主に投資信託を使って投資を行う上でのマネックス証券の魅力を解説します。
[最終更新日:2024.9.26]米ドル買付時為替手数料無料継続。次回見直し2024年12月。
dポイント投資信託
[2024.7.2]米ドル買付時為替手数料無料継続。次回見直し2024年9月。
[2024.6.28]dカード投資信託積立サービス。
[2024.3.27]米ドル買付時為替手数料無料継続。次回見直し2024年6月。
[2024.3.23]クレカ積立上限10万円化とポイント還元率改定を反映。
2024.4.1からの米国ETF買い放題プログラムの対象銘柄変更
[2024.1.4]新NISA開始にともない一部表記修正。
[2023.12.24]米ドル買付時為替手数料無料継続。次回見直し2024年3月。
[2023.10.30]米国ETF 買付手数料実質無料銘柄 2023.11以降の銘柄に更新。
[2023.9.29]米ドル買付時為替手数料無料継続。次回見直し2023年12月。
[2023.8.3]米国ETF 買付手数料実質無料銘柄を最新の情報に更新。
[2023.6.30]米ドル買付時為替手数料無料継続。次回見直し2023年9月。
[2023.2.28]一部ファンドが投信クレカ積立の対象外に。
[2022.10.18]マネックスポイントで投資信託買付サービス開始(2022.10.20より)
[2022.8.25]米国ETF買付時手数料無料銘柄変更(2022.9.1より)を反映。
[2022.2.7]マネックスカードによる投信積立還元率決定。
[2021.6.12]米国株・ETF定期買付サービス、配当金再投資サービス開始
[2021.5.19]マネックスカードの情報を追加。
[2020.4.9]即時入金対応銀行追加。
[2020.1.28]投資信託毎日積立に対応。
iDeCoにeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)追加。
MONEX ONE サービス終了。
[2019.12.17]各種手数料引き下げを受けて更新。
[2019.10.2]MONEX ONEの2019年12月サービス提供中止を追記。
[2018.7.8]初版
見出し
投資信託 ~低コスト・インデックスファンドのラインアップ~
低コスト・インデックスファンドのラインアップ
マネックス証券は、SBI証券、楽天証券と並び、殆どの低コスト・インデックスファンドをラインアップし、そして新規に設定されるファンドもいち早く取扱うことが多い証券会社です。
マネックス証券で取扱っている主なインデックスファンドは、
- eMAXIS Slim シリーズ
- ニッセイ<購入・換金手数料なし> シリーズ
- 楽天・バンガード・ファンド シリーズ
- たわらノーロード シリーズ
- iFree シリーズ
いずれも、最低水準の信託報酬で、低コストでインデックス投資が可能です。勿論、購入時手数料は無料です(ノーロード)。
全ての投資信託の購入時手数料が無料(ノーロード)
マネックス証券で取扱う投資信託は全て購入時手数料が無料(ノーロード)です。
*従来は積立買付のみ実質無料(キャッシュバック)でしたが、2019.12.13より全て無料となりました。
マネックス証券での投信つみたて
マネックス証券では3つの投信つみたて方法が用意されています。
*この3つに加え後述するクレジットカード積立もあります。
自動つみたて | 銀行deつみたて | ウェブかんたん 銀行つみたて | |
積立買付日 | 買付日を指定 | 毎月7日の翌営業日 | 買付日を指定 (月複数回の買付も可) |
引落口座 | マネックス証券 口座 | 全国の金融機関 口座(*1,3) | 指定金融機関 口座(*2,3) |
申込単位 | 100円以上 1円単位 | 1,000円以上1円単位 | |
積立購入時 申込手数料 | すべて無料(ノーロード) | ||
NISAでの 利用 | NISA対応 | NISA対応 | NISA対応 |
(*1)都市銀行、地方銀行(第二地方銀行含む)、ゆうちょ銀行、ネット専業銀行、ゆうちょ銀行など
(*2)みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、PayPay銀行、楽天銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、auじぶん銀行、イオン銀行、SBI新生銀行など
