ファンド比較、運用状況、決算

【楽天・バンガード・ファンド(全世界株式・全米株式・新興国株式・米国高配当株式】3期目決算。実質コストは低下したか?

投稿日:2020年9月15日 更新日:

楽天投信投資顧問が運用する楽天・バンガード・ファンドが2020年7月15日に3期目の決算を迎え、その運用報告書がアップされましたので、これから各ファンドの実質コストをまとめます。

尚、決算を迎えたのは下記4ファンドです。

  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 楽天・新興国株式インデックス・ファンド
  • 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、決算期間を消費税増税前後に按分し、全て10%に換算して算出。
*消費税10%換算後の信託報酬・信託報酬以外のコスト、これにETF経費率を足した値を実質コストと定義します。

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楽天・全世界株式インデックス・ファンド 楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)】

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの実質コストです(投資先ETF経費率含む)

[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください。]

 期間信託報酬
(ETF経費率含)
年率
実質コスト
信託報酬
以外のコスト
消費税10%換算
(前期比)
1期目
決算
2017.9.29~
2018.7.17
0.2296%0.502%0.277%
2期目
決算
2018.7.18~
2019.7.16
0.2196%0.307%0.089%
(-0.188%)
3期目
決算
2019.7.17~
2020.7.15
0.2120%0.261%0.049%
(-0.040%)

3期目決算の実質コストは0.261%

2期目決算に比較し0.040%(*)、初回決算からは0.228%(*)も低くなっています。
*初回、2期目とも消費税10%に換算して比較

信託報酬以外のコストが0.049%ですので十分下がった良好な結果と言って良いでしょう。後述する楽天・全米株式と比較しても遜色ありません。
(例えば、同じく事実上のFOFのSBI先進国株式の信託報酬以外のコストは0.089%、現物投資のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の信託報酬以外のコストは0.091%)

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの詳細は下記記事をご覧ください。(ベンチマークとの乖離についても解説)

 

楽天・全米株式インデックス・ファンド 楽天・バンガード・ファンド(全米株式)】

楽天・全米株式インデックス・ファンドの実質コストです(投資先ETF経費率含む)

 期間信託報酬
(ETF経費率含)
年率
実質コスト
信託報酬
以外のコスト
消費税10%換算
(前期比)
1期目
決算
2017.9.29~
2018.7.17
0.1696%0.311%0.144%
2期目
決算
2018.7.18~
2019.7.16
0.1596%0.221%0.063%
(-0.081%)
3期目
決算
2019.7.17~
2020.7.15
0.1620%0.209%
0.047%
(-0.016%)

3期目決算の実質コストは0.209%

2期目決算に比較し0.081%(*)、初回決算からは0.097%(*)も低くなっています。
*初回、2期目とも消費税10%に換算して比較

既に2期目決算でも低くなっていましたが、3期目決算では信託報酬以外のコストが0.047%と、さらに下がりました。
(例えば、現物投資のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬以外のコストは0.044%。楽天・全米が事実上FOFである事を考えると、もう少し下がっても良いかな!)

楽天・全米株式インデックス・ファンドの詳細は下記記事をご覧ください。(ベンチマークとの乖離についても解説)

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楽天・新興国株式インデックス・ファンド 楽天・バンガード・ファンド(新興国株式)】

楽天・新興国株式インデックス・ファンドの実質コストです(投資先ETF経費率含む)

 期間信託報酬
(ETF経費率含)
年率
実質コスト
信託報酬
以外のコスト
消費税10%換算
(前期比)
1期目
決算
2017.11.17~
2018.7.17
0.2696%0.601%0.338%
2期目
決算
2018.7.18~
2019.7.16
0.2496%0.444%0.198%
(-0.140%)
3期目
決算
2019.7.17~
2020.7.15
0.2320%0.358%
0.126%
(-0.072%)

3期目決算の実質コストは0.358%

2期目決算に比較し0.140%(*)、初回決算からは0.212%(*)も低くなっています。
*初回、2期目とも消費税10%に換算して比較

ただ、同じく事実上FOFのSBI・新興国株式は信託報酬以外のコストが0.071%である事を考えると、未だ十分とは言えないでしょう。

やはり純資産が小さい事に起因していると推測します。

勿論、現物投資のeMAXIS Slim新興国株式は信託報酬以外のコストが0.221%で、これに比べると十分低いのですが、米国ETFを経由して新興国に投資する場合、三重課税という不利があるだけに、さらなるコスト削減に期待したいところ。

言い換えると、新興国株式に米国ETFを経由するメリットは、新興国特有の余計なコストがかからないところにあります。楽天・新興国株式インデックス・ファンドは、そのメリットを未だ十分に活かしきれていないと言えるでしょう。

楽天・新興国株式インデックス・ファンドの詳細は下記記事をご覧ください。(ベンチマークとの乖離についても解説)

 

 

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド 楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式)】

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの実質コストです(投資先ETF経費率含む)

 期間信託報酬
(ETF経費率含)
年率
実質コスト
信託報酬
以外のコスト
消費税10%換算
(前期比)
1期目
決算
2018.1.10~
2018.7.17
0.2096%0.467%0.262%
2期目
決算
2018.7.18~
2019.7.16
0.1896%0.334%0.147%
(-0.115%)
3期目
決算
2019.7.17~
2020.7.15
0.1920%0.290%
0.098%
(-0.049%)

3期目決算の実質コストは0.290%

2期目決算に比較し0.115%(*)、初回決算からは0.164%(*)も低くなっています。
*初回、2期目とも消費税10%に換算して比較

ただ、前述の楽天・全米株式の信託報酬以外のコストが0.047%である事を考えると、まだまだ高コストであると言わざるを得ません。

新興国株式同様、純資産の小ささが影響していると思われます。

 

まとめ

以上、楽天・バンガード・ファンド、4ファンドの3期目決算での実質コストまとめでした。

初回決算で実質コストの高さに驚いた方も多いと思いますが、2期目、3期目と徐々に下がってきています。

人気があり純資産総額も大きい全世界株式全米株式の2本は十分許容できるコストと言って良いでしょう。

一方、あまり人気がなく純資産総額も小さい新興国株式米国高配当株式は初回・2期目決算よりは下がったとは言え、まだ十分とは言えません。

尚、楽天・バンガード・ファンドは未だ信託報酬の引下げを行った実績がありません(投資先ETF経費率低下を除く)。ライバルのSBI・雪だるまeMAXIS Slimが積極的な信託報酬引下げを行い、その差が広がってきているだけに、楽天・バンガード・ファンドにも引下げを期待!

 

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