ニッセイアセットマネジメントが運用する低コスト・インデックスファンド <購入・換金手数料なし>シリーズが信託報酬引下げを発表しました。
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ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ 信託報酬引下げ
信託報酬引下げとなるファンドと引下げ後の信託報酬 ~eMAXIS Slimとも比較~
<購入・換金手数料なし>シリーズで今回信託報酬引下げを発表したファンド、及び引下げ前後の信託報酬を下表にまとめます。
eMAXIS Slimシリーズとも比較します。
*信託報酬は上段税込み表記、下段()内は税抜き。
従来 | 引下げ後 | eMAXIS Slim | ||
信託報酬 | 引下げ日 | 信託報酬 ()内は税抜 | 信託報酬 ()内は税抜 | |
日経平均 | 0.18252% | 2018/8/21 | 0.17172% (0.159%) | 0.17172% (0.159%) |
外国株式 | 0.20412% | 2018/8/21 | 0.11772% (0.109%) | 0.11826% (0.1095%) |
新興国株式 | 0.36612% | 2018/7/13 | 0.20412% (0.189%) | 0.20520% (0.190%) |
4資産均等型 | 0.23652% | 2018/8/21 | 0.17172% (0.159%) | --- |
6資産均等型 | 0.23652% | 2018/7/13 | 0.17172% (0.159%) | --- |
8資産均等型 | 0.22572% | 2018/8/21 | 0.17172% (0.159%) | 0.17280% (0.160%) |
外国株式(先進国株式)、新興国株式、8資産均等型で、eMAXIS Slimを下回る信託報酬となっています。
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実質コストの比較 <購入・換金手数料なし>シリーズ vs. eMAXIS Slim
<購入・換金手数料なし>ニッセイの信託報酬引下げ後に予想される実質コストとeMAXIS Slimの実質コストを比較します。
*全て税込で表記
<購入・換金手数料なし> ニッセイ | eMAXIS Slim | 差 (ニッセイ-Slim) | |||
信託報酬 | 実質コスト | 信託報酬 | 実質コスト | ||
日経平均 | 0.17172% | 0.185% | 0.17172% | 0.181% | +0.004% |
外国株式 | 0.11772% | 0.217% | 0.11826% | 0.198% | +0.019% |
新興国株式 | 0.20412% | --- | 0.20520% | 0.390% | --- |
4資産均等型 | 0.17172% | 0.216% | --- | --- | --- |
6資産均等型 | 0.17172% | --- | --- | --- | --- |
8資産均等型 | 0.17172% | --- | 0.17280% | 0.234% | --- |
実質コストが比較できるのは日経平均、外国株式の二つのみ。
信託報酬が同じ日経平均では、依然、eMAXIS Slimの方が0.004%低くなっています。
そして注目の外国株式(先進国株式)、信託報酬で勝る<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドですが、実質コストでは、eMAXIS Slimが0.019%低くなります。
最後に
以上、ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬引下げのニュースでした。
信託報酬の低さでeMAXIS Slimの独壇場が続いていましたが、ニッセイが漸く追従、さらに追い越すところまで引き下げてくれました。
(おそらくeMAXIS Slimもすぐに対抗するとは思いますが・・・)
==>(2018.7.3追記)eMAXIS Slimが対抗引下げを発表しました。
参考記事【eMAXIS Slim】信託報酬引下げ。ニッセイ<購入・換金手数料なし>に早くも対抗!
また、新興国株式は販売会社が主要ネット証券4社のみですが、外国株式では19社(その中には店頭証券、地方銀行、信用金庫も含まれます)、これら販売会社の利益減少ともなる大幅な信託報酬引下げを行ったことは、素晴らしい事かと思います。(多分、販社の反対もあったのでは?)
後は、信託報酬以外のコストの削減、そして何よりも運用の安定化を期待したいところです。
各社の先進国株式インデックスファンドの運用状況の詳細は下記記事を参照して下さい。
新興国株式は下記記事。<購入・換金手数料なし>ニッセイは、設定から1年たっていない事もあり大幅にマイナス乖離を起こしています。