2020年末より国内株式売買手数料、(1日の約定金額合計)100万円までを無料にしたSBI証券、楽天証券、岡三オンラインに続き、2021年7月からGMOクリック証券、auカブコム証券、2021年8月からSBIネオトレード証券も同様の無料化を実施しました。
*SBI証券が2020年9月23日に、楽天証券は9月29日、そして岡三オンラインが10月5日に対抗する引下げを発表。
そして2021年6月7日にauカブコム証券、7月2日にGMOクリック証券、7月26日にSBIネオトレード証券が発表しました。
[最終更新日:2021.7.26]SBIネオトレード証券追加。
[2021.7.16]auカブコム証券、GMOクリック証券追加。
SBI証券 2021.7.19からの手数料改定に対応。
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見出し
【SBI・楽天・岡三オンライン・auカブコム・GMOクリック・SBIネオトレード証券】国内株式売買手数料(株式委託手数料)を100万円まで無料に!
従来、SBI証券など主要ネット証券(SBI・楽天・松井・岡三オンライン)は1日の約定金額合計50万円までを無料としていましたが、これが100万円までに拡大されます。
改定日
SBI証券 : 2020年10月1日(木)
楽天証券 : 2020年12月7日(月)
岡三オンライン : 2020年11月24日(火)
GMOクリック証券 : 2021年7月5日(月)
auカブコム証券 : 2021年7月19日(月)
SBIネオトレード証券 : 2021年8月2日(月)
対象となる取引コース・プラン
今回100万円まで無料化されるのは1日の約定金額合計で手数料が決まるプランです。
SBI証券 : アクティブプラン
楽天証券:いちにち定額コース
岡三オンライン : 定額プラン
GMOクリック証券 : 1日定額プラン
auカブコム証券 : 一日定額手数料コース
SBIネオトレード証券 : 定額プラン
プラン・コースの変更はネット上で簡単に出来ます。
ネット証券 各社の引下げ後の株式売買手数料(現物取引・信用取引)
改定後は下表の手数料となります。
全て1日の約定金額合計で決まるプランの手数料です。
*現物取引・信用取引で手数料が異なる場合は、[]内に信用取引の手数料を記載。
[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]
50万円 まで | 100万円 まで | 150円 まで | 200万円 まで | 300万円 まで | 300万円超 (100万円毎 の増加額) | |
SBI証券 | 0円 (無料) | 0円 (無料) | 1,238円 [880円] | 1,238円 [880円] | 1,691円 [1320円] | +295円 [+440円] |
楽天証券 | 2,200円 | 2,200円 | 3,300円 | +1,100円 | ||
岡三オンライン 証券 | 1,430円 [1,100円] | 1,430円 [1,100円] | 1,980円 [1,430円] | +550円 [+330円] | ||
GMOクリック 証券 | 1,238円 [880円] | 1,238円 [880円] | 1,691円 [1,320円] | +295円 [+440円] | ||
auカブコム証券 | 2,200円 | 2,200円 | 3,300円 | +1,100円 | ||
SBIネオ トレード証券 | 880円 [0円] | 1,100円 [0円] | 1,540円 [0円] | +295円 [0円] | ||
松井証券 | 1,100円 | 2,200円 | 2,200円 | 3,300円 | +1,100円 |
*SBI証券の100万円超については2021.7.19、さらに引き下げられました(上表は改定済)。
この無料枠拡大により、多くの国内株式・ETFが売買手数料無料で取引出来るようになります。
*松井証券は依然50万円までの無料化のみです。
SBI証券 引下げ後の株式売買手数料の詳細
改定後は下表のような手数料となります。
全て1日の約定金額合計で決まるプランの手数料です。
SBI証券では1注文の約定代金に対して手数料がかかる「スタンダードプラン」と、1日の約定金額合計で手数料が決まる「アクティブプラン」がありますが、今回の改定は「アクティブプラン」に対するものです。
従来、「アクティブプラン」では1日の約定金額合計50万円までの取引が無料となっていましたが、今後、100万円まで無料となります。
SBI証券の「アクティブプラン」では、現物、信用取引(制度信用・一般信用)をそれぞれ別口で計算する為、現物・信用を合わせると1日の約定金額最大300万円までが無料となります。
国内株式売買手数料(現物・信用取引)
現状、そして改定後の国内株式売買手数料を下表にまとめます。
*現物取引・信用取引で手数料が異なる場合は、[]内に信用取引の手数料を記載。
1日の約定金額合計 | 従来 ~2020.9 | 改定後 |
50万円まで | 0円 | 0円 |
100万円まで | 838円 [524円] | |
200万円まで | 1,278円 [964円] | 1,238円 [880円] |
300万円まで | 1,718円 [1,404円] | 1,691円 [1,320円] |
300万円超 | 100万円増えるごとに295円[440円]加算 |
*SBI証券の100万円超については2021.7.19以降、さらに引き下げられました(上表は改定済)。
公式サイト SBI証券
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楽天証券 引下げ後の株式売買手数料の詳細
楽天証券では、1注文の約定代金に対して手数料がかかる「超割コース」と、1日の約定金額合計で手数料が決まる「いちにち定額コース」がありますが、今回の改定は「いちにち定額コース」に対するものです。
従来、「いちにち定額コース」では1日の約定金額合計50万円までの取引が無料となっていましたが、今回の改定により100万円まで無料となります。
