三菱UFJ国際投信はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬を2018年1月30日より引き下げると発表しました。
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eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、信託報酬引下げの詳細
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2017年11月10日に信託報酬を引き下げたばかりのeMAXIS Slim 先進国株式インデックスですが、さらなる信託報酬引下げを発表しました。
参考記事eMAXIS Slim 信託報酬引下げ。全て最低水準の信託報酬に!
引下げは2018年1月30日からとなります。
変更前 | 変更後 | |
税抜き | 0.1890% | 0.1095% |
税込 | 0.20412% | 0.11826% |
(税抜きで)約0.08%の大幅な引き下げとなります。
これは、先日発表されたEXE-iつみたて 先進国株式ファンド(0.1155%)に対抗した措置と思われます。
参考記事「EXE-i つみたて」シリーズに先進国株式「EXE-i つみたて先進国株式ファンド」登場。
EXE-iつみたて 先進国株式ファンドとの信託報酬比較
EXE-iつみたて 先進国株式ファンドとの信託報酬比較を下表にまとめます。
EXE-iつみたて 先進国株式 | eMAXIS Slim 先進国株式 | |
(税抜)信託報酬 | 0.075% | 0.1095% |
ETF経費率 | 0.0345% | |
(税抜)実質的な信託報酬 | 0.1095% | |
(税込)実質的な信託報酬 | 0.1155% | 0.11826% |
eMAXIS Slim 先進国株式は、EXE-iつみたて 先進国株式ファンドの税抜時点の実質的な信託報酬に合わせた信託報酬となっています。
その結果、税込みでの信託報酬では若干負けてしまいますが、ベンチマークが異なるファンドに、ここまで対抗してくれれば十分かと思います。
尚、新興国株式のケースでも、EXE-iつみたてに対して同じような対抗措置を行っています。
参考記事eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 再度の信託報酬引下げ。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬引下げの履歴
今までのeMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬引下げの履歴をまとめます。
税抜き | 税込 | 備考 | |
2017/2/27 | 0.200% | 0.2160% | 新規設定 |
2017/10/2 | 0.190% | 0.2052% | iFreeの引下げに対抗 |
2017/11/10 | 0.189% | 0.20412% | ニッセイの引下げに対抗 |
2018/1/30 | 0.1095% | 0.11826% | EXE-iつみたてに対抗 |
まだ設定から1年経っていませんが3回目の引き下げとなります。
まとめ
今回のeMAXIS Slim先進国株式の信託報酬引下げにより、MSCI Kokusaiをベンチマークとする先進国株式インデックスファンドでは、二番手以降に大差(~0.08%)をつけて断トツのトップとなります。
さらに、EXE-iのような異なるベンチマークのファンドに対しても対抗するという事は、先進国株式というくくりで有れば、eMAXIS Slimは常に最低水準を維持するとの強いメッセージと受け止めました。
一個人投資家としては嬉しいニュースなのですが、果たして、他社は、これに対抗・追従する事が出来るのでしょうか?