(*3)銀行引落手数料無料
通常購入 ~100円から購入可能~
通常購入(スポット購入)、及び上記「自動つみたて」では、
100円以上1円単位
で投資信託を購入出来ます。
dポイントで投資信託購入が可能
*2024.9.27から始まるサービスです。
dポイント(期間・用途限定ポイント含む)で投資信託購入が可能です。
1ポイントから利用可能、1カ月当たり上限50,000ポイントまで使えます。
*dアカウントとマネックス証券口座の連携が必要
*課税口座・NISA口座とも対象。ただしNISAつみたて投資枠には使えません。
「毎日つみたて」も可能
上記「自動つみたて」では究極のドルコスト法とも言える毎日積立も可能です。(2020.1.26より)
指定した金額(100円以上1円単位)で、(非ファンド営業日を除く)毎日積立てる事が出来ます。
また、月額を指定し(2,300円以上1円単位)、それをファンド営業日で割った金額を毎日積立てる設定も可能です。
*NISA(つみたて投資枠)でも「毎日つみたて」に対応しています。
マネックス証券 実はお得な100円購入 ~端数処理~
(以下、公式情報ではありませんので保証の限りではありません)
100円のように少額で投資信託を購入する場合、その購入口数の小数点以下の端数の影響が大きくなってきます。
マネックス証券で実際に100円で投資信託を購入した結果、小数点以下切上げされるようです。
その投資信託の基準価額にもよりますが、例えば基準価額が20,000円なら最大2%お得に購入出来る場合があるという事です。
*2020.2時点で依然切上げである事を確認。
新NISAにも対応
マネックス証券では2024年から始まった新NISAにも対応しています。
新NISA つみたて投資枠では金融庁が認定した投資信託しか購入する事が出来ませんが、マネックス証券では、その認定ファンドの殆どを取扱っています。
認定ファンドといっても、類似のファンドにも関わらず、その信託報酬には大きな幅があります。殆どのファンドを取扱っているSBI証券、楽天証券、そしてマネックス証券なら最もコストの低いファンドを自由に選んで購入出来ます。
*銀行等多くの金融機関のNISA(つみたて投資枠)では投資できるファンドが数本だけに限定されています。
資産設計アドバイス MONEX VISION βが便利
資産設計アドバイスのツールであるMONEX VISON βを使えば、保有する資産のリスク・リターンを把握できます。
具体的数字は表示されませんが、個々の資産クラスや「有効フロンティア曲線」(それぞれのリスクで最もリターンが大きくなる点を結んだ線)に対して、自分のポートフォリオの相対的なリスク・リターンを知る事が出来ます。
また、その結果に対するアドバイスも表示されます。
尚、実際に保有する投資信託ではなく、いろいろなアセットアロケーションを自由に作成し、その結果をも見る事も出来ます。(証券総合口座、NISA口座などの選択を外し、外部資産で各資産クラスに適当な金額を入力)
アセットアロケーションを決める際にも使える便利なツールです。
下図は8資産に均等に投資した場合の一例です。
勿論、MONEX VISON βはマネックス証券の口座を開設するだけで、無料で使用できます。
米国株式ならマネックス証券
マネックス証券は米国株式に力を入れている証券会社の一つです。
米ドル買付時の為替手数料が無料
取引手数料などはSBI証券、楽天証券と基本的には同じですが、現時点(2024.9)で買付時の円から米ドルへの為替手数料が無料です。
*2019.7.8のキャンペーン開始以来、無料が継続しています。
今後は定期的に見直し、次回の見直しは2024年12月となっています。
買付手数料が実質無料となる米国ETF ~米国ETF買い放題プログラム~
マネックス証券では特定の米国ETFに限り買付手数料(税抜)を全額キャッシュバックする「USAプログラム(米国ETF買付応援プログラム)」を実施しています(2020.1.2より)が、2022年9月より「米国株ETF買い放題プログラム」と名称変更(+銘柄変更)し、さらに2023.4.3には4銘柄追加、2023.11.1には5銘柄を追加(1銘柄削除)して実質無料となる対象銘柄も合計21本に増えました。
その中には人気のバンガード社 ETF VTやVOO、VTIなども含まれています。
ETF | 経費率 |
全世界株式 | |