楽天証券の「いちにち定額コース」は現物取引・信用取引の合計で手数料が決まります。
国内株式売買手数料(現物・信用取引)
現状、そして改定後の国内株式売買手数料を下表にまとめます。
1日の約定金額合計 | 従来 ~2020.12.6 | 改定後 |
50万円まで | 0円 | 0円 |
100万円まで | 943円 | |
200万円まで | 2,200円 | 2,200円 |
300万円まで | 3,300円 | 3,300円 |
300万円超 | 100万円増えるごとに1,100円加算 |
公式サイト 楽天証券
岡三オンライン 引下げ後の株式売買手数料の詳細
岡三オンラインでは、1注文の約定代金に対して手数料がかかる「ワンショット」と、1日の約定金額合計で手数料が決まる「定額プラン」がありますが、今回の改定は「定額プラン」に対するものです。
今回の改定により100万円まで無料となります。
現物・信用それぞれ100万円、あわせて1日200万円までが無料です。
国内株式売買手数料(現物・信用取引)
現状、そして改定後の国内株式売買手数料を下表にまとめます。
*現物取引・信用取引で手数料が異なる場合は、[]内に信用取引の手数料を記載。
1日の約定金額合計 | 従来 ~2020.11.23 | 改定後 |
50万円まで | 0円 | 0円 |
100万円まで | 880円 [770円] | |
200万円まで | 1,430円 [1,100円] | 1,430円 [1,100円] |
200万円超 | 100万円増えるごとに500円[330円]加算 |
公式サイト岡三オンライン
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GMOクリック証券 引下げ後の株式売買手数料の詳細
GMOクリック証券には1約定毎に手数料がかかる「1約定ごとプラン」と、1日の約定金額合計で手数料が決まる「1日定額プラン」がありますが、2021年7月の改定で両方のプランとも引き下げられます。
100万円まで無料となるのは「1日定額プラン」。従来、「1日定額プラン」では20万円以下でも手数料が必要でしたが(信用は10万円以下無料)、今後、100万円まで無料となります。
GMOクリック証券の「1日定額プラン」では、現物、信用取引、それぞれの取引の約定金額合計に応じて手数料が決まります。
国内株式売買手数料(現物・信用取引)
「1日定額プラン」の現状、そして改定後の国内株式売買手数料を下表にまとめます。
*現物取引・信用取引で手数料が異なる場合は、[]内に信用取引の手数料を記載。
1日の約定金額合計 | 従来 ~2021.7.4 | 改定後 |
10万円まで | 234円 [0円] | 0円 |
20万円まで | 234円 [220円] | |
30万円まで | 305円 [220円] | |
50万円まで | 438円 [220円] | |
100万円まで | 876円 [440円] | |
200万円まで | 1,283円 [880円] | 1,238円 [880円] |
300万円まで | 1,691円 [1,320円] | 1,691円 [1,320円] |
300万円超 | 100万円増えるごとに295円[440円]加算 |
公式サイトGMOクリック証券
auカブコム証券 引下げ後の株式売買手数料の詳細
auカブコム証券では、従来、1注文の約定代金に対して手数料がかかる「ワンショット手数料コース」のみでしたが、2021年7月の改定で、1日の約定金額合計で手数料が決まる「一日定額手数料コース」が新設されました。
*2021年7月の改定では「ワンショット手数料コース」も引き下げられました。
「一日定額手数料コース」では、100万円まで無料となります。
auカブコム証券の「一日定額手数料コース」では、現物、信用取引約定金額合計で手数料が決まります。
国内株式売買手数料(現物・信用取引)
現状、そして改定後の国内株式売買手数料「一日定額手数料コース」を下表にまとめます。
1日の約定金額合計 | 従来 ~2021.7.18 | 改定後 |
50万円まで | 当該コース無 | 0円 |
100万円まで | ||
200万円まで | 2,200円 | |
300万円まで | 3,300円 | |
300万円超 | 100万円増えるごとに1,100円加算 |
公式サイトauカブコム証券
SBIネオトレード証券 引下げ後の株式売買手数料の詳細
SBIネオトレード証券の現物取引には1約定毎に手数料がかかる「一律(つどつど)プラン」と、1日の約定金額合計で手数料が決まる「定額(おまとめ)プラン」がありますが、2021年8月の改定で両方のプランとも引き下げられます。
100万円まで無料となるのは「定額(おまとめ)プラン」。従来、「定額(おまとめ)プラン」では50万円以下でも手数料が必要でしたが、今後、100万円まで無料となります。
尚、SBIネオトレード証券の信用取引は従来より取引手数料無料です。
国内株式売買手数料(現物取引)
「定額(おまとめ)プラン」の現状、そして改定後の国内株式売買手数料(現物取引)を下表にまとめます。
1日の約定金額合計 | 従来 ~2021.8.1 | 改定後 |
50万円まで | 440円 | 0円 |
100万円まで | 660円 | |
150万円まで | 880円 | 880円 |
200万円まで | 1,100円 | 1,100円 |
300万円まで | 1,540円 | 1,540円 |
300万円超 | 100万円増えるごとに440円加算 | 100万円増えるごとに295円加算 |
公式サイトSBIネオトレード証券
以上、SBI証券、楽天証券、岡三オンライン、GMOクリック証券、auカブコム証券、SBIネオトレード証券の国内株式 1日の約定金額100万円まで手数料無料化のニュースでした。
一定の約定金額までの無料化という点で、かつては先行していいた松井証券が、今後追従した引下げを行うのかに注目です。
各証券会社の株式売買手数料は下記ページをご覧ください。