ファンド比較、運用状況、決算

【国内株式(JPX日経中小型株指数)インデックスファンドの評価】2019-2020年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

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国内の中小型株を対象としたJPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

JPX中小型株指数に関しては下記記事を参照して下さい。
参考記事JPX日経中小型株指数のパフォーマンスを検証。日経平均株価、TOPIX、ひふみ投信等と比較。

[最終更新日:2020.1.21]2019年12月末日時点のデータに更新。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び、月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

*本記事は2019年12月末日時点の情報に基づき記載しています。

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比較したJPX日経中小型株指数インデックスファンド(含むETF)、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2019年12月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

参考までに2本のETFも評価します。

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
eMAXIS JPX日経中小型インデックス0.4400%
(0.444%)
2017/6/126.8
SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン0.4400%
(0.460%)
2017/6/271.1
[日興]インデックスファンドJPX日経中小型株0.5500%
(0.700%)
2017/6/51.6
One ETF JPX日経中小型【1493】0.5500%
(0.633%)
2017/5/2298.6
MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信【1492】0.5500%
(0.635%)
2017/4/441.4

*信託財産留保額 eMAXIS 0.3%、SMT 0.1%、日興は無。

インデックスファンドとしては3本しかありません。eMAXISSMTが信託報酬0.4400%でならび、日興インデックスファンドが0.55%と若干高くなっています。

尚、日興インデックスファンドは信託期間が2027年6月8日までとなっている事に注意して下さい。

純資産総額が最も大きいeMAXISですら7億円。設定からまだ2年余りとはいえ決して大きな純資産ではありません。

JPX日経中小型株指数との連動を目指すETFは2本あります。信託報酬の低さがETFの魅力の一つですが、残念ながら、この2本は(非上場の)インデックスファンドより高くなっています(日興とは同じ)

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。

資金流出入額 [JPX日経中小型株指数インデックスファンド 人気ランキング]

2019年10~12月の概算の月次資金流出入額(*)3カ月合計、及び2019年1年間の累計を見てみます。

10~12月の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

JPX日経中小型指数インデックスファンド 資金流出入額
2019年10~12月 2019年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1eMAXIS JPX日経中小型インデックス0.2210.07
2インデックスファンドJPX日経中小型株-0.122-0.15
3SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン-0.163-0.28

直近3カ月、2019年累計でも1位はeMAXIS JPX日経中小型インデックス

他の2本は3カ月、年間とも資金流出となっています。

元々そう需要が期待できないインデックスかとは思いますが、2019年累計でも3本合わせて資金流出となっており人気の無さが伺えます。

 

リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2019年12月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果です。
*ETFを含め、全て分配金再投資時の騰落率です。(分配金課税無)
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

騰落率とコストの関係は、理想的には(配当課税を適切に考慮した)インデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。国内株式の場合、配当が出ると、それに課税される事無くファンドの資産に入りますので、配当込指数がインデックス騰落率となります。

ここではインデックス騰落率としてJPX日経中小型株指数(配当込)を用います。
*JPX日経中小型株指数に関する著作権ならびに「日経」および「指数」の表示に対する知的財産権、その他一切の権利はすべて日本経済新聞社、東京証券取引所に帰属しています。データは日経平均プロフィルより引用。

1年騰落率

2019年12月末日時点の1年騰落率を見てみます。

実質コストに対してプロットします。

JPX日経中小型株指数インデックスファンド

図中茶色の点線が配当込指数。グレーの点線は傾き=-(1+インデックス騰落率)、切片=インデックス騰落率の直線です。ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)が無ければ、この線上にのる筈です。

ETF2本だけは概ね直線上にのっていますが、ファンド3本はコストと騰落率の相関が強くなく、特にSMTがマイナス乖離のように見えます。

各社、(マザーファンドを含めて)純資産総額が小さい事もあり運用に苦労しているようです。

ただ、その中でeMAXISが比較的乖離が小さく、騰落率も高くなっています。

[注意]ETFの騰落率は基準価額で評価しており、市場価格とは異なる事に注意して下さい。

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アクティブファンドとの比較 (ひふみ投信、ジェイリバイブ、三井住友・中小型株)

国内中小型株は人気・パフォーマンスとも優れたアクティブファンドが多くあります。

その中からひふみ投信三井住友・中小型株ファンドSBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)と比較してみます。
*ひふみ投信は、最近大型株・外国株の比率が高まり、中小型株中心のファンドとは言えなくなりつつあります。
*各アクティブファンドのベンチマークや参考指数がJPX日経中小型指数という事ではありません。

JPX日経中小型株指数インデックスファンドの代表としてeMAXIS JPX日経中小型インデックスの結果を使用します。

参考までに日経平均株価、TOPIXの値(eMAXIS 日経225/TOPIX)も記載します。

1年、2年騰落率(年率)で比較。

1年、2年騰落率 (2019.12月末日時点)
ファンド1年騰落率2年騰落率
eMAXIS JPX日経中小型インデックス23.85%-1.28%
ひふみ投信22.81%-1.73%
三井住友・中小型株ファンド20.87%3.43%
SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ27.31%-5.72%
eMAXIS 日経225インデックス20.23%3.64%
eMAXIS TOPIXインデックス17.61%-0.79%

1年騰落率で見ると、堅調だった相場を反映し各ファンド・指数とも大きく上昇していますが、その中でeMAXIS JPX日経中小型インデックスは、ジェイリバイブには負けているものの、他のアクティブファンド、指数を上回っています。

ただ、中小型株に厳しい相場だった2018年を含む2年騰落率(年率)で見ると、三井住友・中小型株ファンドを除くアクティブファンドには勝っていますが、日経平均やTOPIXに負けています。

ひふみ投信三井住友・中小型株ファンドSBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)の詳細は下記記事を参照して下さい。

参考記事レオスが運用する、ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金の評判とパフォーマンス。

参考記事三井住友アセットマネジメント 「三井住友・中小型株ファンド」の評判・パフォーマンス。

参考記事SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ[jrevive]の評判・パフォーマンス

 

まとめ & おすすめファンド

以上、JPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンド(含むETF)について、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

国内株式で中小型株の比率を高めたい方は、TOPIX/日経平均株価のインデックスファンドにJPX日経中小型株指数インデックスファンドを少し加えるのも良いかと思いますが、まだインデックスファンド3本、ETF 2本しかなく、(他のインデックスに比べ)コストも高目で人気もありません。

その中で本サイトが現時点で選ぶおすすめファンドは

eMAXIS JPX日経中小型インデックス

とします。

ただ、本ファンドでも資金流入、純資産総額が小さいという懸念はあります。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

 

ここで紹介したJPX日経中小型株指数との連動を目指すインデックスファンドはSBI証券 楽天証券マネックス証券等のネット証券で購入時手数料無料で購入できます。

また、ETF MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信【1492】は、SBI証券 楽天証券では売買手数料無料で取引出来ます。

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

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