バンガード トータル ワールド ストックETF【VT】 | 0.07% |
グローバルX AIビッグデータETF【AIQ】 | 0.68% |
グローバルX リチウム&バッテリーテックETF【LIT】 | 0.75% |
グローバルX サイバーセキュリティーETF【BUG】 | 0.50% |
グローバルX 自動運転&EV ETF【DRIV】 | 0.68% |
グローバルX ウラニウムETF【URA】 | 0.69% |
グローバルX スーパーディビィデンド-世界株式 ETF【SDIV】 | 0.59% |
グローバルX・ブロックチェーンETF【BKCH】 | 0.50% |
米国株式 | |
バンガード S&P 500 ETF【VOO】 | 0.03% |
バンガード トータルストックマーケットETF【VTI】 | 0.03% |
インベスコ NASDAQ100 ETF【QQQM】 | 0.15% |
SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF 【SPYD】 | 0.07% |
iシェアーズ・コア・米国高配当株ETF【HDV】 | 0.08% |
グローバルX NASDAQ100・カバード・コールETF【QYLD】 | 0.60% |
グローバルX S&P500・カバード・コールETF【XYLD】 | 0.60% |
グローバルX 米国優先証券ETF【PFFD】 | 0.23% |
グローバルX 高配当・優良・米国株 ETF【QDIV】 | 0.20% |
新興国株式 | |
ウィズダムツリー インド株収益ファンド【EPI】 | 0.84% |
ヴェンエック ベトナムETF【VNM】 | 0.72% |
米国債券 | |
iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF【AGG】 | 0.03% |
金 | |
SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト ETF【GLDM】 | 0.10% |
米国株・ETF定期買付サービス
マネックス証券では米国株・ETFを指定した日に毎月自動的に買い付けることが出来ます。
これで米国株・ETFの積立投資が容易に行えるようになります。
尚、同様のサービスをSBI証券でも実施しています。
米国株・ETF配当金再投資サービス
株式・ETFから配当金・分配金が出るのは嬉しい事ですが、資産形成期においては、この配当金を再度投資に回す方が効率的です。
ただ、これが面倒に感じる方も少なく無いかと思います。
マネックス証券なら、この配当金を自動的に再投資してくれます。
配当金だけでは買付株数に端数が出る、1株の買付金額に満たないような場合、預り金から自動的に充当してくれるオプション機能もあります。
このような配当金再投資サービスは、SBI証券、楽天証券にはなく、マネックス証券の大きなメリットの一つです。
*所謂DRIPというサービスですが、米国DRIPとは異なり税制上のメリットはありません。
個人型確定拠出年金(iDeCo)で最もおすすめできるのがマネックス証券
マネックス証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)には、eMAXIS Slimシリーズを中心に低コストのインデックスファンドをラインアップしています。
特に、eMAXIS Slim先進国株式インデックス、eMAXIS Slim新興国株式インデックス、そしてeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、その信託報酬で他社のiDeCoを圧倒します。
そして1本のファンドで全世界の株式に低コストで投資できるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)もラインアップされています。
アクティブファンドでは人気のひふみ年金をはじめ、過去においてはひふみ投信をも上回る成績を残しているSBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>、スパークス・新・国際優良日本株ファンドなどもラインアップされています。
