三菱UFJ国際投信は、同社が運用するeMAXIS Slim 新興国株式インデックスの信託報酬を引き下げると発表しました。
これは、2020年8月12日に発表されたSBI・新興国株式インデックス・ファンドの実質的な信託報酬引下げに対抗したものです。
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見出し
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 信託報酬引下げ
信託報酬引下げ日
2020年9月25日より
引下げ後の信託報酬
下表のように引き下げられます。
*参考までにSBI・新興国株式インデックス・ファンド、<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドも記載します。
現状 | 改定後 | |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.2079% (税抜 0.189%) | 0.1870% (税抜 0.170%) |
[参考] SBI・新興国株式インデックス・ファンド | 0.176% (税抜 0.170%) | |
[参考] <購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックス | 0.2079% (税抜 0.189%) |
引下げ後は、新興国株式インデックスファンドとして、SBI・新興国株式インデックス・ファンドとならび税抜きでは同率最安値となります。ただ、税込みでは若干負けます。
また、MSCI エマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとするファンドでは、<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドを引き離し、単独で最安値となります。
受益者還元型信託報酬
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、下表のように純資産総額に応じて信託報酬率が変わる受益者還元型信託報酬を採用していますが、当然これも引下げとなります。
*税込表記
純資産総額 | 現状 | 改定後 |
500億円未満の部分 | 0.2079% | 0.1870% |
500億円以上1,000億円未満の部分 | 0.2024% | 0.18645% |
1,000億円以上の部分 | 0.1969% | 0.1859% |
純資産総額が500億円増えるごとに、その超えた部分について税抜で0.0005%ずつ下がります。
下がり幅は従来の0.005%から0.0005%と小さくなりました。
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eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの信託報酬変更履歴
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは設定から約3年で4回目の信託報酬引下げとなります。
引下げ日 | 信託報酬(税込) | 備考 |
2017/7/31 | 0.3672% | 新規設定 |
2017/11/10 | 0.36612% | ニッセイ新興国株式の引下げに対抗 |
2017/12/13 | 0.20520% | SBI・新興国株式に対抗 |
2018/7/25 | 0.20412% | ニッセイ新興国株式の引下げに対抗 |
2019/10/1 | 0.2079% | 消費税増税(8%-->10%) |
2020/9/25 | 0.1870% | SBI・新興国株式の引下げに対抗 |
??? | ???% | ??? |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、信託報酬でライバルファンドに負けることがないよう常に対抗引下げを行ってきたことがわかります。
ライバルファンドが信託報酬を引き下げても、迅速に対抗引下げを行うのがeMAXIS Slimシリーズの大きな魅力です。そして、ベンチマークが異なっていても概ね類似のファンドであれば、それにも対抗してきました。
販売会社
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。
*主にネット証券、ネット取引での取扱いとなります。
SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイント/Pontaポイント/dポイントがもらえます。さらにT or Pontaポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
(つみたてNISAでも購入可能)
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(つみたてNISAでも購入可能)
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参考記事マネックスカード(クレジットカード)での投信積立決済サービス
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(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
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勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)
また、個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのは、マネックス証券 iDeCo、松井証券 iDeCo、SBI証券 iDeCo(セレクトプラン)
のみとなります。
主なインデックスファンド一覧は下記ページをご覧ください。
新興国株式インデックスファンドの最新の人気・運用状況は下記ページをご覧下さい。
以上、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの信託報酬引下げのニュースでした。