三菱UFJ国際投信、「eMAXIS Slim」(イーマクシス スリム) 5ファンドの信託報酬を2017年11月10日より引き下げると発表しました。
引き下げられるのは下記の5本です。
- eMAXIS Slim 国内株式インデックス
- eMAXIS Slim 国内債券インデックス
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス以外の5本となります。
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eMAXIS Slim(イーマクシス スリム) 信託報酬引下げ
2017年11月10日より下表のように信託報酬が引き下げられます。
*信託報酬は税込み表示
現状 | 引下げ後 | 現時点で最安値 の信託報酬(*) | |
国内株式 | 0.1836% | 0.17172% | 0.17172%(ニッセイ) |
国内債券 | 0.1512% | 0.15012% | 0.15012%(ニッセイ) |
先進国株式 | 0.2052% | 0.20412% | 0.20412%(ニッセイ) |
新興国株式 | 0.3672% | 0.36612% | 0.36612%(ニッセイ) |
バランス (8資産均等型) | 0.2376% | 0.2268% | 0.2376% (たわら・iFree) |
*ニッセイは<購入・換金手数料なし>シリーズ。2018/2/21までの引き下げを含んだ値。
今回、引き下げられた国内株式、国内債券、先進国株式、新興国株式は、ニッセイAMの<購入・換金手数料なし>シリーズと同率で最低水準の信託報酬となります。
さらに、バランス(8資産均等型)は8資産均等型としては単独1位となります。(三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドに対抗したのかな? 5資産以上のバランスファンドでは三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドとならび同率1位となります)
今回引下げの対象とならなかった先進国債券は既に同率一位ですので、これでeMAXIS Slimシリーズの全ファンドが最低水準となります。
*ベンチマークの異なる楽天・新興国株式インデックス・ファンドは除く。
他社類似ファンドが引下げを行っても、それに追従し業界最低水準を目指すというeMAXIS Slimの方針を実行した事になります。
ただ、国内債券、先進国株式、新興国株式の引き下げ幅は税抜きで0.001%とニッセイに引き続き細かく刻んできました。
信託報酬の引下げ、及びeMAXIS Slimがその方針を実行した事は嬉しいニュースではありますが、ニッセイが仕掛けた0.001%刻みの競争に意味があるかと言うと・・・
参考記事【インデックスファンド】信託報酬引下げ競争 0.001%の差について思う事。
下記記事もeMAXIS Slimの今回の信託報酬引下げを反映しました。
各インデックスファンドの一覧(信託報酬、実質コスト、純資産総額など)は↓
参考記事インデックスファンド・コスト比較
インデックス型のバランスファンド一覧は↓
参考記事バランス型インデックスファンド徹底比較