さらに、eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンドシリーズ」をコンセプトとしており、長い付き合いとなる個人型確定拠出年金にとって最適なファンドと言えるでしょう。
また、60歳以降の受給時にも、一部を一時金、残りを年金として受給する併給に対応、年金受給時の受取年数の選択の自由度も高く、受給制度も優れたものになっています。
公式サイトマネックス証券 iDeCo
平等抽選のIPO
マネックス証券ではIPO(新規公開株)も取扱っています。
ネット証券の中では取扱い数も多く、なりより資金力(申込数)に関わらず公平に抽選してくれるのが一般の投資家にとっては嬉しい所。
尚、マネックス証券のIPOは完全前金制を採用しており、抽選参加時(ブックビルディング)に、それに相当する買付余力が必要です。
また、同時に複数銘柄の抽選に参加する際は、それぞれに前受金が必要となります。
IPOに参加するなら、是非口座開設しておきたい証券会社の一つです。
dカード、マネックスカード(クレジットカード)での投資信託積立 ~最高水準のポイント還元率~
2022年2月25日よりマネックスカードによる投資信託積立のサービスを開始しました。
さらに2024年7月5日よりdカードによる積立サービスも始まりました。
*2023.3より国内債券を中心とした一部ファンドがクレカ積立の対象外となりましたが、株式などの超低コストファンドは対象ですので、多くの方にとって問題ないでしょう。
勿論、クレカ積立でポイント還元があります。
還元率は下表。
積立金額 | スタンダード(課税・NISA口座) dカードGOLD(課税口座) | dカードGOLD & NISA口座 |
~5万円 | 1.1% | 1.1% |
5万円超~ 7万円以下 | 0.6% | |
7万円超~ 10万円以下 | 0.2% |
月5万円までの投信積立によるポイント還元率は1.1%。主要ネット証券(スタンダートカード)での最高水準の還元率です。
*通常ショッピング時の還元率は1.0%
尚、5万円超の部分は還元率が下がり、例えば月10万円投資なら実質0.73%の還元率になります。
但し、dカードGOLDでNISA口座なら月10万円まで1.1%です。
マネックスカードの年会費は初年度無料、年1回以上(投信積立を含む)の利用で翌年度年会費が無料となるクレジットカード。
さらに、カード特典として即時出金サービスが毎月5回無料となります。
獲得できるポイントはマネックスポイント。
マネックスポイントはdpoint、Tpoint、nanaco、Ponta、waon等に交換できる他、投資信託の購入(積立を除く)にも利用できます。
*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座を開設する必要があります。
公式サイトマネックス証券
*dアカウントとマネックス証券の証券総合取引口座を連携させると、マネックスポイントのかわりにdポイントがたまります。
マネックス証券の入金方法
即時入金サービス
即時入金サービスは、ネット上の手続だけで、提携金融機関からマネックス証券口座に即時に資金を入金できるサービスです。(利用できない時間帯、曜日があります)
提携金融機関は下記銀行。
SBI証券の住信SBIネット銀行、楽天証券の楽天銀行といった、証券・銀行口座の連携サービスはありませんが、この即時入金サービスを使えば問題ないでしょう。
勿論、無料で利用できます。
その他の入金方法
上記、即時入金サービス、通常の振込による入金、さらに定期自動入金サービスもあります。
定期自動入金サービスは、毎月指定した金額(10,000円以上)を、指定した金融機関から毎月27日に引落し、マネックス証券に入金するサービスです。
一部信用金庫・農協などを除き多くの銀行等が対応しています。
手数料は無料で利用できます。
まとめ
以上、主に投資信託を使って投資を行う上でのマネックス証券の解説でした。
SBI証券、楽天証券とならび、多くの低コスト・インデックスファンドの取扱い、
そして、MONEX VISON β等のツールの素晴らしさがマネックス証券の強みです。
NISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)も魅力です。
さらに、米国株・ETFにおいては、積極的にサービスの拡充を行っており、定期買付サービスや配当金再投資サービスはマネックス証券ならではの魅力的なサービスです。
公式サイトマネックス証券