018年6月29日に発表した<購入・換金手数料なし>ニッセイシリーズの信託報酬引下げに対抗したものです。
参考記事ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ 信託報酬引下げ。eMAXIS Slimに対抗!
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見出し
eMAXIS Slimの信託報酬引下げ
引下げ日
2018年7月25日
eMAXIS Slim シリーズ、引下げ後の信託報酬
eMAXIS Slimシリーズ、引下げ後の信託報酬を下表にまとめます。またニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズとも比較します。
*信託報酬 上段税込、下段()内税抜き
現在 | 引下げ後 | ニッセイ <購入・換金手数料なし> | |
先進国株式 | 0.11826% (0.1095%) | 0.11772% (0.109%) | 0.11772% (0.109%) |
新興国株式 | 0.20520% (0.190%) | 0.20412% (0.189%) | 0.20412% (0.189%) |
8資産均等型 | 0.17280% (0.160%) | 0.17172% (0.159%) | 0.17172% (0.159%) |
今回引下げとなる3本は全て、<購入・換金手数料なし>ニッセイに、その信託報酬を合わせてきました。
今回の引下げにより、eMAXIS Slimシリーズは、全てのアセットクラスで信託報酬最安値(同率含む)になり、「最低水準のコストを目指す」eMAXIS Slimのコンセプトをまたしても実行した事になります。
尚、先進国株式、8資産均等型は設定から5回目、新興国株式は4回目の信託報酬引下げです。
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実質コストの比較 eMAXIS Slim 先進国株式 vs. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬引下げ後に予想される実質コストを比較します。
*全て税込で表記
eMAXIS Slim | <購入・換金手数料なし> ニッセイ | 差 (Slim-ニッセイ) | |||
信託報酬 | 実質コスト | 信託報酬 | 実質コスト | ||
先進国(外国)株式 | 0.11772% | 0.197% | 0.11772% | 0.217% | -0.020% |
*実質コストが比較できるのは先進国株式のみ。新興国株式、8資産均等型はニッセイの実質コストが未だ不明の為、比較出来ません。
信託報酬は同じ2本ですが、実質コストではeMAXIS Slimの方が0.02%低くなっています。
*実質コストは毎年変動します。あくまで直近の決算から計算したものです。
最後に
以上、eMAXIS Slim信託報酬引下げのニュースでした。
eMAXIS Slimの魅力は、その機動的な信託報酬引下げ。<購入・換金手数料なし>ニッセイの引下げ発表から、僅か2営業日の発表です。
今後もeMAXIS Slim、ニッセイで競い合い、より低コストで投資できる環境になる事を期待しています。
各社の先進国株式インデックスファンドの運用状況の詳細は下記記事を参照して下さい。
新興国株式は下記記事。<購入・換金手数料なし>ニッセイは、設定から1年たっていない事もあり大幅にマイナス乖離を起こしています。