米国バンガード社サイトによると、同社のETF VOO/VTI/BNDの経費率が2019年4月26日付で引下げられました。
これに伴い、VTIに投資する楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)の実質的な信託報酬も引下げになりました。
[最終更新日:2019.5.14追記]楽天投信投資顧問より楽天・全米株式インデックスファンドの運用管理費用引下げの公式アナウンスを受けて更新。
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米国バンガード社 ETF VTI/VOO(/BND)の経費率引下げ
2019年4月26日時点で下表のように経費率が引下げられています。
Vanguard ETF | 経費率 (Expense Ratio) | ||
従来 | 改定後 | ||
VTI | Total Stock Market ETF | 0.04% | 0.03% |
VOO | S&P500 ETF | 0.04% | 0.03% |
BND | Total Bond Market ETF | 0.05% | 0.035% |
いずれも米国株式/債券に投資するETFです。
*上記3ETF以外にも、VEA、VUG、VV、VO, VTVが引き下げられています。
楽天・全米株式インデックス・ファンド ~楽天・バンガード・ファンド(全米株式)~の実質的な信託報酬も引下げ。
今回経費率引き下げとなったVTIに投資する楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)の実質的な信託報酬も引下げになりました。
(a)信託報酬 | (b)投資先ETF経費率 | 実質的な信託報酬 (a + b) | |
従来 | 0.12% (税込 0.1296%) | 0.04% | 0.16% (税込 0.1696%) |
改定後 | 0.03% | 0.15% (税込 0.1596%) |
*楽天投信投資顧問から2019.5.14に正式なアナウンスがありました。
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬も引下げらる可能性が高い?
*以下は、管理人の予測であり公式な情報ではありません。
常に最低水準の信託報酬を目指すeMAXIS Slim米国株式(S&P500)ですが、その信託報酬 0.160%(税抜き)は楽天・全米株式インデックス・ファンドに対抗して設定されたと思われます。
よって、楽天・全米株式インデックス・ファンドの(実質的な)信託報酬が引き下げられた場合、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)も対抗して引き下げられる可能性が高いでしょう。
予想される改定後の信託報酬は下表にようになります。
現状 | 改定後 | |
楽天・バンガード・ファンド (全米株式) | 0.16% (税込 0.1696%) | 0.15% (税込 0.1596%) |
eMAXIS Slim 米国株式 | 0.16% (税込 0.1728%) | 0.15% (税込 0.162%) |
*これまでeMAXIS Slimは税抜きで競合ファンドに対抗してきました。競合ファンドが米国ETFに投資するFOFの場合、米国ETFに国内消費税がかからない為、税込みではeMAXIS Slimの方が若干高くなります。
消費税率が10%に上がると、税込みでの信託報酬の差はさらに広がる事になります。
少なくとも上記信託報酬までは最低限引き下げると予想しますが、正確な値は三菱UFJ国際投信の正式なアナウンスを待ちましょう!
(税込で対抗、あるいは同率ではなく単独首位を目指してもらいたいけど・・・)
[2019.5.22追記]eMAXIS Slim米国株式が信託報酬引下げを発表しました。詳細は下記記事をご覧ください。