楽天投信投資顧問は、楽天・バンガード・ファンド 6本の実質的な信託報酬を引き下げると発表しました。
対象となるファンドは、
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・新興国株式インデックス・ファンド
- 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
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楽天・バンガード・ファンド (実質的な)信託報酬引下げの詳細
今回の実質的な信託報酬引下げは、投資先バンガードETFの経費率改定を反映したものです。
信託報酬引下げ日
2019年2月26日
バンガードETFの経費率改定
ETF | 従来 | 改定後 | 下げ幅 |
[全世界株式] バンガード・トータル・ワールド・ストックETF【VT】 | 0.10% | 0.09% | -0.01% |
[新興国株式] バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF【VWO】 | 0.14% | 0.12% | -0.02% |
[米国高配当株式] バンガード・米国高配当株式TF【VYM】 | 0.08% | 0.06% | -0.02% |
楽天・バンガード・ファンドの信託報酬引下げ
上記バンガードETFの経費率低下の分だけ楽天・バンガード・ファンドの実質的な信託報酬が引き下げられます。
*信託報酬は税込み表示
ファンド | 従来 | 改定後 | 下げ幅 |
全世界株式 | 0.2296% | 0.2196% | -0.01% |
新興国株式 | 0.2696% | 0.2496% | -0.02% |
米国高配当株式 | 0.2096% | 0.1896% | -0.02% |
バランス(株式重視型) | 0.2446% | 0.2376% | -0.007% |
バランス(均等型) | 0.2546% | 0.2496% | -0.005% |
バランス(債券重視型) | 0.2646% | 0.2616% | -0.003% |
eMAXIS Slimシリーズへの影響は?
「業界最低水準の運用コストを目指し続ける」eMAXIS Slimシリーズの動向が気になるところですが、
eMAXIS Slim 全世界株式、新興国株式は、SBI・雪だるまに対抗し、既に楽天バンガードより低い信託報酬となっているため、今回の楽天バンガードの引下げは影響しないでしょう。
また、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は楽天・全米株式が対抗ファンドですが、今回の引下げの対象となっておらず、これも関係ありません。(投資先VTIの引下げがあるとしたら4月末頃かと思います)
以上、楽天・バンガード・ファンド信託報酬引下げのニュースでした。
尚、今回の公式発表では取り上げられていませんが、楽天証券 iDeCoで取扱っている楽天・インデックス・バランス(DC年金)も15%をバンガードVTに投資しており、実質的な信託報酬が従来の0.2078%から0.2058%程度に引き下げられるでしょう。(後日、交付目論見書で0.2058%に下がっている事を確認)
主なインデックスファンドの信託報酬・実質コストは下記記事を参照して下さい。(今回の楽天バンガードの引下げも反映済)